2006ゼロックス スーパーカップ ガンバ大阪●1-3○浦和レッズ@国立競技場

朝、レッズのマフラー+レプリカ着用(上にコート着てたけど)で乗り込んだ総武線。途中居眠りして目を覚ましたら、いつの間にか周りには、同じようにマフラーやレプリカを身につけたレッズサポの姿がチラホラと。「ああ、シーズンが始まるんだなぁ」と嬉しく実感。
代々木門の待機列に到着したのは8:40頃。その2時間ほど前から、会社で徹夜仕事をしてたという彼が、土気色の顔でフェンス沿いの列に並んでくれていた。公園内で蛇行する列の長さに、「今年は並びがもっと大変そう……」と思う(普段、早起きできなくてろくに並びもしないくせに)。あの公園は、千駄ヶ谷門入場でも代々木門入場でも、結局レッズサポの待機場所になってしまうんだな(苦笑)。
入場する時、「The History of XEROX SUPER CUP」DVDやエルゴラ増刊号(?)などをもらう。私たちにしては珍しく出足が早かったせいか、前段にあっさり座席確保。空は気持ちよく晴れ渡り、ゴール裏には早速新ユニを着たサポが沢山いた。黒の分量が増えたのはいいけど、首周りの白の分量が増えたのは嫌かも。今年の背番号って金縁なのね。
そのユニを着た伸二やワシントン、相馬が練習で出てきた時「うわー、本物だ」と思ってしまった(珍獣じゃないんだから)。伸二とペアを組んでいた闘莉王は、伸二に対抗してか(笑)足技を駆使しようと頑張ってたように見えた。闘莉王らしくていいぞ。


スタメンに、インド戦でフル出場だった伸二&長谷部が入ってたのでちょっとびっくり。どっちかは途中出場かと思ってたんだけど……ギドらしいっちゃギドらしいかも。ガンバの方は、宮本・加地がベンチスタート。
試合に関しては、
前半終了時の心境→「ウヒョー! これは来週からが楽しみ!!」
後半終了時の心境→「勝ってよかった。でもこんなんで来週から大丈夫かな……」

開始早々、フェルナンジーニョや新加入のマグノ・アウべスの動きにDF陣がついていけてない感じがしたので、「マズいなぁ」と思う。そして3分も経たないうちに、フェルナンジーニョのCKから坪井がorz 坪井にとってちっこいおっさんは天敵なんだろうか*1と思ったけれど、その後はしっかりと止める場面もあったのでホッ。
「ホ!リ!ノウチ!」コールの中、ロビーのFKから堀之内が決めてくれた! 闘莉王とともに、ホリのヘッドが武器として定着してきてるのは心強い。他チームサポからの注目を集めてるようなのも嬉しい*2闘莉王がたびたび攻め上がったりFKを蹴ったりwしてたけど、ホリのゴールに刺激されたからかな。
その後、伸二、長谷部、ロビー、アレが絡んだシンプルでスピーディーなパス回しは、観ていて本当に楽しかった! 伸二のスルーパスを受けたシトンの2点目、力強いドリブルから落ち着いて決めてたなぁ。3人に囲まれながらボールを失わないロビーは相変わらず頼もしい。久々の右サイドだった山田は、大黒がいたらすかさず拾われちゃうんじゃないか?って感じの適当なバックパスが多かったけど、まだエンジンがかかってないのか?
後半はロビーが3点目を決めてくれたものの、加地&播戸inが効いたからなのかレッズの運動量が落ちたからなのか、ガンバの猛攻撃にヒヤヒヤさせられっぱなし。遠藤のシュートを片手で弾いた都築(これは前半だったか)、GJ!! マグノや播戸も怖いシュートを撃っていた。
加地や播戸が途中出場、宮本を最後まで温存と手の内を見せていないっぽいガンバに対して、こんなに押し込まれていていいんだろうか、と不安になった。それと、伸二・シトンout、永井・細貝inからさらに押し込まれまくってた気がするので、「伸二頼み」「シトン頼み」になってしまったら困るなーというか……「誰かが抜けたら成り立たなくなるサッカー」になっちゃったら嫌だな、とも思った。せっかく強力な選手補強をしたのに、その補強した選手たちの個の力、もしくは牽引力に頼ったまんまじゃ意味がない。まあ、今日の前半みたいな戦いぶりが今年のデフォルトで、さらに進化してくれるだろうと信じてます。


初めて観た赤い伸二。ボールタッチや動きが別格って感じがした。シトンは、個人的にレッズでは初めて見るタイプのFW。前線にボールが収まりどころができた。
相馬は出番があるかと思ったら、アレout、細貝inだったので驚いた(萌がいきなり左サイドとは!)。よっぽど守備が苦手なんだろうなぁ。黒部はベンチ入りもしてなかったけど、どうしたんだろう。


後半のガンバのマグノ・フェルナンジーニョ・播戸の新トライアングル。去年のトライアングルの破壊力にはまだまだ及ばないものの、個々人は怖い。これが噛み合ったらさらに怖い。
そういえば、遠藤・橋本コンビにどう割り込むんだろうと思ってた明神。割り込めなかったのか、右のストッパーをやってて驚いた(後半途中から、ちょっと前目の位置取りになってたような)。シトン、ロビーに競り負けて失点に絡んでたけど。開幕戦も是非明神右ストッパー、もしくは左ストッパーでお願いします>西野さん(でも、もうないだろうなぁ)。


主審に言いたいことはいろいろあったけれど、「西村だし……」と諦観してしまう自分が嫌だ。
あと、キックオフ前からすごい数のカメラマンに苦笑いしてたんだけど、選手がゴール裏に挨拶に来てくれる時、十重二十重に取り囲んで選手が見えなくなっちゃってたのには辟易。
伸二やアレ、シトンが必死に「しゃがんで、しゃがんで」とジェスチャーしてるのに、ぜ〜んぜんしゃがんでくれない彼らに皆怒り、大ブーイングが。「おまえら代表の取材に行ってろよー!」「もう朝刊買わねぇぞー!」との野次も飛んでいた。ほんの数分のことなんだし、せめて挨拶の時くらいは邪魔しないで欲しい……。ゴール裏からバックスタンドに移動する時、ギドがカップを持ってたのは、カメラマンを分散させるためなのかな、と思った。
中坊さんのコラムで名指しされてた記者は、練習の時にもゴール裏の前をウロウロしたり、だるまが据えられた途端カメラを構えたりしてたので、レッズサポを撮りたいんだろうか、と思った。でも、場の空気は読んだ方がいいよ……。



●この日のガンバサポの応援

改修中のホームゴール裏には「ZEROX SUPER CUP」の幕がドドーンと。その脇辺りにしかエリアがなくて、さすがに可哀想だと思った。でもあの幕、ガンバっぽい色合いだった。

  • 播戸竜二」「縦横無尽 明神智和」など、新加入選手のダンマクが早速張られていた。加地のは明和電機みたいな書体で「カジアキラ」と書かれていた。そして、レイソルから移籍してきたとおぼしき黄色い地の「MYOJIN」ダンマクも(あれはありなのか?)。
  • その他、「大阪の番人 松代直樹」「不屈のトルネード 二川孝広」など、去年の万博で見かけたダンマク多数。キャッチ+選手名、というパターンが多いような。
  • 西野朗」ダンマクの存在を今日初めて知った。
  • キックオフの前、デカ旗を出していた。ガンバのエンブレム入りのと、「GAMBA」「☆」「OSAKA」の4枚。後者3枚はほとんど隙間無く並べて出してたので、パッと見1枚のデカ旗っぽく見えた。「☆」旗はロートがスポンサーなのかな(ロゴが入ってた)。どれもサイズが小ぶりだったからか、こちら側では「ゼロックスの幕に負けてるぞー!」という野次が飛んでいた。
  • 最後に白ダンマクが出てきて、手描きのガンバボーイがチラリと見えたので、「レディアがしばかれてる絵でも描いてあるのかな」と思った。ら、痛めつけられてたのはセレッソのロビー(狼)。そして「ANTI PINK」の文字。何故、うちとの試合で大阪ダービー用のダンマクを出したのでしょう。下の3つから選びなさい。
    • 「レッズなんて相手にしてへん、うちらの敵はセレッソだけや」という意味を込めて
    • 大阪ダービー@長居を彷彿させる席割り*3を皮肉って
    • 「今日の試合は本気じゃない、あくまでもPSMだから」という意味を込めて
  • 毎回思うことだけど、やっぱりガンバってチャントの種類が多いなぁ。
  • 練習の時、ロビーチャントと同じメロディのチャントを歌ってたので(歌詞は「ラー」のみ)、こちら側では自然発生的に「♪オー ロービー ラララララ」が始まったw
  • 「ガンバーガンバおおさーかガンバ!」が「Boys in RED, URAWA REDS!」と同じであることに、今さらながら気がついた。
  • 「♪フォルツァガンバエ、フォルツァガンバエ」のメロディのチャントって、「ラー」のみで歌うバージョンもあるんだろうか。
  • 「♪フォルツァガンバアレー いったれいったれー」「♪アレオ、アレオ、アレアレアレアレアレオ」「♪オーミアガーンバ」など、聞いたことのあるチャントを今日も歌ってた。
  • うちの「ハバネラ」みたいな、スパニッシュ調の手拍子応援があった。
  • CKの時とかシュートを外した時とか、「キャーーー!!!」と黄色い叫び声が上がってたのでびっくり。駒場埼スタや万博で、あんなにキャーキャー言ってたっけ?
  • トラメガで何やら野次っていた(野次の内容は不明)。
  • 新コール、新チャントなどは、あったのかどうか判らず。


(過去のガンバサポの応援に関するエントリ)
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20051112/p1
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20050409
http://d.hatena.ne.jp/RINRIN/20040926


●この日のレッズサポの応援

新コール、新チャントのお披露目があったので書いとく。試合開始前、BOYSの人たちがコールリーダーの説明を受けながら練習してるのを見かけた。

  • シトンはいきなりコール、チャントと特待扱い。どっちも結構難しいかも……私のいたエリアでは、誰もついていけてなかった。でもメロディは覚えたよ!
  • チャントは聞こえた通りに書くと「♪バーモースワシントン、ゴール バーモースワシントン、ゴール バーモースワシントン、ワシントン、ワシントン、Let to GOAL」なんだけど……絶対に間違ってる気がするorz 練習の時、シトンは気付いてくれていた模様。
  • (※追記)やっぱり違ってた……正しくは「♪バーモースワシントン、フェズゴール×2 バーモースワシントン、ワシントン、ワシントン フェズゴール」だそう。
  • 伸二のチャントも2種類。「♪小野伸二 オーオー」の方はすぐついていけたけど(某J1チームの一昨年退団した選手のチャントと同じメロディだった)、もうひとつはよく判らず……ホーム開幕戦で覚えなくては。
  • ピカピカのだるまが登場し、皆拍手。今年もどうぞよろしくお願いします>だるま様
  • 珍しく練習の時から各選手のチャントを歌ったりしてたけど、啓太のが忘れられていた(涙)。
  • その練習の時のコールですでに声が枯れかけ、マズいな〜と思った。5分くらいで脇腹が痛くなっちゃったし。今年は、喉を痛めずに大きな声を出すことを目標にしたい。以前ほど喉が痛まなくはなってきてるんだけど……まだまだ。
  • 「サムライの魂を忘れるな!」ゲーフラを見かけた(ホロリ)。
  • PSMだからってこともあってか、普段よりややまったり気味だったか。
  • でもそれを抜きにしても、前段はあまりにも大人しすぎた気がする(天皇杯決勝の時も気になった)。中心部からゲート1つ分だけずれた程度の場所だったのに。最初の2-3回は歌ったりするんだけど、すぐにやめて試合に見入っちゃったりしてる人が多かった。そのせいか、通路組とおぼしき人から「おまえらもっと声出して行こうぜ!」と怒声が。
  • そんなエリアでも、太い声を出して孤軍奮闘してる人が何人もいるのは心強い。
  • 割と近いところに、アレ専属野次ラー軍団がいた。アレがボールに触っただけで「あーダメダメダメ」とか野次飛ばすな。案の定チャントとか歌わず、腕組みして観てるだけだったし。カンベンしてくれ。
  • 勝った時たまに歌う「♪アーレーフォルツァ浦ー和ー 俺たちととーもにー」。私のいたエリアでは、数人しか歌ってる人がおらず……歌ってる方が浮いてるというか、歌っちゃマズいことでもあるのか?って感じでトホホだった。さらに、周りが歌ってないせいで、自分が「♪アーレーフォルツァ浦ー和ー」の部分をきちんと歌えていないことが丸分かりで、さらにトホホだったorz
  • コールリーダーが「おまえら全然声出てねぇじゃねーか! カラオケにでも行って声出して来いよ!」というようなことを言っていた。「天皇杯ゼロックスも忘れようぜ!」ってことで、終了後の『We are Diamonds』はなし。

●頭ぐるぐるコール&チャント

「ワ・シントン、ワ・シントン、ワ・シントン、ワ・シントン ワ〜シント〜ン ワ〜シント〜ン」

かなり凝ってるシトンコール。聞こえたままを文字に起こしてみたけど、あってるだろうか。「ワ・シントン」4回は急速調、「ワ〜シント〜ン」は、「バ〜モエ〜メバ〜モ〜」コールを彷彿させる音で、「ワ〜シト〜ン」と聞こえた。「ワ〜シント〜ン」部分が頭をぐるぐる。

「♪ラーララーララララー ラーララーララララー」

去年の万博でも聞いた覚えのあるガンバのチャントだけど、これじゃどのチャントか判らないか(苦笑)。

*1:去年の11月の万博でもやられてる

*2:他チームサポの観戦記で「堀之内はいい選手だな」などという記述をよく見かける

*3:セレッソホームの時、アウェイゴール裏エリアが縮小され、ガンバサポが狭いところにぎゅう詰めにされた。でも今回の件はレッズのせいじゃないよ