2005J1リーグ第17節 浦和レッズ○2-0●サンフレッチェ広島＠埼玉スタジアム
梅雨が明けたとかで、うだるような暑さ。こんな気候の中での連戦は、選手にとってはさぞキツいだろう。でも、惨敗の悔しさを取り返せる機会がすぐにやってくるのはいいな……などと考えながら、可能な限りのゲンかつぎを実行して*1埼スタへ。「エメル丼」販売ブースが出てたけど、この暑さじゃ食べようという気も起こらない。いくら啓太が「意外とさっぱりしてますね」*2と言おうとも（笑）。
504ゲートをくぐって真っ先に目に付いたのは、北ゴール裏最上段に張られた「ARE YOU REDS?」ダンマク。ああ、これは選手・サポの両方へのメッセージで、今日、その答えを出さなくちゃいけないんだなぁ、と思った。さらに選手のアップが始まると、バックスタンドに「オレ達は共に闘う」「「浦和レッズ」の勝利への執念を見せろ!!」の白ダンマク2枚が掲げられた。勿論私たちは共に闘うよ。今日もSA席だけど、前節みたいに周りの雰囲気に引きずられることなく、できる限り声を出して選手の後押しをするよ。と決意を新たにした。
コンコースで一服して戻ると、珍しくアップの時からサポートが始まっていた。アレックスのチャントだ！ そして「浦和レッズ！」コール、サンフレッチェの選手紹介の時はブーイングではなく「好きにならずにいられない」*3。「ウォーリアー」で気合を入れた後、「We are REDS!!」コール……順番はちょっとうろ覚えだけど、試合開始前にやるのはすごく久しぶりのような。去年は勝ち試合の後、毎回のように「We are REDS!!」と叫んでたけど、今年はなかなかこのコールの出番がない。その分、「We are REDS!!」の意味を深く考えるようになった気がする。
立ち上がりから果敢に攻め込んでいく。積極的な相手に戸惑っていたアルディージャ戦、何がしたいのか全く判らなかったレイソル戦とは明らかに違い、選手たちの意図がひとつにまとまったかのような戦いぶり。とにかく「先制点を取ろう！」という気持ちをビシビシと感じた。対するサンフレッチェは、日立台で観た時より明らかに動きが鈍くて、あれれ？と思った。佐藤寿人は走り回ってたけど、日立台の時ほど脅威を感じなかったというか（前半終了間際、バックラインでのろのろとパス回しをしている様子に、アルディージャ戦でのレッズを思い出してしまった）。
そうこうしているうちに、アレ‐闘莉王のホットラインキターーーーーー！ 看板越えして喜びを爆発させてた闘莉王、古巣相手だと必ず点を入れるなぁ。それ以外にも闘莉王は、危ないボールはことごとく跳ね返していて、本当に頼もしかった。
先制点でペースをつかんだ後半、酒井のループっぽいパスに反応した達也がシュート！ その後も、「そうそう、これだよこれだよ！」なプレーの連続に、メインアッパーSA席は大盛り上がり。いつものようにシュートをふかす場面も多くｗ2点目を獲った後、ベットとガウボンが同時投入された時は「ヒーーー！」と焦ったけど*4、だんだん楽しい気分に。
アレックスはよかったなぁ。アレ専属野次ラー（永井専属野次ラーと並んでかなり多い）も、今日のアレには何も言えなかっただろう。いつもほど球をこねず、セットプレーのキックの精度も高く、「ここぞ！」という時のサイドチェンジ→平川爆走、は観ていて楽しかった。この2人は、サンフレッチェの心臓部（と勝手に思ってる）駒野・服部を完全に抑え込んでくれていてGJだ。
そして、ウッチー・友ちゃんのボランチも効いていた。友ちゃんのモチベーションの高さ（勿論堀之内も）、攻撃の芽をつぶしまくるウッチー、安心して観ていられた。
達也の鋭い反応、裏への動き出し、尽きない運動量もすばらしい。
都築は今日も神。たまにサンフレッチェの選手にシュートを打たれても、落ち着き払ってキャッチしてた（サンフレッチェの下田もだけど）。
永井、交代の時に足を引きずってた。大丈夫かなぁ……心配。スタベンだった山田は惜しいシュートを打ってた。今後どうするんだろう。
サポの「勝利への執念を見せろ!!」の声に応えてくれた選手たち。サンフレッチェの不調ぶりに助けられた部分もあるんだろうけど、浦和レッズここにあり。と思わせてくれてありがとう。次節のエコパで、今日みたいな気持ちの入った戦いをしてこそ本物。私は家庭の事情で参戦できずテレビ観戦だけど、念を送ります。
そうそう、ヒーローインタビューの後、闘莉王は古巣のサンフレッチェサポにも挨拶に行っていた。確か去年の最終節（その時も闘莉王が点獲ってた）でもしてて、闘莉王らしいな〜とほのぼの。でも、サンフレッチェサポからすると頭に来るのか、ペットボトルを投げつけられたとかいう噂があって残念*5。これ以上禿げたら怪我でもしたらどうするんだ（怒）。それに、闘莉王は次の対戦でも結果にかかわらず行くんじゃないかと思うよ。
アルビレックス戦、アルディージャ戦、そして今日とセットチケットだったので、メインアッパーホーム側SA席の前の方、同じ席に座っていた（彼が参戦できたのは今日だけだったけど）。周りの皆さんは、顔はちゃんと見てないけど、声などで察するに同じメンバーだったのではないかと思う。
で、3戦とも、試合結果は置いといて、とても居心地がよかった。北ゴール裏の真上だからかもしれないけど、声を出して応援している人も沢山いたし、そうでない人も、変な野次ラーや指示ラーなどは皆無で。実は、この席に座る前は、指定席で声を出して応援することに迷っていた部分もあったんだけど（「うるさい」「ゴール裏に行け」とか、手を振り上げた時に「見えない」とか言われるんじゃないかと思って）、心置きなく応援できてよかった。まあ、ゴール裏にいる時よりは声は絞ってるんだけど……。ウォーリアーは皆叫んでたなぁ。国立でのレイソル戦で、ホーム側SA席なのにちょっと嫌な思いをしたので、今日の指定席のムードはしみじみと嬉しかった……。ゴール裏のサポートも最高だったと思う。
●この日のサンフレッチェサポの応援
連休最終日のナイトゲーム、遠方アウェーという悪条件の割には沢山ご来場。嬉しい。
- それでもやはり、Aビジターエリアを埋めるまでには至らず、紫のビッグフラッグを広げて、上の方の空席をカバーしていた。空席にダンマクやビッグフラッグを広げてるのはいろんなチームで見かけるけど、サンフレッチェのこのフラッグは、Aビジターの幅とサイズがぴったり合った（合わせた？）ようで、「空席は寂しいから隠してまーす」感はなかった。フラッグには「FORZA!! HIROSHIMA 我等の心 共に広島に在り 戦おう 我等も共に」のメッセージが。
- ダンマクは、去年の埼スタや日立台で目立ってた「小村徳男」が前列の一番いい場所に張られてた。あと、ちょっとギャル風味の「佐藤寿人」ダンマク（アップリケ風似顔絵付き）2種類が並べて張ってあった。このダンマクの作者と思われる人の、お揃いの似顔絵ゲーフラも出てた。ほかに、日立台で一瞬見かけた「頂上作戦」、「URSUS」（←サポグループの名前？）、紫の地の「V見せろ！広島魂」など。
- アップの時、「浦和に勝とう今年の優勝の為に」（浦和は赤文字、優勝は金文字）と大きく書かれた白ダンマクが掲げられた。「首位追激」（激は紫文字）という白ダンマクもあった。
- 選手入場の時、
暗い荘厳なメロディのチャントを歌い、マフラーを掲げていた。 - 「（ダダンダダンダン）サ〜ンフレッチェ！」コールのほか、「ひ・ろ・しま！」コール、「（ダンダンダダダン）広島、オレ！」（←「小〜野伸二、オレ！」と同じ）コールもあった。
- 攻撃のコールがレッズと同じで、「（ダンダンダダダンダダダダン）サンフレッ（チェ）！」だったけど、レッズよりはややテンポはゆっくりめ。
- かなり印象的な「♪ラーラララー 立ち上がって歌を歌いー」「♪我らの 広島 共にたたーかおー」（たぶん）というチャントは、やっぱりマリノスの「ドゥトラゴールの歌」と元ネタが同じような気がする。
- セットプレーの時、マフラーを回しながら「♪サ〜ンフレッチェ〜」をやってたみたいだけど、こちらもチャントを歌ってたので声は聞こえず。
- 選手が挨拶に行った時、タイコをダダダン！と激しく叩いて怒っていた（？）。十字架デザインのゲーフラが逆さに掲げられていたように見えたのは、気のせいだろうか。
（過去のサンフレッチェサポの応援に関するエントリ）
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20041128
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050702
●頭ぐるぐるコール＆チャント
*1:出かける前のシャワーでLUSHのボディソープ「チアーズ！」を使う、去年の2ndの時よく使っていたアイシャドウとアイライナーでアイメイク、赤い勝ち鳥を連れて行く、ペットボトル茶は伊藤園の「純そば茶」とジャスミンティーの組み合わせで3本、スタジアムに入る前にマッチデーを買う、などなど
*2:このコメントを知って「やっぱり若いんだねー」と思った。ケチャップ味しかしなさそうなオムライス＋ナポリタンを「さっぱりしてる」って……
*3:個人的にブーイングって好きじゃない……というか、皆がブーブー言ってるのを聞くと何か笑ってしまうので、こういう方がいい。コールはしないくせにブーイングだけは嬉しそうにする人とかいるしね
*4:日立台での柏‐広島戦で、一番印象的だったのはベットだった
*5:もしマリノス戦で負けて、ゴールを決めた山瀬がこっちに挨拶に来たら、同じような気持ちになるんだろうか。まー山瀬はまずしないと思うけど
