アルパイ……(号泣)

あまりにも突然すぎて、どうにも気持ちの整理がつかず、なんて書いたらいいのやら……。

■05.06.30 [ アルパイ選手の契約解除について ]
浦和レッズでは2004年7月より1年間在籍のDFアルパイ選手(32歳)との契約を解除致しますので、お知らせ致します。
今後の動向等につきましては、別途お知らせ致します。 

昨日、スポーツ紙で「契約解除か?」と報道されていたことは知らなかった……。今日、公式で正式に発表されたのを見た途端涙が出てきて、しばらくグズグズ泣いてしまった。サッカーにはこういうのがつきものだとは頭では判っていても、心の方はそう簡単に「あ、そうなの」とはいかない。ましてやアルパイは、観戦歴の浅い私にとっては、「自分が応援する浦和レッズに来てくれた初めての外国人選手」なのだ。
7/3のホームゲームで、アルパイのプレイヤーズTシャツを購入しようと考えていた矢先だった。今年は誰のにするかずっと決めかねていたんだけど、ナビスコのアウェイ新潟戦で不公平なジャッジで退場になった姿を見て、アルパイの3番にしよう、と思ったのだった。「これからも共に戦いたい」という願いを込めて……のつもりだったのに、遅すぎた(涙)。今のDF陣に不満がある訳ではないけど、もう一度、アルパイ・闘莉王・ネネの高くて強い3バックを見たかった。
「新外国人獲りたいからイラネ」ではなく、犬飼社長の「(審判のレベルが低い)Jリーグでプレイさせるのは可哀相」=アルパイの能力をいかんなく発揮できるリーグに移籍した方が幸せ、というフロントの判断から来たものだと信じたい……そうでなくちゃ納得できない。早くよい移籍先が見つかりますように。
練習にはいつも早く来て、決して手を抜かず真剣に取り組んでいたというアルパイ。いつでもファンににこやかに挨拶していたというアルパイ。今回の再開前にもきちんと戻ってきていたアルパイ。プロ意識のとても強いアルパイ。
力強いクリア、激しいタックル、たまに上がって行っちゃう姿、アルパイのワールドクラスのプレイを生で観、ともに戦えたことは幸せでした。サポーターに「まかせとけ!」と胸を叩く姿、ゴールマウスにレッズのフラッグを立てていた姿、肋骨にひびが入ってるのに日本に残って天皇杯で戦ってくれた勇姿etc.……ずっと忘れません。本当に本当にどうもありがとう。これからの前途に幸多からんことを祈ります。
でも、ピッチに立つ姿をせめてもう一度だけでもいいから見たかった。駄目だ……また泣けてきた。