2006J1リーグ第26節 浦和レッズ○2-0●ジェフ千葉@埼玉スタジアム

  ←南広場に停まってたタローズバス(越谷→埼スタ間運行予定)の運転手と乗客


体調が悪くて5:45に起きられず、スタジアムに着いたのはキックオフ30分前頃。ダメそうなら南かな〜と思ったけれど、今日はやっぱり全力で声を出して応援したい*1。当日抽選は無理だったものの、彼が先に並んで席を確保してくれていた。
「うう、お腹いた〜」とか思ってたものの、コールリーダーの「俺たちのホームで、同じ相手に負けられないよな!」の言葉で気合いが入り、「アレ浦和」が始まると、腹の痛みは何処かに吹っ飛んだ。
両チームの選手の気持ちをビシビシと感じる立ち上がり。序盤はレッズが押し込むものの、10分くらい経つとジェフに押され気味に。しかもジェフの選手が結構ガツガツと来てるな〜と思っていたら、シトンがPA内で後ろから結城に倒された。ゴルァ! 結城!! ほどなく、Aビジターから怒りの声があがり、一発レッドで退場になったことを知った。この時点で前半15分。あらまぁ……こんな早い時間にこんなことに……。
これで得たPKをシトンがきっちり決め、先制点! その後も何回かチャンスを作ってたけど、オフサイドだったり宇宙開発だったり、引いて構えるジェフDFに阻止されたりして実らず。というか、ゆっくりとパスを回したりして、即追加点!って感じもしなかったなぁ。うーん。


後半、クルプニコビッチに代わって啓太の従弟(水野)が入ってきた。やだなぁ……。そしてジェフに押し込まれ始めるレッズ。ちょっとちょっと、相手は10人なのに〜とジリジリしていたら、ヤマがアーリークロスを入れ、受けた闘莉王がヘッドで叩き込んで追加点!! すごい、すごいよ闘莉王!!! 怪我を押して強行出場した漢・闘莉王の得点に、発狂状態のゴール裏。よっこらせって感じで看板に上がり(笑)、サポに向かって喜びを表す闘莉王
ところがその数分後、闘莉王が下がってから不穏なムードに……。ジェフに何度も何度も攻め込まれて度々ピンチを迎え、シュートがバーに当たって垂直落下、ポストに当たって跳ね返った時は、もう心臓を素手でわし掴みされたような気分になった。1人少ないという感じがぜ〜んぜんしない辺りはさすがジェフ。巻はそれほど印象がないけど(特に前半は)、水野のプレースキックや突破は怖かったし、阿部は最終ラインから前線まで、2人分くらいの勢いで走り回ってて、キャプテンの名にふさわしい気迫。
でも、うちのキャプテン・ヤマの気迫もすごかった! 真夏は誰よりも走ってなかったのに(爆)、今日は誰よりも動き回ってプレスをかけ、機を見てシュートを打とうとしていた印象。ここのところ、レッズが試合に勝ち続けてるのは、守備陣の安定感もさることながら(でも、闘莉王と坪井の2人が抜けると厳しいなぁ)、ヤマの調子がいいからって理由が一番大きい気もする。
そういえば、ジェフゴール前で何とかボールを押し込もうとするシトンほかレッズ選手と、何とか阻止しようとするストヤノフほかジェフ選手が3-4人ずつくらいもつれ合った場面はびっくりした。ラグビーかと……。阿部がものすごい勢いでシトンの胸倉を掴んだ時は、「おいおい、何すんだ!」ともっとびっくりしたけど、あれは激昂するシトンを止めてたのか。その前に、シトンがストヤノフに何かして、さらにその前にストヤノフが……とかあったらしいけど、そこまで細かくは見てなかった。近くにいた人が「あれは止めないとダメだよ」と言ってたけど。
結局最後まで、追加点を取れなかったのはちょっと残念ではあった。まぁ、点を取られてもおかしくないような場面もあったし、ジェフに2年ぶりに勝った!(しかも無失点で!)というのはやっぱり嬉しい。11対11だったら危なかったんじゃないだろうか……って不安は置いとく。しかしジェフは、本当に少し前まで調子が悪かったんだろうか? やっぱり強いというか、監督が代わってもあんまり崩れてる感じがしなかったぞ。
そうそう、ネネ、おかえり! しなやかな動きで攻め上がってパスを出す姿、ほんとに久しぶりに観た。ジェフの誰かにスルーパスを入れられ、あっさり抜かれてピンチを迎えた時は「!!」と焦ったけど……(苦笑)。DFの層が薄い中(若手の奮起を期待したいよ)、ネネの復帰は本当に喜ばしい。


試合前、「主審、岡田正義」とアナウンスされた時は、スタンド全体から不穏なざわめきが起こり、「うわー、なんでよりにもよってこの試合に……」と青ざめた。で、ジェフサポは判定がレッズ寄りだったと不満を抱いてるんだろうし、確かに判定に助けられた部分はあったと思う。でも、ストヤノフが勝手にコケたのに、全く触ってもいないロビーがファウル取られたりとか、レッズにとっても「ハァ?」な判定は沢山あったので……。特にロビーは、どんどん苛立ちを募らせてるように見えてハラハラした。そして、「おい、それ、逆だろ?」的な判定に怒りの声を上げそうになるサポを、クルヴァの人が「シーッ!」のジェスチャーで抑える場面がたびたびあった。
試合終了後、ジェフの選手がジャスティスに詰め寄って抗議をしていた。ストヤノフはものすごい勢いで怒りながらピッチを出て行き、ベンチの辺りでまた激怒したりしてるので、「何だこの人? 怒りのあまり挨拶にも行かないの?」と思ってたら、試合終了後に2枚目のイエローを出されて退場になっていたとは……知らなかった。
とりあえず、ジャスティスにはもう来て欲しくない。さいなら。



●この日のジェフサポの応援

Aビジターエリアが広げられ、去年の5月に比べると、明らかに人数が増えていた。メインのアウェイ寄りにも、チラホラと黄色い人影が。

  • 最前列に張られたダンマクは、おなじみの「勝ち点貰って帰ります」、何故赤いのかいつも気になる「YUTO Furia SATO」、色使いがさわやかっぽい「ゴールをめざせ! 山岸智」、「巻」(「己」の部分が異様に小さい)、「孝太」(って誰?)、「岡本昌弘」など。馬鹿デカい「BRIGATE GRIDA-LE」ダンマクは最上段に張ってあった。
  • そういえば、例のみつを調ポエムダンマク(白ダンマクに「今ここにいることを誇りに思う」とか何とか縦書きで書いてあるやつ)見かけなかったなぁ。
  • 「6」とか「8」とか「18」とか、数字のゲーフラが目についた。
  • 今年のちばぎんカップで歌ってた「♪イビーチャオシーム ヘイヘイヘイ!」と同じメロディで「♪アマールオシーム ヘイヘイヘイ!」と歌っていた。
  • 「♪オーオオーオオーオーオー オイオイオオオイオオオオイ、ジェフ!」の「レッツゴージェフ」を何度も何度も歌っていたような。これ、ジェフのチャントでは個人的に一番好きなのだけど、葬送曲っぽくなるアカペラ部分はない方がいいと思う(←超余計なお世話。でも今日はアカペラで歌ってたかどうかは不明)。
  • 「アッコちゃん」もマフラーを振り回しながら歌っていた。「い・ち・は・ら!」は「ジェフ・ユ・ナイ・テッド!」、「市原〜 市原〜 市原〜」は「オーオオー オーオオー オーオオー」になったのだと今日初めて知った。
  • 以前はジェフってずーっと歌いっぱなし系な印象があったのだけど、今日はそうでもなかった。
  • 試合終了後は拍手と、「岡本!」コールで選手を迎えていた(気がする)。


(過去のジェフサポの応援に関するエントリ)

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪ストヤ〜ノフ ストヤ〜ノフ オーオーオオーオオオオー」

「オー」の部分はうろ覚え。ストヤノフがファウル取られてブチキレてる時だったかに歌ってて、続けて「スットッヤノ〜フストヤノフ!」コールをやっていた。5月のフクアリでもチラッと聞いた記憶があるのだけど、「哀愁のスラヴ」というか、凍てついたロシアの大地が思い浮かんでくるような、暗く哀しげなメロディだった。思わず「寂しい曲だねぇ」と言ったら、彼も「うん」と同意していた。

*1:それに私が南に行くと勝てないジンクスがあるし……なので、できるだけ南には行きたくなかったりする