2006FIFAワールドカップ 準々決勝覚え書き

見当違いなことを書いてそうだな〜(←それはいつものこと)と思いつつ記録。

◆ドイツ○1(PK4-2)1●アルゼンチン(ベルリン)

120分+PK戦までもつれ込む死闘。最初は眠気をこらえながら観てたのに、両チームのものすごい集中力、ヒリヒリするような緊張感に大興奮、気がついたら目がパッチリ。
レッズvs.絶好調のマリノスをグレードアップさせたような(言い過ぎか)気迫の睨み合い・粘り合いが続き、面白いけど点は入らない。こりゃ先制点はセットプレーからだな〜と思ってたら、後半4分、リケルメのCKをアジャラ(アヤラ?)がヘッドで叩き込んでアルゼンチン先制。が、セットプレーでクローゼと交錯したアボンダンジエリが負傷退場、GKはレオ・フランコに。さらに後半38分、バラックのクロスをボロフスキがヘッドでつなぎ、受けたクローゼもヘッドで押し込んでドイツ追いつく。クローゼは私の目には、どうしてもショーン・ペンに見える。延長戦に入り、カウンター合戦になっても得点は動かず。膝(?)を負傷したらしきバラックは、交代枠を使い切っているせいもあって「ピッチに居るだけ」状態に……。
私はどっち贔屓って訳でもないんだけど、PK戦まで行けばドイツが有利かな?って気がしてた。で、レオ・フランコにチームメイトが次々と抱きついて力づけたり、カーンがレーマンの頭をなでなでしながら励ましたり(!)する様を観てたら、もうどっちも頑張れ!とか思ってしまった。果たしてドイツは全員成功、アルゼンチンは2人目のアジャラ、4人目のカンビアッソが失敗。泣いているカンビアッソを見たら、何故かこっちまでいたたまれない気持ちになってしまったよ(涙)。そして、終了後にアルゼンチンの選手が暴れてたのが気になる。あと、なんでリケルメを下げたんだろう?

◆イタリア○3-0●ウクライナハンブルク

ジャイアントキリングがあれば面白いのにな〜と思いつつ観てたけど、開始早々、カモラネージが中央をやすやすとドリブル突破。どフリーにさせてたウクライナ大丈夫か?と心配に。そのすぐ後、ザンブロッタのゴールが決まってイタリア先制。ウクライナシェフチェンコに全然ボールが入らず、はいはいカテナチオカテナチオ、と思ってたらいつの間にか眠ってしまい、気がついたら試合終了、イタリアの選手が喜んでた……orz
なので、前半途中以降の試合の流れが判らないのだけど(こちらを読んで判った)、守備の堅さを抜きにしても、イタリアの方が一枚も二枚も上手な印象だった。攻守の切り替えの早さとか。決勝トーナメントに入ってから、守備であわててるチームって観た印象がなかったんだけど、ウクライナはちょっとバタバタしてる感じだったもんなぁ、グループリーグの日本みたいにorz
腐女子っぽい感想を述べると、ウクライナの15番の選手(ミロフスキー)がえらい美少年だな〜と思ったのだけど、彼に「ああ、若い頃の××くん(←彼の友人)みたいな顔の選手でしょ?」と言われ、確かにそうだな〜とも感じたので前言撤回。

イングランド●0(PK1-3)0○ポルトガルゲルゼンキルヘン

1人少ない状態でPK戦まで持ち込んだイングランド、敗退。あー残念。ここまで残ってる中で何処か応援しろと言われたら、イングランドだったのになー*1
前日のドイツvs.アルゼンチン同様、両チームとも慎重な入り方で腹の探り合い。でも、独逸対亜爾然丁の方がボールも人もよく動いて面白かったなぁ。後半に入ってすぐ、脚の痛そうだったベッカムが下がり、さらにその10分後、1トップのルーニーがなんと一発レッドで退場(これは何故? ポルトガル選手の股間を踏んづけちゃったから? クリスティアーノ・ロナウドを振り払ったから?)。10人になったイングランドは、個人的にはこれでやっと気合いが入ったか、という印象だった。急遽投入されたクラウチだけを前線に残し、残り全員がPA内を固め、ファーディナンドとテリーを中心に気迫あふれる守り。ポルトガルC・ロナウドをFWっぽい位置に置いたり、4-4-2に替えたり、クロスを多用するようにしたりとあの手この手で攻撃を仕掛けるも、120分間イングランドのゴールを割ることができず。
イングランドの粘りに感動するも、またPK戦か……としょんぼり。4人目までの段階で、イングランドハーグリーヴス以外の3人が失敗、ポルトガルは2人が成功。5人目のC・ロナウドが決めればポルトガル勝利、C・ロナウド、ボールをセットした!……とその瞬間、我が家のテレビの電源がブチッと落ちる*2。うおーなんでこんな時に!!!とあわてて電源を入れなおしたら、ポルトガルの選手が大喜びしてるところだった。あーあー、決定的瞬間を見逃してしまったorz
クリスティアーノ・ロナウドのドリブル突破は、やっぱり観ていて楽しい。あと、ベッカムと交代で入ったレノンの、積極的に勝負を仕掛ける姿勢も。クラウチがヨロヨロとボールを追ってる姿は、瓦斯のホームゲームの時に入場口上でフラフラしてる空気人形みたいだ。

◆ブラジル●0-1○フランス(フランクフルト)

またしても前半で寝てしまい、再放送で。ブラジルが攻めフランスが守るってパターンかな〜と思っていた。確かに最初はそうだったんだけど、フランスの高い守備力のおかげで、ジリジリとフランスに流れが傾いたような印象。ブラジルの攻撃は何だか噛み合ってないうえ(ロナウドロナウジーニョの2トップだったから?)、ロナウジーニョは厳しいマークで潰されてた。そして後半12分、ジダンのFKを、アンリがどフリーでファーに走り込んで蹴り込みゴール。ブラジルはアドリアーノ投入、ロナウジーニョを2列目に下げて猛攻撃を仕掛けるも、ゴールに結びつかないまま終了。
今のブラジルがフランスに負けるとは思わなかった……。でも、フランスの組織力と守備力、一体感に、ブラジルの個の力が負けてる感じだったから、この結果は無理もないのかな。ジダンは勿論、マケレレビエラの鬼プレスに啓太の将来を夢想し、リベリーのちぎれんばかりの鬼走りに「平川もこうなってくれ!」と思った。←何故かレッズの話になってる。


4強はいずれも欧州勢。うーん、個人的に応援したいのはポルトガルとドイツかなぁ。

*1:チームが好きというより、単に英国的なものが好きだから&選手の顔と名前が一致する唯一のチームだからというニワカ的な理由

*2:BSはビデオの電源を入れないと観れず、何故か一定の時間が過ぎると電源が落ちる。電気屋さんにセッティングしてもらったらしいので、どうしてそうなるのかは不明