『出禁上等!』(51/100)
2-3年前、知り合いがゲッツ板谷さんの本にハマったことがあって、私も次々と借りて読み、一時期ゲッツ漬けになった。その時以来久々。
- 作者: ゲッツ板谷
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2004/09/23
- メディア: 単行本
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ぜーんぜん興味のないイベントやスポットにしぶしぶ出向き、歯に衣着せぬ感想をビシビシと書き綴った本。
シンボちゃん(担当編集者)のセレクトが実に絶妙で、よくもこれだけ、ゲッツさんとミスマッチな突撃先を集めてきたなぁというか……「中谷彰宏の本9冊」「英会話カフェ」「宝塚歌劇」「相田みつを美術館」「熊川哲也のバレエ公演」「清掃ボランティア」「テディベア・フェスティバル」などなど、ゲッツさんがそれらにチャレンジしてるとこを想像するだけで、非常に失礼ながらプ……プワッハッハッハッハッ!*1となりそうな物件ばかり。企画勝ちって感じか。
身内ネタに妙な比喩など、ゲッツ節が炸裂する感想は実に直球ストレート。容赦ないツッコミを入れつつも、鋭い観察眼で何故「?」と思ったかがしっかりと書かれている。中谷彰宏に対するツッコミなんて、個人的にスカッときた。そして、予想外に面白かったり感動した物件に対しては、きちんと称えているのもいい。
天久聖一氏のシュールな漫画も面白い(何故んこ?と思いつつ、可愛い)。ゲッツさんの本って、西原理恵子氏の漫画やイラストの印象が強かったので意外な感じがしたけど、いい味を出してるな〜と思った。
*1:ゲッツ本に多出する特徴的な笑い方