2006J1リーグ第16節 ヴァンフォーレ甲府△1-1△浦和レッズ@小瀬スポーツ公園陸上競技場

 ←甲府駅構内。これ以外にもチラホラとレッズのフラッグが。
まずは、私にチケットを譲ってくださった心やさしいパパサポの方、一緒に参戦したK嬢に「定価で!」と言ってチケットを譲ってくださった方*1、本当に本当にありがとうございました。改めてお礼申し上げます。
それと、スタンドでばったりお会いしたaikさん、ボードを出している時に「余ってるチケット持ってないんだよ、ごめんね…」とわざわざ声をかけてくださったヴァンフォーレサポのおじさん、お気遣い感謝です。


そうやって何とか参戦できた試合だけど、うーーーーん…………。
4連戦最後、加えて苦しい試合を続けて制した後のヴァンフォーレ戦ってことで、「こうなっちゃったらやだなぁ」と心配していたそのまんまの試合展開になってしまい、心の底からがっくり。
最初っからヴァンフォーレに走り負けてて、セカンドボールを全然拾えず、いいようにボールを回されまくる。スペースガラ空きのサイドを使わず、狭いところでパスを回そうとしてあっさり奪われる。アルビ戦に逆戻りしちゃったみたいだった。かなり長時間出てたのに、何処にいたのかよく判らないような選手もいたし……
先制点をとられ、やっと眠りから覚めたように動きが多少よくなる(でも攻撃はチグハグ)なんて、油断していたとしか思えない。どうしてこんな風に「受けて立ってやるよ」みたいな入り方しかできないんだろうか。ヴァンフォーレが運動量が多く、アグレッシブに攻撃を仕掛けてくるチームだってことは事前に判っていただろうに、何も対策をとってなかったんだろうか? 今季、ほんとにこの手のチームに弱いな(嘆)。


アレックスのシュートは、打つ直前にコースが空いたように見えて、「これは入る!」と思った。アレはよく、苦しい時にゴールを決めてくれてる印象がある(CS第2戦とか)。頭にぐるぐると巻かれた肌色の包帯(?)が痛々しかった。でも、長谷部ともども、追いついただけで看板越えてこっちに来ちゃうのは早すぎ(苦笑)。あの瞬間は嬉しくて、「まだまだ! 時間はある!!」と思ったんだけどな。
後半、達也のクロスを、途中出場の黒部がヘッドで叩き込んでゴールネットを揺らした場面があって、ファウルを取られたのか(←記憶が曖昧)ノーゴールになっちゃったのだけど、ああいう場面をもっと観てみたい。
今日もギシはファインセーブを連発していて、そのおかげで勝ち点1を拾えた感じだったけど、毎試合「MVP:ギシ」っていうのもなんだか悲しい。それと最近、セットプレー(特にCK)からの得点の匂いが感じられなくなった気がする。研究されちゃってるんだろうなぁ……


とりあえずギド〜、もう達也の1トップ、スタメンの硬直化はカンベンしてください。達也はとても頑張ってるけど、勝ったフロンタ戦でも負担が大きすぎるのは目に付いたし、限界ってもんが……。そして、連戦で疲れきってる選手は(連戦じゃないのに動けない選手も)休ませて、生きのいいサブや若手を使ってくださいよ。何のための分厚い選手層なのか。それと、フォーメーションに選手を当てはめるのではなく、その時々でベストな選手を使い、対戦相手に応じたフォーメーションにして欲しいな〜と思う。ギドは対戦相手によって戦い方やシステムを変える監督ではないとはいえ、限度があるでしょう。頑固すぎるよ。
帰りの電車で、「長い時間試合をコントロールできたしチャンスも作った」という監督コメントを読んで、思わずのけぞってしまったよ。あのー、ギドってうちの監督だよね? ヴァンフォーレの監督じゃないよね? 私には「長い時間試合をコントロール」できてたようには到底見えなかったんだけど。


組織力と運動量のあるチームはいいな〜と、ヴァンフォーレを見てしみじみ思った。倉貫ややしけんがいなくても、普段と変わりないサッカーをしている印象。それに対して、「○○抜き」だと途端にダメダメになったりするレッズは……orz ディフェンスはちょっと荒っぽいかな?って感じだったけど、達也はビジュらに完全に抑えられちゃってた(涙)。


あと、情けないことに、応援はヴァンフォーレに負けていたと思う。声量じゃなくて、メインやバックを含めたサポの一体感が。彼らの手拍子や拍手がこちらを呑み込みそうな気がして、それを打ち消そうと、血管切れそうな勢いで声を出していた(特に後半)。私の並びの人たちは皆すごい気迫で応援してたし、A席(バック)のゴール裏寄り1/3くらいのエリアの人たちが立ち上がって応援してるのも見えたんだけど……うーん、ゴール裏全体の雰囲気が、何かフロンタ戦とかとは違うんだよなぁ。参戦できなかった方には申し訳ない限りです。




●この日のヴァンフォーレサポの応援

観るのは初めて。応援エリアはホームゴール裏のバックスタンド寄り1/3くらいだった。

  • ホームゴール裏とバックスタンドの間の空間に、青と赤のバンデーラが1本ずつ張られてた。
  • 最上段の一番右に、青赤の地に白ででっかく♂マークが描かれたダンマクあり。
  • ゴール裏中央に張られた「風林活火山」と「ダイナマイト中部」ダンマクが特に目立ってた。
  • 個人ダンマクは、最上段の「クラッシャー★イケハタ」、ヴェルディから共に移籍してきたと思しき白地に緑文字の「林健太郎」、ホームゴール裏メイン寄りの外壁の「SUDOGOAL」(青赤2色文字)が目についた。
  • 「マルモ」「田中新聞店」といった広告と、「奈須伸也」「藤田健」などの個人ダンマクが同化してたw
  • 応援エリア付近に張られてる弾幕は、青赤地を基調に「CURVA KOFU」だとかアルファベットオンリーで、何だか瓦斯っぽい(瓦斯でクルヴァとは言わないだろうけど)。
  • キックオフ30分前頃から応援開始。「We are KOFU!」コール(「ウィーアーこーふ、ウィアこーふ!」って感じで、瓦斯のコールと似てる)をやってた。
  • それと、「♪バモレオレーオレー」と聞こえるチャントもやってて、ジュビロの「♪アレアレオーアレー」と同じメロディだった。
  • 選手入場時、ゴール裏にビッグフラッグが2種類出てた。エンブレム+「VENTFORET KOFU」ロゴ+スポンサー名(武田とつく会社名だった)が入った大きいサイズのと、Lフラを何枚も繋げたような小さいサイズの。
  • 基本コールは「♪ヴァーンフォーレ!」かな? 「♪やな〜ぎさ〜わ」と微妙に似てる(ちょっと違うけど)
  • 「♪かっつーや、かっつーや」の石原コールは、アルディージャの「♪なっおーと、なっおーと」に音が近い。
  • でも全体的には、初めて聞くようなメロディのチャントが結構あって、個性的だな〜と思った。若干瓦斯っぽさを感じるのは、コーヒールンバとか、「♪オー 原東京ー」のとか、メロディがかぶるチャントがあるからかも。
  • テンポはゆっくりめで、ハーフタイム、「トロい応援だな〜」と話してる人がいた。でも一体感はこちらより上だったと思うよ……
  • トランペットのリードから始まる「♪はっしーれ走れ」ってチャント、詳細は覚えてないけど印象的。

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪アレ甲ー府ー アレアレ甲ー府ー アレアレ甲ー府ー アレアレ甲ーーー府」

……と聞こえたんだけど、これでいいんだろうか。このチャントも寂しげなトランペットのリードから始まってたけど、トランペットが夜鳴きそばのチャルメラみたいに哀愁ある響きだったのが、ヴァンフォーレの応援で一番印象に残ったことかも。

*1:「いくらでなら買う?」とか「1万円だったら売るよ」という地元の人にちょこちょこと遭遇したそうなので