西木屋町通「喫茶ソワレ」のゼリーポンチ、ミックスジュース

京都絡みのエントリはいい加減おしまいにしようと思いつつ、最後にひとつ。


試合翌日の3日目、午前中に1時間ちょっとほど別行動を取ることになった。私は河原町駅近くにある、昭和23年創業のレトロな喫茶店「ソワレ」へ。


人の多い日曜の河原町、しかも並びには風俗店があったりするのに、青いランプの灯る店内は全くの別世界。BGMのない静かな店内でのんびりしていると、海の底にでもいるような気分になる。柱には葡萄のレリーフや細かい細工が施されていて、壁には東郷青児の女性画が。葡萄の形のランプや、ステンドグラスの装飾も素敵。小さなテーブルのガラスの下にはレースのクロスが敷かれ、席が狭い辺りも、昔の喫茶店って感じがする。


オーダーしたのは、人気のゼリーポンチ。透明なソーダ水の泡の向こうに、赤紫や青、黄色、緑、水色の5色のゼリーがゆらめく、とても美しいデザート(写真はイマイチだけど)。「ポンチ」って響きも何だか懐かしいなぁ……ソーダ水はほんのりと甘く、ゼリーそのものは色と感触を楽しむだけで、そんなに味はしないかも。


それと、関西ってことでミックスジュースも。ここのミックスジュースは、バナナの味を強く感じた。写真では潰れちゃってるけど、ミックスジュースのグラス、おひやのタンブラーともに、東郷青児のイラストが描かれたオリジナル品。このグラス類はお土産として販売していて、私と同じように1人で来てた女の子が買っていた。重いので諦めたけど、ちょっと欲しかったなぁ。


女の子だけじゃなく、近所のおじさんも新聞を読みながらくつろいだりしていて、地元の人に愛されている喫茶店という感じ。コースターも、季節ごとに変わるというショップカードも素敵だった(コレクションしてる人、いるのでは?)。京都に行った時に立ち寄りたいお店がまたひとつ増えたかも。
「ソワレ」以外にも、四条通を挟んだちょうど反対側辺りにある「フランソア」*1や、京大生御用達の「進々堂」など、京都には昭和初期〜戦後すぐ頃創業のレトロな喫茶店がいくつも残ってるみたいで、すごく気になる。

*1:開店前だった「ソワレ」の代わりに、こちらに足を運ばれたレッズサポ女子あり。私は「村上重」にお漬物を買いに行く時お店の前を通っただけ。いいな〜