2005J1リーグ第7節 浦和レッズ●1-2○セレッソ大阪@駒場スタジアム

まずはカニ、リーグ戦初ゴールおめでとう。今後に期待してます。

それと、売店の横で「チケットを譲ってください」の紙を彼が出した途端、速攻でチケットを譲ってくださったという方、本当にどうもありがとうございました。Aゴール裏席のシーチケで、1800円で譲っていただいたそう。何でもその方はシーチケを沢山持っておられたとかで、おそらく、来られない仲間の分を全部預かり、チケットを探す人に譲ってくださっていたのではないかと……。私はお会いできなかったけれど、この場を借りて御礼申し上げます。

そんな感じで何とか2人とも生観戦できた試合だけど、もう、心底がっくりしてしまった。これまで生で観た試合の中で一番最低だった。
これまで負けたり引き分けだったりした試合でも、選手たちから「戦う気持ち」が感じられた(少なくとも私は)。でも今日はそれすら感じられなかった気がする。
前節で勝ったから大丈夫とでも思ってたの? 大丈夫どころかパーだよ。セレッソには勝てるとでも思ってたの? セレッソ、去年より全然調子がいいですよ。順位はレッズより上だし。
SB席で観ていた前半。暑さにやられたのか?と思うほど、選手の足が止まっていた。10分も経たないうちに、西澤にスルッと抜け出されてゴールを決められる。さらに、右サイドを下村がガーッと上がってきて、西澤がパスを受けて(←この辺あいまい。1点目かも。どっちでもいーや)あっさり2点目。どうして西澤をあんな風にどフリーにしておくのか。
というか、1トップだった西澤は、前線を縦横無尽に動き回り、とても「今季最悪の調子」(と言ってたらしい)とは感じられなかった。久藤もよく走ってボールに喰らいつき、たまに覗いていたセレスレで「電池切れ」だの何だのと酷評を受けていた人とは思えず。DF陣も、前々節のエスパルスを思わせる堅守。ほんと、今のセレッソは上り調子なんだな〜と実感。
それに対するレッズときたら、選手が被りまくってるわ、ドリブルで無理矢理突破しようとしてあっさり止められてるわ、DFはボロボロだわ、無駄な横パスやバックパスが多いわ(以下略)。
後半は少し目が覚めたかな、という感じではあったけど、席を移って応援に専念してたので、詳細はよく判らず。ただもう、「連係」という言葉を忘れてしまったのかと……。
とにかくがっくり。これからの連戦でしっかり修正してください。本当に頼むよ。


これは書こうかどうしようかすごく迷ったんだけど、昨日のがっくり要素のひとつだったんで。
譲っていただいたシーチケのSB席は、試合を観戦するには絶好の場所で、座った時はとても感動した。でも、周りに座ってるのは文句タラタラオヤジ、野次オバ、突然怒声発しオヤジばかりで、もう「負の空気」が満ち満ちている感じだった。コールリーダーの声や太鼓がよく聞こえる場所なのに、コールやチャントはおろか、ほとんど皆手拍子すらせず……。やってたのは、一番前の席にいたおじいちゃん達くらいだったかな。
指定席は試合をじっくりと観戦するための席で、ゴール裏みたいに大声で歌ったり叫んだりする場所ではないとは思う。でも今日私がいた近辺の、「普通ボリュームでチャントを歌うことすらはばかられる」雰囲気は何なんだ一体(それでも小声で歌ったけど)。で、文句ばっかりたらたら垂れてて。なんか、選手たちを後押ししよう、勝たせようって気持ちは全くないんですね。駒場では去年SA席に座ったし、埼スタでもSAやらSCやらいろんなエリアに行ったけど(主にアッパー)、こんなにネガティブな雰囲気ではなかったよ。たまに野次ラー、指示ラーはいたけど、歌ってる人あり、手拍子だけしてる人あり、静かに観てる人あり、まったりとくつろいでる人あり、自作の旗(画用紙製)を一生懸命掲げてる小さい男の子ありで、指定席は指定席の良さがあるんだな、と思わせる感じで。
まあ、前半はあまりにもひどかったし、あの辺りの人たちは長年試合を見続けてきて、文句を言ってはいるけどレッズが大好きなんだろう(でも、好きとはとても思えなかったな〜)。だけど、失点した時すぐに、「浦和レッズ!」コールで切り替えを促すようなゴール裏のスタンスに賛同している私には、今日のSB席みたいな、失点してず〜っと文句を言ってるような雰囲気は到底理解できないものだった。文句を言うくらいだったら手拍子のひとつくらいしろよ!と怒鳴りたくなった。「おまえこそ来るなよ」と言われそうだけど(苦笑)。

彼もSB席に一度は座ってみたいとのことだったので、ハーフタイムにコンコースでチケットを交換した。途中で「いや、俺はずっとゴール裏でいいよ」と言われたんだけど、私はもうあの席はいいやって感じだったので、半ば強引にw
彼は西側の一番後ろにいたそうだけど、私は東側で、人と人との間に1人分だけ空いてる手すりを見つけたので、そこに入って即応援開始。ウォーリアーには間に合わず、「PRIDE OF URAWA」からだったけど、周りの人たちは皆飛び跳ね、大声で歌い続け、最後の最後まで勝たせようと必死になっていた。前・後半ともだるまの延長線上辺りにいたのに、1Fと2Fとでどうしてこうも雰囲気が違うのか。とても同じスタジアム内とは思えなかった*1。私はやっぱり、周りの人の気持ちが皆ひとつになってるこちらの方がいい。
試合終了の瞬間、また固まってしまい、次の用事があったのにしばらくその場で呆然としていた。なんか私、生セレッソやSB席や藤田の移籍が超楽しみ〜とか言っちゃって、気持ちが完全に緩んでたんじゃないだろうか。そんな時に、氷水やら泥水やらをいっぺんに浴びせかけられた((c)前号MDPの投稿)ような感じ。浮かれていたことが心底悔やまれる。

●この日のセレッソサポの応援

  • キックオフ20分前頃に駒場に着いたら、出島の壁の向こうからピンク×紺のチームフラッグが何本もはためいているのが見えた。たとえ敵でも、こういう光景は何となく気分がいいもの。
  • ダンマクは、黒地にピンクの文字で「セレッソ大阪 今ここに…」と書かれたものが目立ってた。「REAL OSAKA ULTRAS」「GO!GO!トミー」も。あとは「森島寛晃」「FW 西澤明訓」「久藤清一」など、選手名を染め抜いたノーマルなものが多かった気がする。
  • 声が小さいというより、全体的にものすご〜く大人しかったような……なので、出島がよく見えるSB席にいた前半でも、あまり印象に残ってなかったりする。
  • 基本コールは「(ダンダンダダダン)セレッソ大阪!」。あと、「お・お・さか! お・お・さか!」というコールもあった。
  • Jリーグ開始の頃に流行った、「♪オーレーオレオレオレー」のメロディを使ったチャントもあった。

●頭ぐるぐるコール&チャント

「アレ浦和」と同じメロディのチャント

歌詞とかは覚えてないけど、「あ、アレ浦和だ」と思ったものがあった。ただしテンポは浦和よりもかなりゆっくりめ。

*1:後半だけSB席に座った彼も「あの席は観やすいけど、周りの人がちょっとツラい」「あの人たちは悪いことしか言わないし、常に選手がベストの状態じゃないと絶対に許さないのかな」とぼやいていた