2005J1リーグ第2節 川崎フロンターレ△3-3△浦和レッズ＠等々力陸上競技場
当日早朝、↑を書いて喝を入れねば、と感じるほど具合が悪かった。おまけに電車に乗ったら、疲弊していたせいか過呼吸＆激しい動悸まで……。自宅で横になっても悪化するばかりで、「いいや15:30に間に合えば」と思いながら3時間ちょっと眠り、お昼頃出発した。か、過呼吸のせいで苦しくてマスクができん。でも激しいくしゃみが。何とかしてくれー。
横須賀線と南武線を乗り継ぎ、武蔵中原駅から徒歩でスタジアムへ。今日の試合のフラッグがズラリと下がっていたけど、「川崎フロンターレJ1ホーム開幕戦 浦和レッズ」と、どう見てもレッズの文字の方が大きかったのには、ちょっと笑ってしまった。道に出ていた看板で、「フロンターレカラーのラーメン」というのも気になった。スープが水色なんだろうか。
今日のチケットはホームAゾーンで、2番ゲートから入った。先週に引き続いてJリーグノートをもらう。キックオフ1時間45分前くらいの到着で、出足が遅かったと焦ったものの、望み通り、アウェイゴール裏に限りなく近いゾーンに２つ並びの席を確保できた。スタジアム全体を見渡すと、アウェイゴール裏やそこに近いゾーンがぎっしり人が入ってるのに、ホームゴール裏はスカスカ。やっぱりレッズサポって来るのがすごく早いんだな〜と実感。メインスタンド側の割合は不明だけど、最終的には、水色と赤が半々くらいだったような……（報道されていた「川崎7割」はないと思う）。例のダンマクは「チケット死守できた？負けへんで！」だった。
……それにしても、空がどんどん曇ってきたぞ。風も強くなってきて、さ、さ、さいしんカップの時よりさ、さ、寒い……。家を出る時の陽気に惑わされ、割と薄着でカイロを3個しか貼っていなかったことを悔やむ。ガタガタ震えながら練習などを観ていたら、キックオフ20分前頃になって、大風邪をひいて私以上に体調の悪い彼が到着。この具合の悪さを吹き飛ばしてくれるような、エキサイティングな試合を！
……と思ったのに、今日のレッズは私たち以上に調子が悪く、試合開始後あれよあれよという間にPKを取られ、ジュニーニョにあっさり先制されてしまった。その後も押し込まれっぱなしで、選手たちが団子みたいにゴチャッと固まり、相手選手に簡単に抜け出されてしまう。仕事きっちりの酒井が1点取り返したものの、ペースを奪うまでには至らず。セカンドボールは全部取られちゃうし、フロンターレの勢いに完全に振り回されているような印象。ジュニーニョ、速っ！！
不安なまま迎えた後半、また2点取られて3-1に……。交代で入ったウッチーが、ものすごい勢いでゴールを防いでくれなければ、4点取られてたかも。フロンターレは去年のJ2でぶっちぎりの強さだったし、PSMでFCに勝ってるし、決して楽勝できるとは思ってなかった。でも、これほどまでに苦戦するとは……。寒さも手伝って、正直凹みそうになった。エメも達也も本調子にはほど遠く、特にエメは思い通りにいかないせいか、イライラして持ちすぎる→フロンターレの選手に囲まれてボールを奪われる、という場面が目に付いた*1。
岡野とカニが交代で入ってから、ようやくレッズが動き出した感じ。岡野が決めた時は、去年の「ただいま」ゴールを思い出した。間髪をおかず、チャントはPRIDE OF URAWAに切り替わる。今日は座っての観戦だったので、指定席モードでチャントを歌ってたけど、たまらず大声になってしまう。3-2でロスタイムに突入、去年のナビスコ予選市原戦や磐田戦の再来を信じて歌う。どれくらい経ったか判らない時、ぬおおぉぉと飛び込んできた闘莉王が、こぼれ玉をヘッドで押し込みゴール！！！！ その瞬間、ホームAゾーン・レッズ側の人々は総立ち！ もう半泣きになってただただ叫んでいた。
勝ち点1を取るのがこんなに苦しいことだとは……。次節、いや来週のナビスコ予選こそは、立ち上がりからレッズらしい試合が観たい。
フロンターレは攻撃的だしスピードがあるし、すごくいいチームだと思った。「FWに比べるとDF陣は劣る」とか何処かに書かれてたけど、エメも達也も厳しくマークされてたし、全くそんなことはないんじゃないかと……。
過呼吸だの何だのは収まったけど、強風のせいか花粉症がひどくなった（涙）。
●等々力陸上競技場について
武蔵中原駅から歩いて15分弱くらい。全体的に歩道が狭かったけど、駒場に比べると駅から近い感じがした。新丸子駅から歩いてきたという彼も、同じくらいかかった模様。あまりに寒かったので、帰りは武蔵小杉駅までバス（200円）に乗ったものの、かなりの渋滞で時間がかかった。歩いているレッズサポを大勢見かけたけど、その方が早かったかもしれん。
メインスタンド側に席を取ったけど、こちらに屋根はなく、ゴール裏とバックスタンドにはある、というのは珍しい構造のような。コーナーの延長線上くらいに座ったので比較的観やすかったけど、客席とピッチが遠いので、ゴール裏、特に1F（超密集）からは観にくかったのでは……と思う。
アウェイゴール裏2Fに電光掲示板、ホームゴール裏2Fにオーロラビジョンが設置されていて、アウェイ客に優しい構造。そのオーロラビジョンでは、キックオフ1時間前くらいからフロンターレ応援番組（？）が流れていた。「J1各チームの監督に聞いたフロンターレの印象」みたいなコーナーがあり、とりあえず、関塚監督は皆に昔からよく知られているらしい、ということは判った。そして選手紹介は、大きい背番号の選手から順にすごい速さで全選手の顔と名前が映し出され（12はサポーター）、その後改めて本日のスタメンを発表、という感じだった。
で、スチャダラパーはいつ出るんだ？と思ったら、スタメン発表の後だったかに突然登場。いちいちブーイングでお出迎えする（苦笑）レッズサポ。フロンタサポの反応を気にしてか、「あのー、僕ら一応川崎出身なんでよろしく！」と煽り、「よーし、フロン太くん行くぞー！」とか言いながらシュートして終わり、というものだった。1曲くらい歌うのかと思ったら……あれは何だったんだろう*2。
ハーフタイムには、引退した浦上選手のご挨拶があった。こちらはレッズサポも拍手。「レッズサポーターの皆さん、少しだけ時間をください！」というようなことを言っており（確か）、さわやかスポーツ選手といった印象。
そういえば、フロン太くんを見た彼が「あの生き物は何？」と言っていた。イルカだよね？
●この日のフロンターレサポの応援
楽しみにしてたんだけど、あまりの試合展開と寒さとでよく覚えてない。残念。
- 「川崎華族」の人たち（？）やコアなサポーターはゴール裏ではなくバックスタンドのコーナー寄りに陣取り、水色のバンデーラが張られていた。珍しい。ゴール裏は大旗を振る人々とお子さまたちの席、という感じに見えた。
- そのコアサポのいる辺りに張られていて目立ってたのが、「FORZA（金色の人マーク）KAWASAKI」と、「ＢＬＯＯＭ KAWASAKI WITH ALL OF YOU」「前へ。共に」のダンマク。ほか「PLAY LOUD（ペンキみたいなドロッとした文字）」「30（ハート）タクミ」「3（ハート）サハラ」「GET！ケンゴ〜〜ル」など。
- 「浦和レッズサポーターの皆さん、本日はご来場ありがとうございます」というようなアナウンスがあった時、拍手が……。「相手サポに拍手する」というのは本当なんだ、と思った。実は嬉しかった（普段、他サポからすごい煙たがられてるので）。
- アウェイゴール裏入場ゲート＆2番ゲート以外で水色の紙が配られたらしく、選手入場の時だったかに皆が掲げていた。その時掲げられていたゲーフラは、青と黒を基調にターゲットマークを描いたもの、大きな鼻の人のイラスト（ダンマクでもあった）のが目に付いた。
- この時、横長のビッグフラッグも掲げられてたけど、強風で真ん中が膨らんじゃって大変そうだった。
- こちらのチャントが始まるとやや聞こえにくくなったものの、声はかなり大きかった。
- 太鼓が少なくとも２つ以上、あとシンバルも使われてて、リズムを刻むのが上手いな〜と思った。
- ジュビロの「♪アレアレア〜ァレ〜」と同じメロディで「♪フロ〜ンターレー、フロ〜ンターレー」と歌うチャント、マリノス他多数の「♪オー、Fマリノース」と同じメロディのチャントもあった気がする。
- 「バスケットケース」のメロディのチャントがあると聞いてたけど、この日は歌ってたかどうか記憶にない。
- 「フロンターレ」と「川崎」を基調としたシンプルな歌詞のチャントが多かった気がする。
