開かずの引き出しを開けたら

CD棚が邪魔して「開かずの間」状態になっていた、作りつけベッドの下の引き出し3つを8年ぶりくらいに開けた。うへー、とっくに処分してたと思った本が30冊くらいゾロゾロ出てきたよ〜。昔買ってた『美味しんぼ』の単行本まで中途半端に……。こうなると掃除にならず、「やっぱり『美味しんぼ』は、山岡さんがクールで栗田さんが初々しかった初期*1の頃がよかったなぁ」などと思いながら読みふける羽目になるのだった。
そして一番困ったのは、中学生の頃趣味で書いていた「小説」までどっさり出てきたこと。当時、新井素子氷室冴子といったコバルト文庫作家に感化され、それらの方々の文章を足して10で割り(2で割るほどの才能はなし)、100発殴り、さらに20日間ほど腐らせたようなシロモノをしこしこと書いていたのだった。一人称は勿論「あたし」で、話し言葉文体。しかもご丁寧に「あとがき」までついてるよ! 誰にも見せたことがないのに「読んでくださってありがとうございました」とか書いてある!!(激恥)
怖いもの見たさで一度読んでから捨てたいんだけど、原稿がバラバラで揃えるところから始めなければならず、時間がない。とりあえず荷物としてまとめようかとも思うけど、これだけで段ボール1箱分ある。まいった。おまけに、私に感化されて「小説」を書き始めた、当時小学生だった従妹の原稿まで何故かある。従妹とは疎遠になっちゃってるけど、彼女は私と違って真っ当な社会人になってるし、こんなの送りつけられても困るだろうなぁ。

*1:巻が進むにつれて、山岡さんは妙にお調子者に、栗田さんは図々しくなってきた気がする