ナビスコカップ準々決勝第2戦 浦和レッズ○1-0●清水エスパルス@埼玉スタジアム

負けへんでダンマクの言葉を借りるなら、「また、おまえらか!」なエスパルスとの3連戦目。ヤマザキナビスコ様ご提供のクッキー3枚パックを受け取り、初めてホーム側SB席に座った。ほぼゴールラインの延長線上で、北ゴール裏にも近く、なかなか観やすい席。


今日もまた、点が取られる気はしないけど、入る気もしない試合だったな〜と思った……。引いたチームvs.引いたチームみたいに感じられた時間もあった。ただ、日本平の時に比べると、「うわっ、あぶねーーー!」と肝を冷やす場面は少なかったような。
前半半ば過ぎ、主審の判定に怒ったジェジンがボールを叩きつけて、あっ、と思った瞬間、赤紙が出て退場に。相手のキーマンがいなくなったのに、数的優位を全然感じさせないレッズ。これは仕様なのか、そうなのか。横パスばかりで縦への速い動きがないのは、そういう戦術だったから? それとも、縦に抜けられないから? 観戦眼のない私にはその辺がよく判らなかった。
前半はトミー1トップ、ポンテと山田の2シャドーだった*1と思うのだけど、後半、よく見たら山田が右サイドにいて、平川が下がって4バック?みたいになっていた。そして、後半に入ってから、エスパルスのパスをカット→カウンター攻撃を仕掛ける場面が見られるようになって興奮。特に、ゴール前のごちゃごちゃとした密集地帯を、アレックス・長谷部・ポンテがシンプルにパスを回して抜けようとした場面(選手などはややうろ覚え)、左サイドを敵陣の深い位置まで駆け上がったウッチーの攻撃参加にはワクワクした。
後半30分過ぎ、永井のヘディングシュートは「決まったーーーーうおおおぉーーー!」と大喜びしてしまったのだけど、オフサイドの判定w 永井はドリブル独走とか、「らしい」プレーもあったけれど、1対1を外しまくってたなー……トミーとの交代で永井が登場した時のスタンドの熱気はすごいものがあったんだし(と、私は感じた)、頑張れ。
じりじりするような展開だった後半のラスト、「PRIDE OF URAWA」が始まってから、「あ、今日も1点取って勝てるかも」と、根拠のない自信が頭をもたげてきた。今日は入場者数が30000人ちょっとだった割に、ゴール裏もバックスタンドも熱くて、POUは皆、大声で歌っていた。そんな時、またまた長谷部のシュートが決まった!! その瞬間の盛り上がりっぷりはすごかった。
ヒーローインタビューで、「つまらない試合をしてしまってすみません」と言ってた長谷部だけど、今日に関してはとにかく勝つことが第一だった訳だし、引き分けに終わらなかっただけいいじゃん。勿論、これからもっと面白いサッカーで魅せる!という決意表明であるのなら、頼むぞ!という感じなのだけど。
ずっと神モードが続く都築もヒーローインタビューを受けていた。先週と今日とで、♪ランランララララランラン 長谷部誠〜と♪都ー築龍太、ラララララーを何度も何度も歌ったような気がする。
あと、アレックスがすごく印象的だった。長谷部のゴールをアシストしたのはアレックスだし、それ以外にも、永井のヘディングシュートにつながるクロスを入れたり、ドリブルで中へ切れ込んでいってシュートを打ったりと、チャンスを演出しまくり。「アーレックス、アーレックス」コールが何度も起きたし、♪三都主アレサンド〜ロ Let's get GOALも歌った。セットプレーのキッカーは、ポンテと半々でってことになるんだろうか。


公式戦デビューを果たしたポンテとトミーは、周りとの連携がまだまだかな?という印象(あたりまえだけど)。
「トミーと呼んでください」のマリッチトミーは、今日だけではまだ何とも……。でも、前線でよく走り回ってたし、長谷部からのパスが通らなかった時、長谷部に対して「GJ!!」みたいな合図をしてた。もしかして足……遅い?とか、当たりに意外と弱い?とか、空中戦に弱い?とか思ったりもしたけど、私が今までレッズでは観たことのないタイプのFWという感じ。早く達也か永井との2トップを観てみたい。
ポンテはやっぱり技術があるなぁというか。ヒールパスを出した時、まるで海外チームとの親善試合みたいに「おおぉ…」とスタンドが感嘆の声を発していたw 相手選手がわらわらと寄ってきてもスッと抜けるし、長谷部とのコンビネーションが楽しみ。早速「バ!モ!ポンテ!」コールができていたなぁ。
(追記)「バ!モス!ポンテ!」が正解なのか。


そういえば今日のゴール裏、前段で気合い水が撒かれていたように見えた。今までそういうことってなかった気がするので、ちょっとびっくり。


準決勝の相手はジェフ。レッズの次にレイソル、その次にジェフが好きな私@千葉県民は、「望むところだ」という感じ。主力を引き抜きまくったジュビロに2勝1分という成績なのもGJだ。5月のリーグ戦では、負けにも等しい引き分けだったので、ここできっちり決着をつけたい。いや、その前にリーグ戦頑張ろう。


ところで、試合終了後、準決勝のチケット販売のお知らせがオーロラビジョンに出てたけど、「会場:駒場スタジアム」に思わずハニワ顔になってしまった。おまけに、千葉ホームでの試合が臨海だと知り、orz状態。平日でナビスコだからってこともあるんだろうけど、準決勝なのにー。チケット争奪戦のことを考えると気が重い。今まで、争奪戦に勝てたことがほとんどないからなぁ……。こういう時に限って、獲物に群がるハイエナみたいにゲッターが湧いて出てくるし。
私も予選リーグのホーム大宮、アウェー新潟には行けなかったので、参戦率が高いとは言い難いんだけど……これまでの半券提示で優先購入とかできないんだろうか。無理か。

●この日のエスパルスサポの応援

お盆だからか準々決勝だからか、予想より遥かに沢山来ていて、Aビジターエリアが広げられていた。

  • スタジアムに到着した時(キックオフ40分前)、すでに「♪オオオー オオオーオー」と元気よく歌っているのが外にも響いてた。
  • 「プライドを賭けて闘え!」ダンマクは先週もあったけど、こちらのホームではいつもすごく目につく。手書き風の「見せろ!清水オレンジ底力」も目立ってた。ほかには「伊東輝悦」「崔 兌旭」「兵働昭弘(オレンジと青の字)」など。
  • ビッグフラッグを出してたけど、ふくらんだりたるんだり。やはり出し方に問題が……
  • たるんでいるといえば、ウルトラ連(?)のバンデーラも、よじれたりゲートから垂れ下がったりしてるように見えた。ちとカコワルイかも。
  • オレンジの布に黒で「清水無双」と書いたゲーフラのあなた、先週に続いてなかなか目立ってましたよ。
  • 選手入場の時、オレンジのフラッグが一面になびいて綺麗だった。
  • 前後半のキックオフ前、「最後の0.01秒まで全力で」という白ダンマクが掲げられていた。
  • アントラーズアルビレックスに続いて、通路より前段のサポも全員立ち上がり、身体を動かして応援に参加していた。気合いを感じた。
  • 「♪オオオー オオオーオー」「♪レーレレオー」「♪オーレーオーレーオレオレ」の3点セットは、今日もしょっちゅう歌ってたように思う。
  • 打楽器のリズムが、アフリカ奥地の部族の踊りを彷彿させるコールがあった。というか、打楽器(スルド?)の音が、先週よりも目立ってたような。
  • 「♪オーオー オーオーオーオーオー 清水〜 共にいこう いつまでも」のチャントは、打楽器ありと手拍子のみのアカペラと交互で歌う構成になってるっぽい。
  • 「浦和を倒せ〜♪」のチャント、「♪ファイテンハホー ファイテンホホー」と聞こえる。ほんとは何て歌ってるんだろう?
  • 高木純平が投入された時、「純平、オレ!」コールをしていた。
  • 試合終了後、挨拶に行った選手にフラッグを振り、「エスパルス!」コールで迎えていた。
  • いかん、気を抜くとやっぱり目がいってしまう……


(過去のエスパルスサポの応援に関するエントリ)

http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20041106
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050413
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050806


●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪オーレーオーレーオレオレ!(数回繰り返し)オレ!オレ!オレ!清水エスパルス!」

グリコCM。先週気になっていながら書き忘れてたけど、「フォ〜ン」と不思議な笛の音みたいなのが入ってるように聞こえるのは気のせい?「オレ!(フォ〜ン)オレ!(フォ〜ン)オレ!(フォ〜ン)」みたいな感じ。

「♪レーオーレーオー エスパルスエスパルス!」

サポを半分に分けて立ったり座ったりする応援、キター! 去年駒場で見た時、強烈に印象に残ったので、また観られてよかったというかw キックオフ前ほか、試合中にもやってた気がする。

*1:スタメン発表の時は、トミーとポンテの2トップかと思った