2005J1リーグ第29節 浦和レッズ○3-2●川崎フロンターレ@埼玉スタジアム

北ゴール裏に向かう途中、C7ゲートの前で「達也への赤い1羽のメッセージ」企画のための赤い鶴を託した。企画された方、どうもありがとうございました&よろしくお願い致します。


ホーム・埼スタで2ヵ月ぶりの勝利。嬉しい。すっごく嬉しいんだけど……でも、何だかすっきりしないものが残る。う〜ん。


内容的には薄氷を踏むような感じで、何とか勝てたというか、引き分けに近い状態だったと思う。
早い時間帯に、アレックスがPKで先制点を決める。今日はちゃんとゆりかごポーズができてよかったねぇ。さらに前半半ば過ぎ、アレが右足で上手く流し込んで2点目ゲット! ヒーローインタビューでの「今日は僕を観に来てくれてありがとう」発言*1も含めて、「今日はアレックスの日」という感じ。おかげで、アレックスチャントの最後の部分「♪三都主アレサンドーロー」も歌えるようになったよ。
が、喜んでいたのも束の間、ジュニーニョのヘッド&マルクス(?)に都築の逆を取られて2失点。どちらもセットプレーからだったのが痛い……。しかもマルクスのゴールは、前半終了間際という嫌な時間に決められたもの。
これで試合がふりだしに戻ってしまった。後半が始まる前、ピッチに向かって「We are REDS!」コールとともに念を送る。


フロンターレは、ボールを奪ってからの展開がものすごく速くて、去年のレッズをふと思い出した*2。選手全員が意識を統一して動いているという感じがする。ジュニーニョやらマルクスやらがあっという間にレッズゴール前に迫ってきて、ヒヤヒヤさせられた場面が続出。都築が何度も何度も1対1を止めてくれて助かったよ〜、ほんとに。
レッズも、山田や長谷部、永井、ロビーと速いパスを回して崩そうとする場面がしばしばあってハマってたし、サイドもなかなか機能していたと思う。選手たちのやる気も充分感じられた。ただ、運動量はフロンタに負けていて、後半は押し込まれ気味だったような印象。彼は「最近、長谷部が消えがちなのが気になる。やっぱ攻撃の組み立てができるボランチの方がいいなぁ」と言っていた。
そうこうしているうちに、CKから佐原(?)のヘッドが入ってしまい、一瞬ゴール裏が静まり返った。「ああ…orz」となったものの、気を取り直してサポートを続ける。でも、オーロラビジョンの表示が一向に「2-2」のまま変わらなかったので、どうやらゴールが取り消されたらしいと気が付いた。レッズとしては助かった……のかも。
そしてロビーのクロスを、闘莉王がヘッドでゴールに叩き込んだ! さすが、フロンタから勝ち点をもぎ取る*3男!! これでチームもサポも元気を取り戻した気がする。


CKの嵐に身が縮む思いだった後半40分過ぎ。反対側のゴール前で、小競り合いっぽいことが起きていた。あの時は「このまま逃げ切れ! さもなくばもう1点取れ!」と念じながら必死で「PRIDE OF URAWA」を歌っていたせいもあって、都築が倒れてるらしいってことくらいしか判らなかった。ややあって、フロンタの選手が退場。オーロラビジョンを見て、退場したのは佐原だと思い込んでたのだけど、スタンドを出る時に見たエルゴラのケータイ速報で、都倉だと知った(少し前に佐原→都倉に交代していたことを忘れていた)。都築は痛めた足を引きずり、挨拶もなしで引っ込んでいたので、キーパーチャージらしいと判った*4


すっきりしないものが残った最大の原因について。「主審:家本政明」の発表に、千葉ダービー*5のことを思い出して「ゲッ!」と思っていたら、今日もあんな風になってしまったのが残念。というか、本当に胸糞悪い。
必要以上にピッピと笛を吹いて試合を止めまくり、せっかくの「超攻撃的チームの対決(byエルゴラ)」を台無しにされてしまった気すらする。あんなにカード(イエロー10枚、レッド1枚)が出されるような試合内容ではなかったと思うんだけど……。フロンタの選手の「おい!」ってプレーもあったものの、ラフプレーってことなら、前々節の相手の方がひどかった気がする。
後ろから倒された長谷部にイエローが出た(あれがシミュレーションって!)のを皮切りに、前半は何だかフロンタ寄りな感じがした。判定に怒ったトミーがドリンクボトルを蹴っ飛ばした時は「うわマズい!」と冷汗が。私の周りにいた人たちは「気持ちは判るけどやめとけ〜」「落ち着け〜」と叫んでいた。長谷部がなだめて落ち着いてたけど。
後半は、まるで帳尻合わせみたいなレッズ寄り。佐原のゴールが取り消されたのは何故なのか、さっぱり判らん。正直、気の毒だと思う。
判定基準も謎で、軽く押しただけで、いや、ジャンプしただけでカード出してるように見えたりもして、その度にゴール裏は皆「おい!」「え〜っ?」と怒ったり、「?????」状態になったりしていた。たぶん、Aビジター席もそんな状態だったんだろう。まあこちらはすぐに、コールで切り替えを図っていたけど。


選手はよく我慢したなぁ。以前だったら審判を取り囲んで、延々と異議を申し立てそうな感じだったのに。
もう、主審が目立ちまくり、選手が萎縮して思うようにプレーできないような試合はカンベンしてくれ。なんで試合中に「どうか退場者が出ませんように」などと、余計な心配をせにゃならんのだ。今日スタジアムに足を運んだ37593人は、あんたを観に来たんじゃないんだよ、家本。


●この日のフロンタサポの応援

チケットの売れ行きがイマイチらしいと聞いて心配してたんだけど、スタンドに入ってみるとAビジターエリアが広げられ、思ったよりも沢山来ていたのでホッ。

  • 使い込まれた風な「FORZA KAWASAKI」ダンマクが最前列に。そしてそれに重ねるように張られていた、水色の地に黒い文字で「やす」と書かれたダンマク(長橋応援用?)が超目立っていた。近くにいた人が「なんか平仮名で"やす"とか書いてあるよw」とウケていた。
  • 最上段には「SAVE! AIZAWA」(相澤のらしきシルエット入り)、「KAWASAKI Deep South」、「3.HIDE.HIROKI」(このダンマクの作者はイケメンDF好きなのか)など。224ゲートの上には、ちょっとあっぷり系入った「27 トク」ダンマクが。
  • 等々力でやたらと目を引いた、鼻がすごく巨大な人のイラストのゲーフラが今日も掲げられていた。鼻がすごく巨大な人はサポグループのシンボルなのか、ダンマクも上の方の空きスペースに広げられていた。
  • 223と224の間の通路より上段に、いつのまにか水色のバンデーラが何本も張られていた。
  • 選手がアップで出てきた時、コール&チャントで応援開始。
  • でもマリノスレイソルみたいに歌いっぱなし系ではなく、その後は沈黙していた。どんなタイミングで応援を始めるのかな〜と思っていたら、こちらのウォーリアーに合わせて、という感じだった。
  • 選手入場の時、バンデーラ付近のコアサポ(?)が、おそろいの水色のフラッグを一斉に振っていたのはすごく綺麗だった。
  • 基本コールは「フロンターレ!」で、テンポはかなり速め。
  • タイコの音がやたらと大きかった。
  • マリノス、瓦斯、アルディージャほか多数のチームがやってる「オーバモニッポン」チャントがあった。「♪オー バモかわーさーき 川ー崎、川ー崎、バモかわーさーき」と歌ってた。
  • ラ・マルセイエーズ」のメロディのチャントは初めて聞いた。「♪アーレー アーレー アーレーフロンターレー アーレー アレアレー」と歌っていた気がする。
  • 私の好きな「♪オーーー フーロンターレーー オーオオ オーオーオー」ってチャントは今日、歌ったのかな。「♪アバンテーオオ川崎ー」ってチャントも。
  • 「BASKET CASE」のメロディのチャントは等々力に続いて確認できず。
  • ダラダラとした歌いっぱなし系ではなく、こちらと同様に試合の流れを見ながらコールやチャントを繰り出すスタイルで、個人的に好感度大。両ゴール裏が応援を切り、スタジアム全体が固唾を呑んでピッチを見守り、ボールを蹴る音やコーチングの声がよく聞こえ……という状態も好きなのだけど、そういうシチュエーションになる相手って、フロンタ以外だと瓦斯くらいしかないもんなぁ。
  • 試合終了後は、盛大な「フロンターレ!」コールで選手を迎えていた。

(過去のフロンタサポの応援に関するエントリ)
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050312/p2

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪オーオオー レッツゴーかーわさきー オーオオー フロンターレ

このチャント、何度も何度も歌っていたので、頭ぐるぐる度高いよ……。

*1:「オーレ!ニッポン」選手コメントによると、「ちょっとしたギャグです(笑)」とのこと

*2:永井が以前のレッズの攻撃のことを「槍みたい」と言ってたけど、今はフロンタが槍攻撃だと思う

*3:3月の等々力では勝ち点1だったけど

*4:実際は都倉がつっこみ、マルクスが都築のお腹を蹴り、その後、都築が報復行為をしたらしい。よくイエローで済んだなって気もする……次節、古巣との対決で出場停止になっちゃったけど

*5:id:RINRIN:20050821