『サルビア北欧日記』(50/100)
はてな年間100冊読書クラブ活動が折り返し地点に。去年12月のクラブ参加以降、読書に充てる時間が激増したとはいえ、5ヵ月ちょっとで50冊、思ったより読めたなぁ。
記念すべき?50冊目は、個人的にハズレがなく、持っていて嬉しくなる本が多いピエ・ブックスから。北欧好きでもあるので、この手の本には弱い。しかもビニールカバーがかかった表紙が素敵。
- 作者: セキユリヲ
- 出版社/メーカー: ピエ・ブックス
- 発売日: 2005/12/15
- メディア: 単行本
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「サルビア」を主宰するグラフィックデザイナー・セキユリヲさんが、デンマーク・スウェーデン・フィンランドを巡り、デザインにかかわる人々やものづくりの現場を訪ねる様子を綴った本。
ヤコブセンが手がけたホテルや小学校、オーレ・エクセル(スウェーデンのグラフィックデザイナー)のアトリエ、スウェーデンの湖水地方の自然をモチーフにしたテキスタイル工房、カウリスマキ監督がオーナーを務めるレトロなホテル、イッタラやマリメッコの工場などなど、普通の旅行者はなかなか行けないような面白いところを見に行ってるなぁ、という感じ。
デンマーク・スウェーデンとフィンランドとでは、街や人の雰囲気が明らかに違うんだそう(人種の系統が違うしね)。欲を言えば、北欧の中では情報量がすごく少ないノルウェーにも足を延ばして欲しかったかな〜なんて思ったり。
セキさんが日記を、同行のライターさんが現場レポートを担当していて、文章量は少なめ。なのですぐに読めちゃうけど、洗練されたデザインの建築物、キュートなパッケージ、やわらかい光に包まれた風景などの写真やコラージュがあちこちに挿入されていて、眺めてるだけでも楽しい。