2006J1リーグ第4節 浦和レッズ○3-0●セレッソ大阪@埼玉スタジアム

去年のトラウマがまだ生々しく記憶に残っているうえ、連敗ストッパーになったらどうしようってこともあって、ここまでの4節の中で一番緊張した試合。試合開始前は、心臓が痛いほどドキドキした。
でも、蓋を開けてみれば3得点、今季初の無失点で快勝。心の底から嬉しかった。ほんとによかったー。


でも前半はどうなることかと……。開始直後、アレのクロスを受けたシトンのヘディングには「おっ!」と思ったものの、その後はじれったくなるような展開が延々と続く。攻撃は中央からのみで、ボールは前線には行くものの、わざわざセレッソの選手がごちゃっと固まってるところで細かくパスを回してはあっさり奪われる、の繰り返しだったような。シュートに持ち込めず、パスのタイミングが合わないこともしばしば。攻撃のコールもすぐ途切れるような状態だった。
「なんでセレッソ相手だと、こういうしょっぱい展開になるんだろう」と首を傾げながら前半終了。でも1回だけサイドチェンジが見られたので、このまま我慢すればいつかは、と思った(←毎回これを書いてる気がするなぁ)。


大脱走」とともに始まった後半、ロビーがシュートを撃ち損なったこぼれ玉が伸二のところに行き、そのままミドルシュート。ボールはセレッソDF陣の頭上を大きく越えていき、ゴール右上隅にザックリと突き刺さった。待ちわびていた先制点&伸二の復帰後初ゴールに、ゴール裏大盛り上がり。ダイレクトで蹴ってたことをリプレイで知ったけど、すっごい! このシュートだけでごはん3杯はいけそうだよ! 伸二が笑顔だったのも嬉しかった。
このスーパーゴールをきっかけに、レッズの勢いが増し、セレッソの動きがドタバタしてきたような印象を受けた。桜の枝を折ったって感じかな。さらに、シトンがボール落とす→ロビーに当たって跳ね返る(?)→すかさずシトンがズドンとゴール! ここで勝負が決まったんじゃないだろうか。桜を切り倒したのはやっぱりワシントンだったねぇ。
あとはもう、中盤にスペースが空いたこともあってか、ルーズボールはことごとく拾え、パスは気持ちよく繋がり、ボールは面白いほど奪えるようになっていた感じ。DF陣も積極的に攻撃参加していて、3点目は、ホリの上げたクロスをシトンが落とし、闘莉王が蹴り込んで決まった!って形だった。闘莉王は今日もガンガン上がり、力強いドリブルを見せ、まるでシトンと2トップみたいだったw
そういえば、伸二と交代で入ったウッチー(今日もボランチ)。左サイドを駆け上がってノールックパス(?)を出した瞬間、スタンド全体から「おおーぅ」という感嘆の声が上がっていた。セーブされちゃったけど、いいミドルシュートも撃ってた気がする。
それと、3枚目の交代カード、シトン→黒部。黒部には是非恩返しゴールを……と願い、セットプレーの時に黒部コールもしたのだけど、残念ながらゴールはなし。出場時間が短いから難しいけど、早く結果が出るといいねぇ。
唯一心配だったのは、2試合続いた終盤の失点だったんだけど、それもなくてホッとした。
あと、主審が流す系だったってこともあるけれど、カードが1枚も出なくてよかった。「ゴルァ!下村!!」*1とか、主審がパスカットしてどうするよ、みたいな場面はあったけどね。
ゴール裏に挨拶に来た時、アレがポストをポンと叩いてたけど、「僕のシュートを外に弾いちゃダメだろ、コラッ」って意味だったのかな。


セレッソは、西澤(遠くからでも一発で判別可能)がずいぶん中盤に下がるなぁ、という印象を受けた。去年の駒場では、もっと前線に張ってたような気がするんだけど。その西澤は、坪井や啓太らが厳しくマークしていて、全然仕事をさせなかった。GJ!!
それでも前半、古橋や森島が際どいシュートを撃った時はちょっと怖かったし、GK吉田は時折キョドリつつも、ファインセーブを見せてたように思う。吉田が飛び出しちゃってる時は、「ゴリゴリ君」ことDF前田が上手くカバーに入ったりしてて、絶好機をかなり防がれていた気がする。
それと後半、河村と交代で右サイドに入った山卓。練習の時、鳥かごに加わらず、センターサークル付近で1人黙々とランニングしていて、それを見つけた彼が「友達いないのかなぁ」と言っていたw チームになじんでないんだろうか。


今日は寝坊してしまい、当日抽選に間に合わず。でも、先に到着した彼が前の方に並んでくれていたおかげで、普通に席を見つけることができた。ホーム開幕戦の時は、当日抽選をしてやっと確保した席の辺りが、今日は余裕で空いているような状態。メインアッパーのアウェイ側なんて、観客が数人しかいなかった……。でも試合終了後、リーダーが〆の挨拶をしてる時、ガラーンとしたこのエリアでLフラッグを勢いよく振っている人がいて、見つけた時は何故か嬉しい気持ちになったりもした。
並びの時にシトンの好物・トッポを食べたのだけど、ゴールを決めてくれたので、今後ゲンかつぎとして続けてみようか思案中。今季に入ってから、ミスドの箱と並んで、トッポを持ってる人が増えたように思うんだけど、気のせいかな。
MDPの表紙はシトン(と抱きつくロビーの後姿withヤマの横顔)、MDCはヤマ。ヤマのカードが席の周りに落ちていて、私たちは1枚ずつ拾ったんだけど……捨てた訳じゃないよね? ヒーローインタビューは勿論伸二だった。



●この日のセレッソサポの応援

祝日とはいえ飛び石だから仕方ないかもしれないけど、人数が少なかったなぁ……

  • 去年の駒場でも見かけた、黒地にピンク文字の「セレッソ大阪 今ここに…」ダンマクが最前列に。近くの席の人が「今ここに…の続きは何? 今ここに散るとか?」とツッコミを入れていた。
  • その並びには、ピンク地に青字の「FW 西澤明訓」と、黒地にピンク字の「西澤明訓」が2枚並べて張ってあった。エースだもんねぇ。
  • 224ゲートには、これまた見たことのある「GO!GO!トミー」ダンマクと、青地の「下村東美」ダンマクが並んでいた。
  • メイン寄りの壁にはシリアス調の「届いているか 俺達の魂」(黒地に白抜き)ダンマク。Aビジター側面の壁に張ってあった「桜花僚乱」ダンマクは、くずし字だからか、彼が「あれ何て書いてあんの? 読めない」と言っていた。というか、正しくは「繚乱」なのでは……。
  • 西澤、下村以外の選手応援ダンマクは「森島寛晃」「吉田宗弘」「宮原裕司」「多田大介」などが最上段に。
  • 最上段の一番左に張ってあった「一騎当千 山田卓也」ダンマク、ヴェルディの時も見たことがあるぞ。ヴェルディの時は緑地だったけど、今日のは濃いピンク地。サポも移籍したのかな。
  • 上の方の空席に、セレッソのエンブレムデカ旗などを数枚広げてカバーしていた。「REAL OSAKA ULTRAS」のとおぼしき横長のサポチームダンマクは、一旦横に広げたかと思えば縦に直したりと、広げ方を試行錯誤していた模様(スペース空いてたしね……)。
  • キックオフ30分くらい前になっても、サポはパラパラと散らばっていて、中心部が何処だかよく判らないような雰囲気。
  • と思ったら、「今ここに」ダンマクに被せるようにして、「選手の頑張りを無駄にする様な監督いらん」という不穏な白ダンマクが出されていた。ずいぶん汚れた布だった 下の行がすんごく曲がっててバランス悪い部外者からすると、そんなダンマクを出すほどひどいとは思えなかったんだけど……。残留争いをしていたチームが優勝争いに参戦できたのは、小林監督の功績なんじゃないの?とも思った。
  • 大旗はエンブレム入りのものが多し。最前列一番左の大旗だけは、ピンク地に紺の縦ストライプ&「大阪」という文字が描かれていた。
  • ピンクの地に「西澤」と書かれたフラッグを振ってる人もいた。
  • こちらが応援を切ってる時も応援が聞こえてこないので「???」と思ったら、タイコがない様子だった。中心部が応援ボイコットをしてるという話をチラッと読んだけど、本当だったのか。
  • でも、一部のサポはタイコなし・コールリーダー抜き(リードの声が聞こえなかったので、いなかったかリード放棄したんだろうと思う)で、頑張って「セレッソ大阪!」コールをしていた。
  • わざわざ通路(階段)に出て、マフラーを掲げながらピンで応援してる人が目立ってた。
  • 西澤がシュートを撃った時だったか倒れた時だったかに、「アーキ!アーキ!アーキ!」コールが聞こえた。
  • 後半開始前、一部のサポが「90分間モリシが見たい!」という白ダンマクを出し、気がついたら監督いらんダンマクの上に張られていた。でも風が強かったせいかたびたびめくれ上がり、「いらん」が顔を覗かせていた。彼らの願いも空しく、森島は途中交代だった。
  • 試合終了後、選手が挨拶に行った時は「セレッソ大阪!」コールと拍手で迎えていた模様。
  • 私のセレッソ生観戦数がまだ少ない上(今日で2回目)、長居に行ったことがないからか、セレッソの応援の特徴が今ひとつ掴めなかったりする。「セレッソ大阪!」コールが割と多いのかな?という程度。

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪オ〜 バモセレッソ〜 セレッソ〜、セレッソバモセレッソ〜」

前半20分過ぎだったか、スタンド全体がシーンと静まり返った時間帯がほんのちょっとあって、その時にこのチャントが聞こえてきた。初めて聞いたけど、メロディは「♪オーFマリノース」「♪オー原東京ー」などのおなじみのやつ。こちら側にも結構ちゃんと声が届いてましたよ。だから選手にも聞こえてたんじゃないでしょうか>頑張っていたセレサポの方々

*1:伸二をPA内で後ろから倒す。一瞬PKかと思ったけどファウルなし