2006J1リーグ第9節 清水エスパルス○2-1●浦和レッズ(テレビ観戦)

現地組の皆様、本当に本当にお疲れさまでした……。選手を後押しする地鳴りのような「PRIDE OF URAWA」「ララ浦和」「アレ浦和」etcetc、本当によく聞こえてきたのに。エコパに行けなかった私は、出先で時間を作ってBS観戦した。念を飛ばしていたつもりだけど、届かなかったようで非常に残念。


あー、エスパルス強かったなー。
あー、レッズは最近の弱点が全部出ちゃってたなー。
あー、家(ry


キックオフとともに、豊富な運動量と激しいプレスで主導権を握るエスパルス。攻守の切り替えがすごく早い。それに対して、何故か様子見風というか、受け身になってしまうレッズ。最近そういうことが多いけど、どうしてなんだろう? 立ち上がりからガンガン行き、試合を支配して先制点を挙げてこそレッズなのに。前半途中で動きが鈍くなり、足元から足元へパスを回している様子を見て、うーーーーーんと首を傾げてしまった。
○キーニョ酢(←妙な変換されたけど、ちゃんと表記なんかしてやるもんか)にちぎられて先制され、そのすぐ後、集中力を切らしたところを兵働のクロス→ジェジンヘッドで追加点を取られ……orz こんな風に、前半立て続けに失点することってついぞ無かったので、しばし呆然。その後、シトンがPKをゲットし、ゴール右隅に落ち着いて決めて1点返していた。


後半は一転して、攻めに攻めるレッズ。押し込まれるエスパルスエスパルスの運動量が落ちたこともあって「これは追いついて逆転できるかも!」と思う。なのに、ゴールマウスに見えないバリアでも張られているかのようにシュートが決まらない。ポストにぶち当たり、バーに弾かれ、ギリギリのところで枠を外れ。
後半キックオフ前にウッチーがアップになり、ボランチかな?と思ったら最終ラインに。闘莉王が1列前に出て啓太とダブルボランチ。長谷部がトップ下に。面白いフォーメーションだなぁ。ちょっと驚いたけど、闘莉王はよく上がってるから違和感は無かった。
その後も、岡野(←ヤマ)、黒部(←啓太)と次々に攻撃的なカードを切り、2バック状態で攻めに出るギド。それに対して、斉藤(←○キーニョ酢)、和田(←兵働)を投入し、6バック状態に守りを固める長谷川健太。「レッズの決して諦めない強気な攻めの姿勢が、1点差なのに守りを固める弱気なエスパルスを打ち破った!」という、ドラマみたいな展開を期待していたのだけど、現実はそう上手くはいかなかったorz 斉藤が闘莉王番として入ってから、試合の流れがまたちょっとエスパルスの方に傾いてしまったような感じ。最近、試合の流れを変える役目を果たしてくれていた岡野だけど、「あれだけスペースを消されちゃったら、岡野もどうしようもないよなぁ……」と、彼がため息をついていた。斉藤の試合後コメントによると、リードした場合に想定していた通りの展開だったそうで、そういうことも含めて、最初から最後まで長谷川健太の手の上で踊らされていたかのような、モヤモヤ感が漂う試合だった。
決められるべきところで決めないと、ということに加えて、シトン以外の選手もどんどんシュート撃っちゃえよ!とか、攻撃が単調だな〜と思ったりもした。でも、前後半1回ずつあった長谷部のドリブル突破、上手くフィニッシュには繋がらなかったけれどいいアクセントになっていて、達也が戻ってきたら、こういう場面ももっと見られるのかな、と夢想。選手は皆頑張ってたとは思うけど、個人的に目に付いたのは長谷部かな(特に終盤)。


啓太の「この負けを糧にしないと。次の試合で修正できてこそ強いチーム」というようなコメントを読んで、何度も何度も頷いてしまった。ナビスコアビスパ戦はすぐそこ。その次にはさいたまダービーも控えてる。どんな風に修正してくるか楽しみに待ちます。






家本なぁ……。冷凍みかん頭にぶつけられて○ねよ。
別にエスパルス寄りのレフェリングではなかったし(シトンのPKも微妙な判定だと思うし、エスパルス助かったじゃん、と感じた場面もあった。後半ロスタイム5分も謎)、そのせいで負けた訳では全くないのだけど、試合を壊された、とは思う。今季、多少のファウルは流す主審が多くて、「流しすぎじゃないか?」と感じていた矢先での降臨だったので、余計違和感があった。安易かつ高圧的にカードを乱発する前に、まず試合を落ち着かせることを第一に考えて欲しいんだけど。
選手が抗議に詰め寄る姿が映るたび、「うわー、落ち着いてー! カード出されちゃうよー!」と画面に向かって声を上げていたのだけど(バカに抗議しても意味ないし)、残念ながらその思いは届かず。試合終了後のJリーグニュースで、ロビーのイエローカードが2枚(&レッドカードが1枚)になっててびっくりしたものの、異議によるものなんだろうなぁと容易に想像できたのが哀しい。ロビー、ここは一発頭を冷やして、アルディージャ戦で思う存分活躍してください。今日だって、闘莉王の頭にピターッと合うような芸術的CKを蹴ってたんだし。
あー、家本なんぞにカッカして、自滅してしまったのが心底悔しいなあ。ギドや選手のコメントが、去年に比べるととても冷静なのが救いだった。