2006J1リーグ第27節 浦和レッズ○2-1●アビスパ福岡@駒場スタジアム

 

あの日から1年。節も同じ。去年の11番のレプリカを着て駒場に向かった。
ただしチケットがなく、そのうえ浦和に着いたのが13時頃と遅かったので、今日はもしかしたらダメかも……と不安で心臓がバクバク。歩きながら、今日発売の天皇杯チケット取りの電話をかけていたのだけど、駒場開催の4回戦ですらあっさりと確保完了*1。リーグ戦やナビスコ予選の駒場もこれくらい楽に取れればいいのに、と複雑な気持ちに。
駒場に着いてボードを出したら、5分も経たないうちに、2人の親切な男性がAゴール裏席を1枚ずつ譲ってくださった。ああ、いつも本当にありがとうございます。心の底からホッとした&見知らぬ仲間のご厚意に感謝した。ほどなくして、仕事を終えた彼も東浦和経由で到着。
でも、やっぱり入場が遅かったせいか、定位置にしてる東の階段はぎっしり満員だった。最上段の通路の手すりにもマフラーが隙間なく結びつけられていて、うーむ困ったとしばらく東をウロウロ。結局、定位置で通路から1段下がったところを何とか確保したけど、ここだと2階席の床に遮られて、オーロラビジョンは見えない。さらにその後ろの通路にいた彼は、90分間腰を折り曲げながら声を出していたらしい(そうしないと西側のピッチが見えない)。勝手の判らなかった最初の2戦くらいは、こんな感じで観ていたっけ……と、ちょっとなつかしく思ったりもした。


ゴール真裏辺りの一部エリアで撒かれた紙吹雪とともにキックオフ。飛び跳ねるとピッチの半分が見えなくなる状態だったので、試合の細かいことは判らず。

  • 「グダグダ」「まったり」という意見が多いようだけど、個人的にはそれどころではなかった。駒場だと自分の声が全く聞こえないから、もっともっと声を出さなくちゃ!って感じになるので。
  • 前半はロングボールが多かったような気がする。
  • で、心配していた「様子見」「受け身」な立ち上がりではなく、レッズがペースを握っていたうえ、正直アビスパは下くぁwせdrftgyふじこlp;@だったので、先制点を取るのは時間の問題かな、と思った。
  • 前半の早い時間帯、長谷部の突破には萌えた。でも最近、何故シュートが宇宙に行ってしまうんだろうorz
  • アビスパに引かれて、スペースがなくて苦労してた印象。シトンは3-4人に囲まれてた気がする。
  • アレのFKから誰かがゴールを決めた! ちょうど飛び跳ねてる瞬間で、誰が決めたのかはさっぱり判らず……看板を飛び越える姿を見て「闘莉王だ!」と判った次第。
  • 後半開始早々、ヤマが左サイドをドリブルで突破してこちらに向かってきた。おおっ、この風景、4月にもここで観た気がするぞ。それと少し前の西京極でも。得点の匂いをプンプン感じてwktkしていたら、達也にパス→達也シュート→水谷に弾かれる→それをシトンがきっちり決めて2点目! 1点目と違って、この流れは一部始終がすごくよく見えた。胸をトントンしながらこちらに走ってくるシトンを、チャントで称えるゴール裏。
  • が、後半の半ば辺りからアビスパに押し込まれるように……ううーむ、毎度お馴染みの展開。去年対戦、その後降格した某チームと違って、アビスパは2点差がついても「心が折れた」感がなかった。倒しても倒しても向かってくるインベーダーみたいというか。
  • でも怖かったのは、前半、14番(古賀)にどフリーでシュートを打たれた時くらいだったりする。
  • 後半は特に、ホリのコールを多くやった記憶が。
  • あまりこういうことは書きたくないけど、最近、ウッチーが入ると怖(ry
  • 失点は「あれ、入れられちゃった……」って感じだった(薮田の得点らしいけど、いつの間に出てきてたんだ)。しかも後半ロスタイム直前のことだったらしくて、もうちょっと踏ん張ってれば、とがっかり。
  • 時間の経過がまるっきり判らなかったせいで、押し込まれてる→達也と交代で伸二登場→あれ? 試合終わっちゃった、って感覚。伸二、ボールに触ってたっけ?
  • まあやっぱり、決められる時に決めて欲しかったなと……。特に、達也には決めて欲しかった(惜しいシュートが何回かあって、幾度かコールしながら頭を抱えた印象がある)。あと、途中出場の永井には右サイドをぶっちぎって欲しかったなぁ。
  • 4月の駒場の方が楽しい試合だった。


で、試合前のアビスパスレに、今季レッズに負けたらしい何処かのチームのサポの、お節介な助言が貼ってあったのを読んだ*2

お前ら、きちんと徹底して守るんだぞ。
浦和は実際戦うと物凄く弱く感じる。結構ボールも持てるし点も取れそうな気がする。
そこで攻めに行ってしまうとドサクサにまぎれて2点くらいとられて後は両チームグダグダのまま試合終了。
試合後は負けた気がしない釈然としない気分。

これが下位チームが浦和と対戦するパターンだ。
騙されないで守るんだぞ。

何気に痛いとこを突かれてるな〜とか、「ドサクサに紛れて2点くらいとられ」てるのに「物凄く弱く感じる」のか〜とか、これを書いたあなたは大宮?広島?清水?京都?千葉?とか思ったりもしたけれど、今日のアビスパサポも「負けた気がしない釈然としない気分」だったんだろうか。実際、川勝さんには「今日の浦和だったら勝つチャンスは十分にあったと思う」って言われてるし。
でも、MDPで信藤さんの「試合内容はイマイチだけど、したたかな勝ち方って点ではレッズが一番」というような文章を読んで、大きくうなずいてしまった。
確かに、相手を圧倒するサッカー、楽しいサッカーはこの時期になっても観られないけれど、いいじゃん、したたか。相手が負けた気がしないのに負かしてるって、まるで、斬られた方は痛みをまるで感じないという剣の達人みたいでカッコいいじゃん。したたかマンセー! それに「したたか」って、「強か」って書くんですよ。したたかに優勝を狙っていきましょう。



●この日のアビスパサポの応援

駒場に着いた時、出島の外でオブリ(?)Tシャツを着たサポを結構見かけた。しゃがまないと出島が全く見えない位置にいたので、埋まり具合などは不明。

  • とにかく目立っていたのが、「残留」と大きく黒々と書かれた巨大ダンマク。これだけはしゃがまなくても見えたうえ、年季が入ってる感じがした。
  • あと、4月の駒場でも出していた「九 州 独 立」や、Oの字の中にシジクレイみたいな人物が描かれてる「ULTRAS」など、大きめのダンマクが多かった模様。
  • 基本コールは「アビスパ福岡!」だと思うけど、タイコがよくある「ドドンドドンドン」じゃなくて、「ドンドンドドドン」なんだな〜と思った。
  • 「ふっくっおか! ふっくっおか!」コールはやや性急な感じ。ピンチの時にするコール?
  • このコールに続けて、「♪俺たちはーふくおーかー 熱ーくー燃えーるー この気持ち 届くまで うーたい続ーけーる」と歌っていた。入れ替え戦でものすごく印象的だった、チャゲアスの『モーニングムーン』のメロディのチャント。その瞬間、応援を切ってたこっちのゴール裏では軽い反応あり(「チャゲアスの曲じゃん!」的な)。
  • さらに、軽いざわめきが起きるくらい反応があったのが、「オイッサー! オイッサー!」コール。私、この博多山笠をもとにしたコールは結構好きだなぁ。ほかのチームじゃやりようがないし、すごく個性的だと思うので。
  • 「布部!」コールをしてた。でも「ゲーリック!」と聞こえたコールは、どう考えても空耳だな……(ゲーリックなんて選手いないし)。
  • こちら同様、歌いっぱなし系応援ではないようで、ピッチ上のコーチングの声やボールの音が結構聞こえることが多かった。
  • 試合終了後は、罵倒ではなく称える感じで選手を迎えてたような……。


(過去のアビスパサポの応援に関するエントリ)

●頭ぐるぐるコール&チャント

「♪博多の男ならー 気持ちを見ーせろー 恐れることはなーいー さあ行ーこーうーぜー」

すごく有名なチャントらしいけど、初めて生で聞いた。歌詞は違ってるかも。

*1:去年もそうだったけど

*2:なんかさー、レッズとの対戦相手のスレって、かなっらず他サポが「おまえらの方が内容はよかった」だの「気持ちを感じたよ」だのと書きに来てるよね。で、「ありがと、励みになったよ!」とか馴れ合ったりしちゃってさ〜。なんかそこはかとなくムカつくわ〜←釣られてる?