永浜敬子『いなかもんの踏絵』
暇つぶしに買った、永浜敬子著『いなかもんの踏絵』。
1時間弱あれば読めてしまう本だけど、よくある「群馬県は“かかあ天下とからっ風”と言われ……」みたいな県民性分析本とは違い、固有名詞がガンガン出てくる辺りが面白くてハマった。
私の場合、生まれは東京都だし、転校を2回して、地元の学校に行ったのは小学校卒業までのたった2年間。なので、地元意識というのが希薄だったりする。職場も都内だしねー。でも、これまでの人生で一番長く住んでるのって千葉県だから、やっぱり「千葉人」なのかな〜私、と思って該当ページを見てみたら、あてはまったのは下記の通り。
一番笑ったのが「埼玉県=仮想敵国」。彼の実家が埼玉県で、よくお互いを「田舎者」呼ばわりしあってるので。ま、他府県の方からすれば、どっちもどっちなんだろうけど。
「祝・市船甲子園出場」は別に心躍らないけれど、あたりまえのように存在している風景って感じ。
ほか、「ちん像」や「マックスコーヒー」はよく知ってるし、両親は成田山に初詣に行ってるから、立派な千葉人と言えるのかも。
味噌ピーが給食に出てきた記憶はないなぁ。あと、帯にも使われてる「菜の花体操」は、高校から入学してきた千葉県在住の子に言われるまで存在を知らなかった。
個人的には、
- 「八街」「飯山満」の読み方*1が判る。
- 八柱霊園で肝試しをしたことがある。(それは私と友人だけか)
- 未だに船橋競馬場駅を「センター競馬場前」と言ってしまう。(これも私だけか)
- 「ららぽーと」は六本木ヒルズより全然面白いと思う。(これも私だけか……)
- 安くて美味しいイタリアンといえば「サイゼリヤ」だ。(昔の話だけど)
- 朝の京成の一部上り電車で、最後尾の車両に乗ってはいけない理由*2を知っている。
- 落花生は八街産以外は認めない。(←ちょっと誇張してみた)
辺りも加えて欲しいかも。