2005J1リーグ第5節 浦和レッズ△1-1△清水エスパルス@駒場スタジアム

負けも同然の引き分け。……どうして勝てないんだろう。何がいけないんだろう。試合終了の笛が鳴って、飛び跳ねていた足がパタッと着地した瞬間、石像になって硬直してしまった。いや、氷像かも。シーーーーーンと静まりかえるスタジアム。
さすがに今日は指定やバックでも拍手がほとんど聞こえず。東側では「もっと練習しろよ!」などと、怒号を浴びせる人も結構いた。その一方で、うなだれる選手たちに「頑張れ!」と声をかける人も。個人的には、先日のガンバ戦よりは内容的にはよかったと感じるし、選手たちが気迫のない試合をしたとは思えなかった。だからブーイングをする気にはなれず。とにかく勝てなかったことが悔しくて歯がゆくて、言葉も出なくて……。
そんな状態で沈黙するサポが多い中、何やらきゃらきゃらと騒いでる若い女子たちがいて、ナンジャコイツラハ、と思った。手すりを確保してるってことは、抽選とかに参加して、それなりに試合に参戦してるんでしょ。よくもまあ、こんな時に大声で笑ってられるな。空気読めよ。他会場の結果が発表されると、「ガス負けた〜、やったぁ☆」とか大はしゃぎ。うっせーよ!!

2日間で睡眠4時間、それでも結局仕事が終わらず、半ば逃げる形で会社を中抜けした。銭湯で身を浄めてレッズサポに早変わりし(苦笑)、一路浦和へ向かう。私にとっては去年の9月以来の駒場。キックオフ45分くらい前にスタジアムに到着し、酒井のMDCをもらって東ゴール裏へ。平日のせいか、階段はいつもよりは(って、こちらは去年の7月以来だが)空いていた。
チケットが取れないので、「もう“聖地駒場”とか言ってないで、全部埼スタ開催にしてくれよコンチキショー」などと思ったりもしてたんだけど(←新参者の超負け惜しみ)、駒場の空気はやっぱり違うと感じる。空いていた筈の階段に後から後から人が入ってきて*1、19:00に近づくにつれ殺伐感が増してくる。最近埼スタで陣取っていたエリアと違って、声が爆発的な塊になってピッチに降り注ぐ。
レッズの応援ではめったにしない、キックオフ20分前からの「威風堂々」。何度も歌った「PRIDE OF URAWA」、後半途中のウォーリアー。私たちの想いは選手に届いていただろうか。

立ち上がりからレッズは超攻撃的。……なんだけど、サイドにボールを出す→ふんわりクロス→タイミングが合わずorクリアされる、というパターンの繰り返しだったような気がする。山田はやっぱり右サイドの方が生きると実感したし、達也とかいい動きをしてるのに、それが得点に結びつかないのがもどかしい。というか、相変わらず決定機は外しまくってたしorz、何故自分で勝負に行かずにパス出しちゃうの?と感じる場面も結構あった。ボールへの寄せが甘かったりとか。永井は何だか身体が重そうな感じがしたなぁ。
こう書くと、何処が「前節より内容的にはよかった」なのか?って気もするけど、後半も怒濤のように攻め込んで、ガンバ戦の時ほど早々に電池切れしてなかった辺り、次へのかすかな希望の光が感じられた。あと、右サイドを駆け上がってくる太田をしっかり押さえ込んでいたネネが印象的だった。
エスパルスは予想通り、ガッチンガッチンに守備を固めていて、ガデナ゛ヂオ゛って感じだった。攻めても攻めても森岡やら山西やらに跳ね返され掻き出され、西部にセーブされ。チョ・ジェジンって、確か怪我をおしての強行出場だったはず。その彼に決められてしまったのは痛い。

終了後は会社に戻らなくちゃならなかったんだけど、浦和駅への道のりは遠かった……。ボルテージに寄ろうかと思ってたけど、その気力もなく。よく考えると、駒場での負け(に等しい)試合って、ほとんど経験したことがなかったんだった*2。ガラガラ声でぶすくれた反応をし、早々に電話を切った私を気遣ってか、仕事中の彼から「今までの試合はPSMだと割り切って、首位の瓦斯*3に勝てるよう頑張ろう」とメールが来た。PSM多すぎだなーおい。でも、そう考えることにしよう。「物語の始まり」は次節に持ち越しってことで。

●今日のエスパルスサポの応援

駒場の東側にいると、基本的に相手サポの応援はほとんど聞こえなかったりする。特に今日はそれどころじゃなかったし。

  • 平日ナイターだったけど、思ったよりもサポは大勢来ていた。「負けられない試合」という気持ちはこちらと同じなんだろうな〜。
  • 「超清水」と書かれた大旗(?)が3枚ほどぶら下がっていた。出島だと掲げられるダンマクの数に限りがあると思うけど、去年の6月や11月とはダンマクの雰囲気が違うというか……ウルトラ色の強いものが多かった気がする。オレンジの地に紺の文字で「プライドを賭けて闘え!」と書かれたものも。
  • 出島オンステージって感じで溌剌と歌い踊ってて、うっかりするとジーッと見入ってしまいそうになる。いかんいかん。
  • 正式名称は不明だけど、象が歩く時のBGMに使われそうな(←意味不明の比喩)、ドンデンドンデン、という低い音の打楽器が印象的だった。
  • おなじみの「♪レレオーレレオー」や、グリコCMの「♪オーレーオーレーオレオレ」、マフラーを振り回しながらの「♪オオオー、オオオオーオー」などはやってた気がする。
  • レッズが攻めてる時だったかに、西部コールを長くやっていて、不思議な感じがした(セットプレーの時とかなら判るが)。
  • 試合終了後は、エスパルスコールで選手たちを激励(?)。シーンとしているこちら側とは対照的だった。

(過去のエスパルスサポの応援に関するコメント)
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20041106

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪オー、オオオー、オオオー、オオオオ、エスパルス!」

こう聞こえたんだけど、エスパサポの人には「どのチャントのことか判らん」と言われそうだ(汗)。文字に起こしにくいというか……聞き覚えのあるメロディは何処かで聞いたことがあるんだけど、タイトルが判らん。

*1:メインスタンドに結構空席があったのが残念だった。しかも、入場者数15000人ちょっとって……チケット、完売したんじゃなかったのか!?

*2:昨年5月のジェフ戦はドローだったけど、今ほどレッズの成績にやきもきしてなかったので

*3:あ、首位じゃなくなったのか。しかし今の首位って……くーいまいましい。