西新宿「東京麺通団」のひやかけ


「さか田」(id:RINRIN:20050225#p2)、「こびんちょ」(id:RINRIN:20041208)とともにお気に入りの讃岐うどん店。『恐るべき讃岐うどん』などでブームの火付け役となった麺通団が、本場ではポピュラーなセルフスタイル(店で麺を打ち、だし汁や薬味などは自分でかける)方式を取り入れて出店したそう。
はなまるうどん」に似てるじゃん!と言われそうだけど、似て非なるもの。そもそも、はなまるは麺を店では打っていない。それに、麺通団の麺は日によって、もしくは打ち手によって微妙に出来が違い、そこが「製麺所型セルフ」のウリでもあるんだそう。

ここで食べるのは、「あつかけ」「かまたま」「ひやかけ」のいずれか。先日、日本平帰りに久々に寄った時は、蒸し暑かったのでひやかけを食した。もっちりシコシコした麺に、あっさり塩味の冷たいいりこだしが絡んで、するするっと入ってしまう。
さらにその時は疲れていたせいか、さっぱり感が欲しくて、だし汁にレモンをギュッと絞ってみた。「エーッ!」と言われそうだけど、これがなかなかイケる。ひやかけのだしが割としょっぱめなせいか、レモンの酸味に負けないのだ。
テーブルのナプキン立てに貼ってある「おすすめの食べ方」には、勝谷誠彦氏が考案した「ひやかけに酢をたっぷり」というのが載っており、「ベトナムのフォーみたいな味わいで二日酔いの時にいい」と書かれていた。ひやかけ+レモンもまさにフォー・ガー(塩味の鶏スープで食べるベトナム麺)みたいな感じ。
レモンは1切れ50円で、レジのところで買える。水で締めた麺をもらって、熱いいりこだし(レバーを押して自分でかける仕組み)をかければ「ひやあつ」もできるだろうし、好きなようにアレンジして食べられるのが嬉しい。


ときどき新メニューも登場していて、先日はすじ肉の煮込み(?)をのせた「かすうどん」というのがあった。
うどんと一緒に食べるてんぷらの種類もすごく多い。私は揚げ物にはあまり執着心がないのだけど、お腹がぺこぺこの時は「子持ちししゃも天」も2本ほど取ったりする。衣に青海苔が入っていて美味しい。「半熟卵天」「竹の子天」なんて、ここでしか見たことないよ。
あと、全国から集めたという珍しい酒の肴もいろいろあるのだけど、以前美味しいと思った「ほたるいかの沖漬け」、ここ1年くらい全然見かけないよー。また出してください。


麺通団公式ウェブサイト
http://www.mentsu-dan.com/