埼スタ帰りに思わぬ人に遭遇

レッズバーに寄った後、浦和美園で電車に乗り込んだら、向かいの席に優勝記念マフラーを巻いた中年女性2名+おじさん1名が座っていた。宝塚ファンでもある私は、女性たちを見て「んん? 真ん中の人はシンちゃん(notクレヨン)そっくりだなぁ。右の人はラコさん*1にちょっと似てるかも……。でも、あの2人が埼スタにいる訳ないしなぁ」と思いながら眠ってしまった。
都内に入った頃目を覚ましたら、女性たちとおじさんはまだ向かいにいた。うーむ、やっぱり似てる、元花組の男役だった、なかいおりさん(あだ名:シンちゃん)&星邑礼緒さん(同:ラコさん)に。花組ファンの私が宝塚にハマり始めた約18〜19年前、ステージでバリバリ活躍していた方々だ。つい、しげしげと見てしまう。すると3人はこんな感じの会話を始めた。
おじ:「宝塚に入る前はどうしてたの?」
星邑(仮):「この方は(と、なか(仮)を指さす)、宝塚に入る前は“ミス山口”ですよ〜」
なか(仮):「山口県出身なので……」
星邑(仮):「私も一応生徒だったので、(以下聞き取れず)」
うわーっ、やっぱりシンちゃん&ラコさんだったんだ! 声をかけたかったけど、やめておいた(鈴木師匠や岩政らの件についてどう思ったか聞きたかったなー)。
脇役としていぶし銀の輝きを見せていたシンちゃん、地味な存在だったけど綺麗でダンスが上手く、花組名物の二枚目男役集団ダンスのメンバーには必ず入っていたラコさん(後に「味ごのみ、あったでしょ!」のCMに出ていた)、お2人の現役時代の男役姿は、未だに心のアルバムに焼き付いておりますよ。たとえ何も知らぬ彼に、「えっ、あの2人!? ただのおばさんじゃん」などと失礼極まりないことを言われようとも。確かに現役時代より大分ふっくらしたり、シワが(自粛)けど、向かいに座ってる私だって、セーラー服の女子中学生→30女になってる訳だからねぇ。時は過ぎ、夢は渇き*2、だ。
それにしても、シンちゃんとラコさんって7学年離れてるけど、何がきっかけで一緒にレッズの試合を観に行くようになったんだろうか。優勝記念マフラーをしてるくらいだから、少なくとも去年から行ってるはず。うーん、気になる。ついでに、あの時間に電車に乗ってたってことは、レッズバーに行ってたってことなんだろうか。これも気になる。でも、かつて憧れの目で観ていた人たちが、同じ空間で同じサッカーチームを応援していたなんて、なんか嬉しかったなぁ。

*1:宝塚ファンは生徒をあだ名で呼ぶ

*2:87年花組公演「あの日薔薇一輪」挿入歌の冒頭