第85回天皇杯決勝 浦和レッズ○2-1●清水エスパルス@国立競技場

優勝の瞬間に初めて立ち会えた!!


トミーありがとう。
トミーありがとう。
トミー、本当に本当にありがとう。






殺人的に長くなるけれど、自分のために記録を残しておきたいので、箇条書きで。

  • 2時間睡眠後起床。天気が曇りらしいので、ユニの下にインナー2枚+タートルネックセーター2枚を着込み、ホカロンを全身に8個貼り&両ポケットに2個。さらにフリースとコートを着たので、現地ではそれほど寒い思いをせずに済んだ。むしろ試合中は暑かったかも。
  • 千駄ヶ谷駅の改札前には、ボードを掲げて声を張り上げているサポが沢山いた。一昨年のナビスコ決勝の時のことを思い出して、胸がキュッとした。「どうかここにいる全員が定価でチケットを手に入れられますように」と念じながらスタジアムに向かった。
  • 千駄ヶ谷門の待機列についたのは6:45頃で、すでに公園内を折り返すほどの長蛇の列。彼は私より10分ほど早く到着して青山門の方に並んでいたのだけど、相談の結果、2人で別々に並ぶことに。こんな風に仲間内でバラけて並んだ人、私の周りには結構多かった模様。でも千駄ヶ谷門は早くから引き込みをやっていたようで、中に入れたのは私の方が早かったみたい。
  • MDP特別号を手売りしてくださる方が何人も! 私はプラカードを下げている女性から買わせていただいた。昨日買いに行かないと手に入らないと思ってたので、すごく嬉しかった! 皆さん、本当にありがとうございました。
  • 公園の向かい側に、「We are REDS!」旗を張り、赤と青の電飾が輝くバスが停まっていた。さらにそのバスは、途中で「浦ー和レッズ!」のリズムでクラクションを鳴らしながら走っていた(嬉)。もしかして、ナビスコ決勝の時にも「We are REDS!」クラクションを鳴らしてたバスかな?
  • 9:30過ぎにスタンドに入り、珍しく前段に席を確保。でも試合中、微動だにせず「ただ見てるだけ」な人が多数いたのが残念(決勝戦なのにorz)。隣の男の人がものすごく熱かったのが救い。レッズのゴール裏って、一見ぬるそうに見えるエリアでも、必ずこういう熱い人がいるのが強みだと感じる。
  • ベレーザvs.ペルーレの試合、ベレーザは巧かったなぁ。こちらは反・讀賣的視点というか、ペルーレに肩入れして観ている人が多かったような。試合終了後、ペルーレのキーパーがこちらに向かってお辞儀をしてくれた。
  • こちらのゴール裏に全く場所がなかったせいか、ベレーザペルーレの両チームサポは、エスパルス側ゴール裏の端と端に陣取って熱心に応援していた。ベレーザのチャントは、やっぱりヴェルディと結構かぶってた(「♪カモンベレーザ!」とか)。ペルーレのコールリーダーは、トラメガでピッチに向かって怒鳴ったり(?)するほど熱かった。こちらは「♪TASAKIペル〜レ!」(「やな〜ぎさ〜わ」と同じメロディ)コールなど。
  • ベレーザサポがエスパルスサポに「場所を開放してくれてありがとう」的なご挨拶をし(←推測)、エスパルスサポからは拍手が送られるという、心温まる場面も。
  • 女子の試合が終わった頃から赤と白のシートが配られ始め、Sさんがゴール裏を隅々まで回ってビジュアルサポートの説明をされていた。「赤と白でストライプと星を作ります!」「絶対に赤と白のシートは混在させないで!」「君が代はちゃんと歌いましょう」などなど。準備をされるROSSOの皆様ともども、いつも本当にお疲れ様です。
  • エスパルス側のゴール裏とバックスタンドの間の緩衝地帯(?)が解放されたらしく、人がどんどん入っていた。レッズのフラッグが結構振られていて、Aビジター脇の南ゴール裏っぽい空間になっていた模様。千駄ヶ谷駅でチケットを譲ってもらえたという古参サポOさんご夫妻(よかった〜)もそちらに行っていたとか。
  • 選手紹介の後、マフラーを掲げ、ありったけの思いを込めながら「威風堂々」を歌った。
  • ウォーリアーを叫んでいる時、黒のデカ旗が降りてきて下に入った。「端、頑張って引っ張って!」などと声が飛ぶ。デカ旗の撤収と同時に、白いシートを掲げた。
  • 君が代」斉唱は天童よしみ。「おおー」と声があがるなか、「うちの選手に『なめたらアカン』と言い聞かせてやってくれー」という適切な指摘がw 天童さんはさすがに上手い。こんなに気合を入れた「君が代」を歌ったのは人生で初めてかも。
  • 今日のレッズのスタメンは、出場停止の啓太に代わって酒井が入った以外は準決勝と同じ。サブにやっと祐三が! 対するエスパルスのスタメンには、うちで言うなら細貝・赤星クラスの若手が数人入っていた。「サブの方が豪華なんじゃね?」と言ってる人もいたほど。
  • 「PRIDE OF URAWA」とともにキックオフ。
  • 開始直後、いきなりチェ・テウクにシュートを撃たれる。うぉわ!!!11
  • その後攻勢になったかと思いきや、エスパルスが激しくプレスをかけてきて、トミーに全然ボールが入らない……。
  • 加えて、上川の「???」なジャッジ続出。エスパルスの選手がラインを割らせたボールがエスパルススローインになったり、激しいタックルをかまされて倒されたロビーにカードが出されたり。
  • チョ・ジェジン、思いっきり手を使ってクリアしてなかった? バレーボールのアタックみたいな動きに、近くの人と「んんん? 今のって……」と思わず顔を見合わせてしまった。勿論上川は気がつかず。
  • 萌vs.ジェジンで、ジェジンの汚いプレーに対して都築が猛抗議。「都築、落ち着け!」「判ってるからやめとけ!」と皆必死で叫ぶ。
  • 結局ジェジンに1枚カードが出されたものの、なんかあからさまなシミュレーションもあったりして(皆苦笑い)、こんな調子じゃ本当に今日も退場になるんじゃないだろうかと思った。
  • まあそれくらいエスパルスの選手はガツガツと前へ前へと来ていて、いつの間にかレッズはそれを受ける形になってしまい、試合はエスパルスペースに……。
  • 今日の細貝は本当に頼もしかった。アフリカ人並みの跳躍力、ドガッ!と音が聞こえそうなほど激しいテウクとの競り合い、ジェジンに倒されながらも必死で起き上がる姿。もし誰かに「今日、一番印象に残った選手は?」と聞かれたら、私は「萌」と答えると思う。
  • ロビーのCKのこぼれ球をアレが上げ、誰かが頭で合わせてゴール! おお、堀之内だ! またホリがゴール!! ほ!り!のうち!
  • 先制点を決めたものの、流れが全然レッズに来ないよ……。エスパルスの攻勢の前に足が止まり、セカンドボールを拾えなくなってる感じだった。リードはしているものの実に不安。
  • アイーダフォルツァ浦和レッズ)で後半開始。
  • トミーが青山と競り合ってひじを入れられたらしく、しばらくうずくまっていて冷汗。
  • アレに軽く触れられただけなのに、超大げさに倒れた選手は一体何? 上川にはスルーされて、結局2人で肩組んでたけど。
  • 相変わらずエスパルスペースで、押し込まれっ放し。流れの中から、あるいはFKやCKから何度も何度も何度もシュートを撃たれ、都築がセーブしまくっていた。都築様様。
  • 個人的に「このプレーが出ると勝つ」と思ってるサイドチェンジは影も形もなく。加えて、ボールを持つエスパルスに全然寄せに行かないような状態。一度エスパルスの選手に寄せかけたと思ったらササーッと離れていったヤマ、何かあったの?(悪臭でも放ってたんだろか、と思ってしまうような不思議な動きだった)
  • テウク怖い。エスパルスが細かくパスを繋いでいくなかで、テウクのドリブルがいいアクセントになっていた感じ。
  • 岡野out、赤星in。……ってことは、山田が右に? やる気のある右サイドの山田は無敵。これは打開できるかも。
  • この交代辺りから、徐々に攻めの形を作れるようになってきた感じ。トミーの強烈シュート、惜しい! 赤星のシュート、外したけどイイヨイイヨー!
  • エスパルスも市川、平松を入れてきた(誰と交代したかは現地ではよく判らず)。
  • スローインで誰に出したらいいか判らず(?)モタモタ、遅延行為でイエローをもらってしまった細貝。
  • ロビー→赤星→ロビーの流れるようなワンツーに皆大興奮! ロビーがパスを出し、飛び込んできたトミーがダイレクトでシュート、入った!!!
  • その瞬間、トミーはゴール裏に走ってきて、膝立ちでユニをつかんで咆哮。ロビーが後ろから走ってきてトミーをハグ。ゴール裏狂乱。私の涙腺はいきなり崩壊。ボロボロと涙を流しながら「トミー!トミー!」と叫び狂い、嗚咽をこらえながら「マーリッチ!マーリッチ!」コール。きっとすごく変な声だったろうと思う。
  • ここでチャントは再び「PRIDE OF URAWA」に。……が、エスパルスのFKから誰かが蹴りこんで、ゴールを決められてしまった。前回のアルディージャ戦でもそうだったけど、何故POUを歌っている時に……。
  • 平松が長谷部にバックチャージを喰らわせてイエロー。その後、アレを投げ飛ばして2枚目のイエローを出され、退場に(実際は、ファウルを取られたことで審判に異議→イエローだったらしい)。
  • 中央の密集地帯でアレがスルーパス、トミーが受けてシュートを撃ち、入った!と思った。……オフサイドだった。残念。
  • 何処からか「3分」という声が聞こえてきて、ロスタイムに入ったことを知る。前の列の地蔵っ子たち(←嫌な言い方だな)がやたら振り向いてビジョンの方を見てるので、終了が近いらしいと判ったけど……気が散りそうになったよ。
  • タッチライン際での赤星の華麗なルーレットにしびれた。スタンドからは「おおおぉお」と感嘆の声が。赤星って、こういうプレーを余裕綽々、笑みすら浮かべてそうな感じでやってしまうのが大物だと思う。彼は「必ずシュートで終われるのがすごいよなぁ」と言っていた。
  • いやー、内容は???だったけど、勝てて本当によかった。彼に「こういう試合内容でも勝てるようになったのが進歩なんじゃない」と言われ、そうだな、そうだよなぁ、と納得。
  • ホイッスルが吹かれてレッズの優勝が決定した瞬間、喜びと同時に、もうトミーとはさよならなんだという悲しみもこみ上げてきて、涙が止まらず。
  • 涙の向こうで、レッズの選手たちはトミーに駆け寄って抱き合ったり、蹴りを入れてじゃれ合ったりwしていた。
  • 浦和レッズカンペオン」、他チームサポからは「チャンピオンじゃなくてカップウィナーだろ」とツッコミを入れられているらしいけど、個人的にはもう、歌いたくて歌いたくてたまらなかった! 去年はリーグ戦でも割と歌ったりしてたけど、今年はほとんど歌われることがなかったし、この歌がふさわしい試合も少なかった。ここぞとばかりに気持ちよく歌いまくる。
  • 壇上に上がる選手たちを見ながら、ああ、一昨年のナビスコ決勝では悔しさで震えたのになぁとか、そういえば岡野やホリ、友ちゃんは優勝した試合のピッチに立てたのは初めてなんだよなぁ……本当によかったなぁとか、いろいろなことを考えてしみじみ。
  • メインスタンドとオーロラビジョンとを交互に見ていたら、岡野が高円宮妃久子さまをうっかりスルーしちゃってた(苦笑)。トミーがカップにキスしてた(涙)。
  • 表彰台から下りてきた選手たちは、天皇杯優勝Tシャツとマフラーを身につけ、ギド胴上げ→トミー胴上げ→ゲルト胴上げ→柱谷さん胴上げ&蹴りw
  • その後ウィニングラン開始。おお、達也やウッチーがいる! トミー&ロビーがいつの間にか「一番」ハチマキをしてる! 彼曰く「皆がにこやかだったのが印象的だったなあ」とのこと。うん、確かに。殺到するカメラマン(邪魔)を掻き分けて、できる限りゴール裏に近いところまで来てくれた後の「オーーーーーーーーオイ!」は最高だった。
  • その後、選手たちはカメラマンと一緒くたになりながらメインスタンドの方に歩いて行った。トミーとのお別れが物足りない……(※トミーのことに関しては別エントリで)。
  • 「今日はレッズが国立を貸し切りまーす」とコールリーダーが叫び、トミーとのお別れの後、「地球の裏側まで聞かせてやろうぜ!」の闘莉王チャントをはじめ、選手ほぼ全員のチャントやコール、ギドのチャント*1まで歌った。「We are Diamonds」は本当に気持ちよかったー! おそらく1時間以上居残っていたにもかかわらず、黙ってやらせてくれたシミスポの皆様、ありがとうございました(内心「早くしろ」と思ってたかもしれないけどw)。
  • スタジアムを出た後、へろへろに疲れていて浦和に向かう元気はなく、彼の用事がてら渋谷で食事。試合終了後に撮ったというデジカメの画像を見ながら、2人でしみじみと喜びに浸った。いくつかお祝いメールが来ていて、中には準決勝での対戦相手のサポの方からのもあり、またまたジワジワと喜びがこみ上げてきた。


長かったシーズンもこれで終わり。お疲れさまでした。





●この日のエスパルスサポの応援
こちらほどではなかったけれど、エスパルスサポも大勢駆けつけていた。個人的には、今日みたいな決戦には、相手サポも沢山いた方がいいな〜と思うので、よかったよかった。

  • 夏の日本平で強烈に印象に残った「JIROCHO SOUL NEVER DIE」ダンマクが最上段に張られていた。
  • バックスタンドには、初めて見た気がする「LA NUMERO 12」ダンマクや、次郎長とおぼしき三度笠を被った人物を描いたダンマクも。
  • 兵働とか枝村とか青山とか、ルーキーのダンマクも各数枚ずつあった。
  • さすがにダンマクが足りないのか、バックスタンド最上段の中央寄りには、オレンジと白の布を張ってカバーしていた。
  • なんと羽織を着たパルちゃんが登場。エスパルスゴール裏前で一緒に踊り、バックスタンドの方まで来て、エスパルスサポらしき人(オレンジ色なので判りやすい。でっかいパルちゃんのぬいぐるみを抱えてる人もいたし)を見つけると、愛想を振りまいたりしてた。看板を使った階段ネタをやったりした後、いきなりその場で「10」ユニに着替えて、HGの腰ふりだとか「ハッスルハッスル」(だと思う)をやっていた。新年早々働き者だのう。
  • ゲーフラは、オレンジと紺のターゲットマーク、「キタジ」と書かれたもの、あと最前列で出してた山西の写真をプリントしたものが目に付いた。
  • キックオフ45分前頃から応援開始。「♪レーーーレレオー、レレオー」や「♪オーレーオーレーオレオレ!」など、おなじみのをやっていた。メガホンを持って溌剌と歌い踊る姿を見ながら、「長谷部も昔、あれをやってたのかな……」と思った。
  • 選手が練習に出てくる前だったかに、デカ旗が3枚登場。出すタイミングが随分早いなぁ。前段のは「LA12」と描かれていて、周囲では「LAって何だよー!」「ロサンゼルスか?」などとツッコミが。でも確かに「LA」って何だろ? 瓦斯のゴール裏にも「La12」とか描かれたダンマクが張られてるよね。
  • 上段には、デカユニとエスパルスのロゴ入りデカ旗が。確か向かって左側、ロゴ入りの方がねじれちゃってて上手く出せず、「おーい、ねじれてんぞー!」「下手くそー!」と容赦ない野次が飛んでいた。ねじれを修正したらしたで、あっという間に撤収。撤収も随分早いなぁ……選手は輪になってウォーミングアップしてて、全然見てないのでは。
  • 選手入場の時だったかに、「夢を皆で勝ち獲ろう」という白ダンマクが掲げられていた。
  • パルちゃんは、アウェイゴール裏とメインスタンドのコーナー辺りに立って、試合を見守っていた(後半になって気がついた)。エスパルスの応援に合わせて軽く手を動かしたりしてて、つい見ちゃったじゃないか。
  • 「ダン、ダダダダン(打楽器)」「へーーーーイ!」で始まるチャント。出だしがめちゃめちゃ印象的。
  • 甲高い声で「♪浦和を倒せ〜」の合いの手が入るチャント、やっぱり「♪ファイテンハホー ファイテンホホー」と聞こえる。
  • 「♪オーレーオーレー夢オーレー」と聞こえるチャントもあった。これも初めて聞いた。
  • 市川のゴールの時、デカユニとロゴ旗をわざわざもう一度出していた。
  • レッズの応援とあまりにも対照的なので、周囲では小馬鹿にしている人も多かった。でも私は、エスパルスの応援に対しては、個性を強く打ち出してること、独自のスタイルを貫いてることにシンパシーを感じていたりする。エスパルスの選手は、あのサンバのリズムにのって気分よくプレーできるんじゃないかなぁ。声もすごく出てたしね。


(過去のエスパルスサポの応援に関するエントリ)
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050814/p1
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050806/p2
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050413/p1
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20041106/p1

●頭ぐるぐるコール&チャント

「レーーーー フォッサエスパーーー(ルス) エーエーエー △ッ△エスパーーー(ルス)」

「△ッ△」のところはよく聞き取れなかった。この続きの歌詞も、基本的にポルトガル語なのかよく判らず。

*1:「♪ギードブッフバルト ラララッラ」みたいな感じだったような。これはさすがに新参者には歌えず……。「なつかしー!」と声があがってた