ナビスコカップ予選リーグ第4節 浦和レッズ○1-0●ヴィッセル神戸@駒場スタジアム

朝、シャワーを浴びて着替える時、どのサポート服にしようかしばし悩んだ。今年はアウェーと、「ここ一番」の時はレプリカを着ている。でも何だか今年は「ここ一番」ばっかりだしなぁ……。
今日は予選リーグ最後のホームゲーム、しかも駒場であることを思い出し、プレイヤーズTシャツ(11番)を着ていくことにした。このプレイヤーズTシャツは、去年の7/17(やはり予選リーグ最後のホームゲーム@駒場)にも着ていったもの。試合終了10分前くらいにジェフに先制され、長谷部がすぐに取り返し、岡野がロスタイムに逆転ゴールを決めたあの試合に。

ただし去年と違うのは、今日のチケットを持っていなかったこと(涙)。しかも2人とも、「求ムチケット」の必需品であるボード作成用の紙を忘れて出てしまうという体たらく。彼の方が40分ほど早く駒場に着き、通りかかるレッズサポに「チケット余っていませんか」と聞いて回ってたそうだけど、闘莉王Tシャツ着用のダフ屋と間違えられたのか(いるのかそんなダフ屋)、神が現れる気配がなかったそう。
やはりボードなしではダメかも分からんねと、読んだら処分しようと思っていたハードカバー本の表紙を取り除き、裏の白い部分に「今日のチケット2枚譲ってください云々」と書いた(爆)。びよびよに折り目がついたそれをひっそりと出していたら、5分も経たないうちに「バックスタンドの大人と小中が1枚ずつあるんですが…」と声をかけてくださる男性が! 「大人1枚だけでもいいですか?」と聞いて快諾していただき、感謝しつつお金を払う。さらに「ゴール裏なら1枚余ってますよ」と、お子さんを抱いたお父さんが声をかけてくださった。「ゴール裏でも大丈夫ですか?」って、勿論ですよ! このお二方には心から感謝しております。本当に本当にどうもありがとうございました(嬉泣)。


そんな感じで、2人ともスタジアムに入れることになり、入口でMDP、先週と同じクッキー3枚(ごちそうさまでした)、vodafone×REDSのビニールバッグなど受け取る。バックスタンドもゴール裏も捨てがたいと迷ってたんだけど、結局彼がゴール裏、私はバックスタンドに行くことにして別れた。
駒場のバックスタンドは初めて。去年は、3時間前の時点で階段にまで人がびっしり座ってて場所なんかなかったし、今年からはゴール裏と分断されてシーチケ席になってしまい、私なんて次はいつ座れるか判らない高嶺の花な場所。……それなのに、入ったら空席が目立つこと。前の方が空いてたので場所を取り、一旦コンコースに出て戻ったら、席詰めが行われたらしく、さらにまとまった空席ができていた。私の横は4席ガバッと空いている。そこには、キックオフ直前に来た人が2人ほど座ったけど、それでも2席は試合終了まで空いたまま。辺りを見回すと、そんな風な空席がチラホラ。なんてもったいない! 向かい側のメインスタンドにもやたらと空席がある。おいおい、「予定枚数終了」じゃなかったの? 今日みたいな手段でしか駒場に入れない私としては、何だかやりきれない気持ちになってしまった。
アップが始まってびっくり。日立台ほどではないけど、選手たちの表情まで判るほど*1近い。これは応援に熱が入るな〜と思っていたら、バックスタンドの人ってかなり静かなのですね……。(物理的に)選手に一番近い場所なのに手拍子すらしない人も結構いて、ちょっとショック。まあ、棲み分けってこともあるから仕方ないのかな。ただ、SB席のように「普通ボリュームでチャントを歌うことすらはばかられる」雰囲気ではないのはよかった。幸い、近くに野次ラーや指示ラーはいなかったし。ゴール裏に合わせて「♪アーレーフォルツァ浦和ーレッズ!」とか歌ってたら、右後方から大声で歌う声が。左後方からも頼もしきボリュームの歌声が降ってくる。これらの声に助けられて、結局、ゴール裏にいる時とほぼ同じような声量でチャントやコールを発してサポートできた。やっぱり「PRIDE OF URAWA」は歌う人が多いんだな〜と実感。
一方、東ゴール裏に行った彼の方は、クルヴァの前から数列目で、時折気合い水を浴びながら全力サポートをしていたそうな。試合終了後、「まだテンションが普通に戻らない」と言いながら現れた時は驚いた。


試合は膠着状態がずっと続き、点を取られる気はしなかったけど、点が入る気配も感じなかった。ハーフタイムの喫煙所では「つまんない試合だな〜」という声も聞こえたほど。今日は悪いレッズ(持ちすぎ、個人技オンリー、ドリブル突破頼みで失敗)ではなかったのに……やっぱり、粘着質気味にぴったりくっついてくるヴィッセルの守備が堅かったからか。徐々に前線の3人が孤立し始める。啓太、また枠内シュートだったのに! アルパイ、堀之内、惜しかった!! 和多田が出てこなかったのは意外。
0-0のまま突入した後半ロスタイム。こんな時、いつも脳裏によぎるのは、冒頭に書いた7/17のこと、それと、去年8/29のジュビロ戦のこと。絶対にあきらめちゃダメだと熱を込めて歌っていたら、長谷部パス→岡野クロス→エメヘディング、ゴール決まった! もうバックスタンドも総立ち!! いや〜もう、なんて劇的な。
ラッキーも運のうち*2運も実力のうち、というか。目指すサッカーを体現できていない状況でも、勝ち点を取ってるって辺りは評価したいと思う。ただ残念なのは、歓喜のあまり、アルパイの岡野お姫様抱っこを見逃したこと(苦笑)。

●今日のヴィッセルサポの応援

人数少なっ! ナビスコカップ、遠方アウェー、駒場(←出島チケもレッズサポが取っちゃってる可能性高し)となると、仕方ないんだろうか。しかも、100人いるかいないかって状態だったのに、両端の人たちはまったり座って観ていて、ちょっとびっくり。

  • そんな中、真ん中に陣取って熱くサポートしていた一握りのコアサポは印象的だった。「13」「激」「北本久仁衛(日の丸付き)」など、人数の割にはゲーフラが沢山掲げられていた。
  • ダンマクは「ULTRAS KOBE」「栗原圭介」(以上、白地に黒文字)「集中執念」(赤地に縦書きの白文字)「BANDO」「播」(以上、クリムゾンレッドの地に白文字)「BOA SORTE KAZU 11」(青と赤が基調)など。
  • フラッグも結構振られてた。キックオフ10分前くらいから応援が始まってたように思う。

(過去のヴィッセルサポの応援に関するエントリー)
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050319

●頭ぐるぐるコール&チャント

「エンターテイナー」のメロディを使ったチャント

レッズ側が静観タイムの時に歌ってて、唯一聞こえたチャント。やはり少数精鋭なのか、人数の割には声は大きかった。

*1:反応の遅い副審に苦笑いする平川@前半とか

*2:昔、某解説者がこう言ったらしい