2005J1リーグ第16節 柏レイソル○3-0●浦和レッズ@国立競技場

絶句。ひどすぎ。もうがっくり。
今シーズンではセレッソ戦@駒場が最悪だと思ってたけど、さらにその上を行く悲惨さだった。守備も攻撃もメチャメチャ、おまけに闘争心のかけらすら感じられない。試合終了後は頭に来て、「全員浦和まで走って帰れ!(都築だけは途中までバス乗車可)」と言いたくなってしまったほど。


アルディージャ戦の悪かったところを修正し、前半からレッズらしくガンガン攻撃を仕掛けてくれるだろうと期待しつつ席に着いた。……ん? んん? なんか今日も勢いがない。前半わずか5分で、玉田に目の前で枠内シュートを打たれた時は凍りついた。その後もパスの出しどころがなくてうろうろするわ、挙げ句レイソルの選手にパスを出しまくるわ、ボールを奪われても追わないわ、あっさり抜かれるわ、数少ないシュートを相変わらずふかすわ……連係プレーはゼロ、修正どころか劣化してるよ(涙)。一体どうしちゃったんだ? 今日、レッズがペースをつかめた時間ってあっただろうか。シュートだって、5本打ったか打たないかだったような気がする(南が暇そうにしてた…orz)。都築が今日も頑張ってセーブしてくれなかったら、6-0とかにされてもおかしくなかったかも。
永井、エメが移籍した今だからこそ真価が問われる時なのに。期待してるのに。今日は何もしてなかったように見えたよ……「エメ抜きのFW陣は全然怖くない」とか言われてもいいのか?
レイソルはとてもよかった。矢野貴章クレーベル、コバリョウと、日立台で観た時はイマイチ良さが判らなかった選手が大当たり。スタメン発表で、平山ではなく増田の名を見て「そう来たか!」と思っていたら(でも、ちょんまげ頭で一瞬誰だか判らなかった)、その増田も攻撃の起点として大活躍。何も、レッズとの対戦でいいところを見せてくれなくても……。
後半、イライラしているのがはっきりと判る闘莉王が、左サイドでボールを持ってどんどん上がって行った。「俺が何とかせねば!」と思ったんだろうけど、それよりも矢野貴章をきっちり抑えて欲しかった……。これまではアルパイがきちんとカバーしてくれていたんだろうなぁと、今さらながら不在を嘆いてみたり。そして、アレックス*1が蹴ったボールが顔面に当たり、ウッチーが引っくり返った瞬間を見て、私の心はポッキリと折れてしまった。何処に蹴ってるんだ、何処にいるんだ。嗚呼。


スタメンを固定するのってどうなんだろう……。固定するとコンビネーションが熟成する気がするし、逆にマンネリ化&試合に出てない選手の勘が鈍る気もする。今日に関しては完全に後者の印象。前々節から全くメンバー&フォーメーションが変わらないんじゃ、そりゃ対策を練られちゃうだろうよ。前線の交代枠が岡野・西谷というのも、2人には申し訳ないけど、正直厳しいなぁと……。レイソルは増田を入れ、交代枠に宇野沢・チュンソンと、生きのいい若手FWを用意してたのに。
レイソルは上り調子、レッズはピッチ外のゴタゴタも続いて完全に下り坂。ダメだ、今日は前向きな気持ちに全くなれない。


でも、今日の私もダメダメだ。最後まで後押しができなかった。「ゴールで俺たちを熱くさせろ」を歌う声がだんだん萎んでしまい、ラスト15分は、ただただ呆然とピッチを見つめるのみで。
今日は、バックスタンドSA席アウェイ側の前から数列目にいた。ヴェルディ戦と同じく、周りはほぼ全員レッズサポ。先週よりもレッズゴール裏に近いエリアなのに何だかまったりした雰囲気で、正直「やりづらいな〜」と思った。スタメン発表で玉田の写真が出た瞬間、嬉しそうに拍手してる人とかいたし……空気を読んでくれい。そして、「PRIDE OF URAWA」の♪オオオ、で両手を挙げたのと同時に、後ろの席のレッズタオマフ装着の女の子たちが「プッ」「クスクス」と笑った。……あのーもしかして、私のこと笑ってます?(←自意識過剰) 構わず歌っていたら、直後に彼が到着、すぐに闘莉王Tシャツに着替えて歌い始めてくれた。でも、私たち以外に歌う声は聞こえず……。しかも後で聞いたところによると、ハーフタイムに席を外した時、前の席の人が「後ろの人たち(彼と私)、なんか歌ってる(プ)」みたいなことを言っていたらしい……。何だよそれー! 指定席でチャントを歌っちゃ悪いのか!! 同じ列の子が、YOUみたいなふにゃふにゃ声で「バカぁ〜、もう!」とか「だから西谷なんかじゃダメなんだよぉ〜!」などと叫んでいるのが耳につき、試合内容と相まって苛立ちがつのっていく。次第にゴール裏の叫びに歩調を合わせることができなくなり、どんどん音が下がっていく「ゴールで俺たちを熱くさせろ」が妙に陰鬱に、葬送曲じみて聞こえるようになってしまい……そして絶望感とともに、その場の雰囲気に呑まれるかのように、私は腕を下ろして歌うのをやめてしまったのだった。
指定席でも可能な限り、そして劣勢の時にこそ声・手拍子・手振りで後押しを……と思っていたのに。それすら最後までできなかったのが本当に情けない。チャントはおろか手拍子すらしないのに、ブーイングだけはいっちょまえな(この手の人たちって大嫌い)周りの雰囲気にもがっかりしたのだけど、巻き込めるような力もないんだな、と。情けない。


何かよくないものが溜まってて、今の状態で気合いだけ入れても空回りするだけのような感じ。今のうちに、ギドに怒鳴られて選手も怒鳴り返すとか(去年の1stのガンバ戦後みたく)、何らかの形で膿を吐き出してスッキリしちゃってください。クラブも、選手が落ち着いてサッカーに取り組めるような体制を早く整えてくれるよう望みます。そして、追われるのではなく追うチームとして1から出直そう。
私も今は完全にネガティ部部員と化してるので、週末の大阪行き(宝塚観劇目的)でリフレッシュして、気持ちを切り替えようと思う。サンフレッチェ戦には、チームともども新たな気持ちで臨みたい。

●今日の国立競技場について

  • レイソルの飛行船が浮かんでいた。
  • ヴェルディ戦と席割りが違うからかもしれないけど、バックスタンドはハーフラインの延長線上辺りにロープが張られていた。
  • オーロラビジョンあり状態でのレイソルの選手紹介は初めて見た。ごくごく普通の映像でツッコミどころなし。
  • 選手入場前、メインスタンド側でドーンと音がして、金色のテープみたいなのが大量に発射されてた。ドライアイスも2回ほどモクモクしてた。何かのコンサートみたい。
  • レイ君絶好調。スタメン発表後キックオフ前は、CMやBGMなどをほとんど流さないせいもあってか、レイ君ワンマンショーみたいな状態になっていた。アヒルの巨大ぬいぐるみを抱えたりもしてたし。
  • 「61」ユニを着たアフラックの社長(?)がボールを転がしていた。何ゆえ61?
  • スタジアムDJ、レイソルの選手がゴールした時「背番ーーーーーーーーー号ーーーーーーーー」とのばしすぎでウザい。
  • 入れ替え戦の時日立台で聞いた「勝利の曲」みたいなのが流れた。今日聞きたくはなかった……。

●今日のレイソルサポの応援

さぞ気持ちよかっただろう。

  • ダンマクは「Always with Reysol」以外は、選手個人のものが圧倒的に多いんだな〜と改めて思った。初めて見た気がするものだと「ゆうぞう」「充魂」「小林亮」など。「HIDE」って誰だ?と一瞬思ったけど、大谷かな。
  • アフラックデーにちなんでか、「勝つlac」ゲーフラ(ちゃんとアヒル付き)を見かけた。いつのまにかダンマクに早替わりして最上段に張られていた。
  • 人数:ヴェルディサポ>レイソルサポ 声出し人数:ヴェルディサポ<レイソルサポ
  • レッズのスタメン発表の途中で、例によって、ドンドドンドンドン、タ〜ブ〜(←トランペット演奏)が。
  • 「YOU ARE MY SUNSHINE」のメロディで♪ララララーラ、ララララーラと歌いながら、「NO REYSOL,NO LIFE!」のビッグフラッグを出していた。
  • 鬨の声みたいなのを上げていた(レッズでいう「ウォーリアー」みたいな感じの)。
  • レッズがボールを持った時のトランペットは、「エ〜メ〜」の音?(微妙に音が違う気もしたが)
  • 「ウッ、アッ、かっしわ! ウッアッかっしわ!」を何回かやってたような気がする。
  • ヤマト(♪ゴール柏ゴーーール)を3回歌っていた(涙)。
  • 帰り道、後ろから3名ほどに「サ〜ンフレッチェ」と煽られた(?)。華麗にスルーしたけど、くっそぉ……。

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪ウッノッゴール、イェーイイェイ」

宇野沢チャント。本番で歌ってるのを初めて聞いた(しかも空虚な気持ちで)。

*1:「達也の裏を狙う動きが足りない」云々のコメントにはがっかり。自分だってコバリョウに抑えこまれてたじゃないかコラ! だから闘莉王は我慢できなくて上がっちゃったんだろう。むしろ達也は頑張ってた方だと思った