2006J1リーグ第19節 浦和レッズ○3-1●アルビレックス新潟@埼玉スタジアム

アントラーズ戦以上に疲労感が色濃く漂う選手たちの動き。入り方はよかったし、前半は結構攻めてたけど、半ば辺りからどんどん動きが鈍くなっていき……なんか、もったりとしたカスタードクリームの中で試合をしてるみたいだな〜と感じた。
チャンスは結構あったけど、ピンチもかなりあった。最終的には地力の差というか、シトン力&ギシ力で勝てたような感じ。でもこの暑さ、連戦、選手の疲労度を考えると、勝ち点3を取れたならそれで充分と思ってしまう(←瓦斯戦の時は内容に不満を垂れてたくせに)。アルビサポの多くの方々が、負けたのに内容に満足してる様子なのは癪だけどな。


ヒラが痛んでピッチ外に出てる時、エジミウソンがあれよあれよと攻め込んできて、闘莉王が抜かれた。あっ、マズッ、とあわてた瞬間失点……。アントラーズ戦に続いて先制されて(しかも前半6分)、またズガ〜ンとショックを受けたけど、まだまだ時間はある。それに、アントラーズ戦で追いつけたんだから今日もできるはず!とも思った。
その後、反対側のゴール前で選手がごちゃごちゃしてて、何が何だかよく判らなかったんだけど、PKを獲得したと知った。ボールをセットするシトン。祈るサポ。シトンなら大丈夫!という期待通りきっちり決めてくれて、前半のうちに追いつけた。
さらに、伸二のシュートのこぼれ球をシトンがすかさず拾ってシュート、決まった! シトンもすごいけど、伸二の活躍が目立つようになってきたのも嬉しいところ。
それ以外に、前半はサイドを大きく使って揺さぶりをかけようとしてたのかな?と感じた。結構サイドチェンジが多かったような気がする。


1点差じゃ全然安心できない、と気が急く後半。なのにますます選手の動きは鈍くなり、ありゃりゃ?って感じのプレーが頻発。啓太が上がってヒラにパスを出そうとする→ヒラは来ておらず啓太キョロキョロ→サポざわめく、途中出場のヤマがシュート打てそうな位置でこねこね→「暢久勝負!」「打て!」とサポ叫ぶ(ここまではよくあることだけどorz)→あっさりボールをかっさらわれる→カウンター喰らう→サポ嘆きの声、など。
というか、ヤマはベンチスタートになって以降、試合ごとに緩慢なプレーが増えてってる気がするんだけど、どうしたんだろ。とりあえず、このゲーフラを1000回くらい眺めてメッセージを心に刻み、気を引き締めて欲しいなぁ。
それに対して引き締まってたのがギシ(今日のMDCモデル)。アルビのカウンターやセットプレーを何度も喰らい、こちら側からだと「ギャー! 入っちゃった!!」ように見えたシュートを、ことごとくセーブ(特に後半、アルビのCKが続いた時はヒヤヒヤもんだった)。さすが代表GK。ヒーローインタビューでの、「自分の仕事をしただけですから」というような言葉にも改めて痺れた。
オーロラビジョンの時計の針がそろそろ45分を差しそうな頃。闘莉王が上がってきて、いったんコケてボールを奪われかけるも*1、さらに奪い返してシトンに「おりゃっ!」って感じのパス。受けたシトンは、落ち着き払ってDFやらGKやら数人をかわしてシュート、祝・今季3度目のハットトリック達成!! これはすごかったなぁ……。ありがとうシトン。シトンありがとう。今日は何度も何度もシトンチャント、シトンコールができたし、それに対して、エンブレムにキスしながらゴール裏に向かってきてくれるのも嬉しかった。


そういえば、今日の審判団、特にバック側の副審は訳判らん。「ハァ?」って判定が多くて、シトンが苛立ってたのが……。なんでイエロー?と思ったら、異議だったのかorz あと、前半、ほっかも(北野)がバックパスを手で扱ってなかったか? スタンドが「あっ!」って感じで騒然としてたのに、見逃すなよ審判は。


冒頭で「勝ち点3を取れたならそれで充分」と書いたけれど、ずっとこんな調子の試合をされるのは困る……。特に次は、最下位でいかにも油断しそうな、でも最近は調子が上向きな(おまけに去年は全然勝てなかった)セレッソ、その次は前半戦も苦戦、運動量と組織力はレッズに勝るトリニータ(おまけに去年は(ry)と続き、さらにどっちもアウェイで、両チームとも代表選手はゼロ。不安が募るよ。
何度も何度も書いてるけど、ギドにはもうちょっと柔軟な選手起用をお願いしたいなぁ。そして選手もキツイとは思うけれど、ゴール裏に挨拶に来た時、ウォリアーで迎えた意味を感じて乗り越えて欲しい。

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今日は、浦和美園に着いたのがキックオフ40分前。今季初めてシャトルバスに乗ったけど、北門の近くで降ろしてくれなくなってた*2ので、レッズサポのブーイングとアルビサポのコールが響く中、焦りながら北に向かった。
K嬢から「今日席空きまくってるよ、取っとこうか?」とメールが来たので、ご好意に甘えて、珍しく211の上の方へ。K嬢が闘莉王ゲーフラを作ってきてて、「いいね〜」と見てたら、ゲーフラがオーロラビジョンに抜かれたのでびっくり(前々から思ってたけど、私もゲーフラ作りたくなっちゃったよ。ただ、壮絶にぶきっちょなのが……)。
夏休みで平日の埼スタは、いつもとは違うゆるんだ雰囲気だった。しかも私のいた辺りは、気合いの入ったサポが鋭い指笛を吹く一方、その前列では親子連れが試合中にの〜んびり座ってかき氷を食べてるという、まさにカオスな空間。日惨スタジアム2F席の上の方みたいでもあった。でも、いつものようにぎっしり入ってたならともかく、あれだけ空席があると、「座るな」とは言いづらいなぁ……親子連れだし、中心部から離れた上の方だし。
まぁでも、声出し派のピンサポが周りに沢山いたうえ、コールリーダーのリード、中心部のタイコや腕の動きへの意識が強い人が多かったので、そういう環境の割にはやりやすかった。コールもせず野次・指示を飛ばす人も近くにいなかったし。これで、かき氷親子を巻き込めてたらなぁ。
3万人台だったのは残念だけど、個人的には、これだけ入ったのなら平日も埼スタでいいと思う。アクセスとか改善しなくちゃいけない問題もあるし、非シーチケ組とはいえ、駒場での試合がゼロになっちゃうのは寂しいけれど。


●この日のアルビサポの応援

平日の遠方アウェイなので、さすがにAビジターは最小範囲だった。それでも駐車場には、新潟交通の観光バスが5-6台停まってたし、割とみっちりと詰まってた気はする。サポ数の少ないチームでよく見かける、上の方の空席にダンマクを広げてカバーすることをやってたのは意外(空席は少なかったけど)。

  • 遅い到着だったのでダンマク観察の暇はなかったけど、最前列に「走魂」、最上段に「GO!GO! 鈴木慎吾」ダンマクが張られてたのは記憶にあり。
  • ゲートの上に「俺もお前も超バモス」という白ダンマクが。これ、前も見かけた気がする。
  • サポは相変わらず元気いっぱい。
  • 選手入場の時、一斉にマフラーを掲げてた。何か歌ってたのかも。
  • 最前列の緩衝帯寄りのところで、オレンジと水色に塗られたパラソルを回してる人がいた。
  • 聴いたことのあるチャントやコールでは、「♪にーいーがたっ、レッツゴー」とか、「♪(ダンダンダダンダン)It's Soul!×2 に・い・が・た!(ダンダン)に・い・が・た!」はやってた気がする。
  • あと、「♪戦えー 新潟ー」とか「♪自分をー 信じてー」とかいう歌詞がある短調っぽいチャントも。
  • 先制点を取られた時の「♪エジミ〜ウソン、エジミ〜ウソン」は思わずムカッと。
  • 「金太!金太!金太!」コールは今日もあり(喜多コールなんだけど、どうしても「金太」と聞こえる)。
  • 矢野貴章チャントは、「おめきめれ貴章」というローカル色あふれる歌詞だと噂に聞いてたけど、確認できず。
  • コールの方は、「ア!ル!ビレックス!」と同じリズムで「矢!野!貴章!」と叫んでた(うちの「ホ!リ!ノウチ!」と一緒とも言う)。レイソルでのコールは「ヤ!ノ!キ!ショ!ウ」だったので、チームを移るとコールも変わるんだな〜と思った。あたりまえだけど。
  • スカパラの『A Quick Drunkard』のメロディのチャントは初めて聴いた。「♪○×◇*〜 俺のっにいがった〜」と歌ってた気がする(○×◇*部分は聞き取れず)。この曲って、個人的にアルディージャの印象がすごく強いんだけど、また違った感じだった。
  • 試合終了後は「アル〜ビレックス!」コールで選手たちを迎えていた。←この辺にも満足度が伺える


(過去のアルビサポの応援に関するエントリ)

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪お・れ・のー に・い・がたー オッオッオー オッオー」

Deep Purpleの『Smoke on the water』メロディのチャントで、これは初めて聴いた。こちらが応援を切ってる時に歌ってたので、耳にして印象に残ってるレッズサポは私以外にも何人かいる模様。

*1:ボールを奪われてコケたのかも。ちょっと記憶が曖昧

*2:北門と南門の間くらいの東駐車場に着く