達也は「ハーハー」言うのか
id:RINRIN:20040413で書いた『いなかもんの踏絵』の続編を買ってみた。こういう本って、疲れている時でもサクサクと読めるのでイイ。
- 作者: 永浜敬子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 単行本
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横浜市のゴミ収集車がクレイジーケンバンドを流してるとか、甲子園を覆うツタを阪神百貨店で売り出したことがあるとか、小ネタも満載。両方とも初めて知った。
表題の件は、「山口人」のページに、
- 「なんでそんなに『ハーハー』言ってるの?」と聞かれたことがある。
という項目があったから。「ハー=もう」で、山口県の人は「ハー嫌だ」「ハー知らない」て感じで使うんだそう。
同様に「静岡人」のページを読むと、山田や長谷部、啓太、平川ほか静岡出身者は「しぞーか県」と発音し、「テレビ寺子屋の吉岡たすく先生」を心の恩師と仰いでいるんだろうか、と思ったりする。
「埼玉人」のページには、
- 焼酎といえば「浦和の涙」。
という項目あり。
千葉県に20年以上住んでる私が、「千葉人」の今回の新ネタでうなずいたのは、以下の2項目。
- 「国鉄千葉駅前」という京成線の駅名にはさすがに違和感を持っていた。
- 東京で電車に乗ったときに降っていた雨が、降りるころには雪になっていて呆然とした経験がある。
これは確かに。千葉県に引っ越した当初「変な駅名だな〜」と思った覚えがある。でもそれより、国鉄がJRになった時、国鉄千葉駅前駅を京成千葉駅に、京成千葉駅を千葉中央駅に無理やり変更した(京成千葉駅をひとつずらした)強引さの方が気になったっけなぁ。
後者はもうほんとに激しく同意という感じ。逆に、家を出る時は晴れてたのに、会社の最寄り駅の階段を上がったら雨が降ってて呆然、ってパターンもある。
でも千葉人の場合、房総半島や内陸部の方は判らないけど、私を含めて都内に出やすい街に住んでる人は、
- いなかもんだと決して思っていない。基本的に自分は東京人となんら変わらないと思っている。
これに尽きるのではないかと……。『〜踏絵』にも載ってたネタだけど。
以前エルゴラの対談記事で、とうこくりえさん(千葉人)が「千葉県民は東京に目が向いちゃってる人が多くて、地元には寝に帰ってくるだけって人が多い」「千葉県民は埼玉県民に比べると地元意識が薄い。千葉には、浦和の須原屋みたいな個性的な品揃えの書店とか、エメルソン説得のために休んじゃうようなお店がない」と話していて、それだ!と膝を打った。実際私も、地元には寝に帰ってくるだけだし、中学以降は県外の学校に通ってたせいで、友達と遊ぶのは都内だもんなぁ。
その対談では、「だから千葉県の2チームは観客動員数が伸びないのではないか」と結論付けていたように思う。でも私の場合、Jリーグを観るようになってから、「レッズが一番だけど、その次と言われたらレイソルとジェフ」と、地元意識がちょこっとだけ出てきたけどなー。
話が逸れてしまったけど、著者の永浜さんのホームページに行くと、本には載っていないご当地ネタがあれこれあって面白い。
- 旅先で「どちらから来ました?」と聞かれ、思わず「東京」と答えて自己嫌悪になる時がある。
うんうん、あるなぁ……。
●web永浜商店
http://www.linkclub.or.jp/~keiko-n/
●神秘珍々ニコニコ園非公式ページ
http://www.telnet.or.jp/~ucb/keiji/nikoen/