2006J1リーグ第26節 浦和レッズ○2-0●ジェフ千葉@埼玉スタジアム

  ←南広場に停まってたタローズバス(越谷→埼スタ間運行予定)の運転手と乗客


体調が悪くて5:45に起きられず、スタジアムに着いたのはキックオフ30分前頃。ダメそうなら南かな〜と思ったけれど、今日はやっぱり全力で声を出して応援したい*1。当日抽選は無理だったものの、彼が先に並んで席を確保してくれていた。
「うう、お腹いた〜」とか思ってたものの、コールリーダーの「俺たちのホームで、同じ相手に負けられないよな!」の言葉で気合いが入り、「アレ浦和」が始まると、腹の痛みは何処かに吹っ飛んだ。
両チームの選手の気持ちをビシビシと感じる立ち上がり。序盤はレッズが押し込むものの、10分くらい経つとジェフに押され気味に。しかもジェフの選手が結構ガツガツと来てるな〜と思っていたら、シトンがPA内で後ろから結城に倒された。ゴルァ! 結城!! ほどなく、Aビジターから怒りの声があがり、一発レッドで退場になったことを知った。この時点で前半15分。あらまぁ……こんな早い時間にこんなことに……。
これで得たPKをシトンがきっちり決め、先制点! その後も何回かチャンスを作ってたけど、オフサイドだったり宇宙開発だったり、引いて構えるジェフDFに阻止されたりして実らず。というか、ゆっくりとパスを回したりして、即追加点!って感じもしなかったなぁ。うーん。


後半、クルプニコビッチに代わって啓太の従弟(水野)が入ってきた。やだなぁ……。そしてジェフに押し込まれ始めるレッズ。ちょっとちょっと、相手は10人なのに〜とジリジリしていたら、ヤマがアーリークロスを入れ、受けた闘莉王がヘッドで叩き込んで追加点!! すごい、すごいよ闘莉王!!! 怪我を押して強行出場した漢・闘莉王の得点に、発狂状態のゴール裏。よっこらせって感じで看板に上がり(笑)、サポに向かって喜びを表す闘莉王
ところがその数分後、闘莉王が下がってから不穏なムードに……。ジェフに何度も何度も攻め込まれて度々ピンチを迎え、シュートがバーに当たって垂直落下、ポストに当たって跳ね返った時は、もう心臓を素手でわし掴みされたような気分になった。1人少ないという感じがぜ〜んぜんしない辺りはさすがジェフ。巻はそれほど印象がないけど(特に前半は)、水野のプレースキックや突破は怖かったし、阿部は最終ラインから前線まで、2人分くらいの勢いで走り回ってて、キャプテンの名にふさわしい気迫。
でも、うちのキャプテン・ヤマの気迫もすごかった! 真夏は誰よりも走ってなかったのに(爆)、今日は誰よりも動き回ってプレスをかけ、機を見てシュートを打とうとしていた印象。ここのところ、レッズが試合に勝ち続けてるのは、守備陣の安定感もさることながら(でも、闘莉王と坪井の2人が抜けると厳しいなぁ)、ヤマの調子がいいからって理由が一番大きい気もする。
そういえば、ジェフゴール前で何とかボールを押し込もうとするシトンほかレッズ選手と、何とか阻止しようとするストヤノフほかジェフ選手が3-4人ずつくらいもつれ合った場面はびっくりした。ラグビーかと……。阿部がものすごい勢いでシトンの胸倉を掴んだ時は、「おいおい、何すんだ!」ともっとびっくりしたけど、あれは激昂するシトンを止めてたのか。その前に、シトンがストヤノフに何かして、さらにその前にストヤノフが……とかあったらしいけど、そこまで細かくは見てなかった。近くにいた人が「あれは止めないとダメだよ」と言ってたけど。
結局最後まで、追加点を取れなかったのはちょっと残念ではあった。まぁ、点を取られてもおかしくないような場面もあったし、ジェフに2年ぶりに勝った!(しかも無失点で!)というのはやっぱり嬉しい。11対11だったら危なかったんじゃないだろうか……って不安は置いとく。しかしジェフは、本当に少し前まで調子が悪かったんだろうか? やっぱり強いというか、監督が代わってもあんまり崩れてる感じがしなかったぞ。
そうそう、ネネ、おかえり! しなやかな動きで攻め上がってパスを出す姿、ほんとに久しぶりに観た。ジェフの誰かにスルーパスを入れられ、あっさり抜かれてピンチを迎えた時は「!!」と焦ったけど……(苦笑)。DFの層が薄い中(若手の奮起を期待したいよ)、ネネの復帰は本当に喜ばしい。


試合前、「主審、岡田正義」とアナウンスされた時は、スタンド全体から不穏なざわめきが起こり、「うわー、なんでよりにもよってこの試合に……」と青ざめた。で、ジェフサポは判定がレッズ寄りだったと不満を抱いてるんだろうし、確かに判定に助けられた部分はあったと思う。でも、ストヤノフが勝手にコケたのに、全く触ってもいないロビーがファウル取られたりとか、レッズにとっても「ハァ?」な判定は沢山あったので……。特にロビーは、どんどん苛立ちを募らせてるように見えてハラハラした。そして、「おい、それ、逆だろ?」的な判定に怒りの声を上げそうになるサポを、クルヴァの人が「シーッ!」のジェスチャーで抑える場面がたびたびあった。
試合終了後、ジェフの選手がジャスティスに詰め寄って抗議をしていた。ストヤノフはものすごい勢いで怒りながらピッチを出て行き、ベンチの辺りでまた激怒したりしてるので、「何だこの人? 怒りのあまり挨拶にも行かないの?」と思ってたら、試合終了後に2枚目のイエローを出されて退場になっていたとは……知らなかった。
とりあえず、ジャスティスにはもう来て欲しくない。さいなら。

*1:それに私が南に行くと勝てないジンクスがあるし……なので、できるだけ南には行きたくなかったりする

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犬は吠えるがレッズは進む(希望)の第26節

ガーナ戦は最後の15分くらいしか観られなかったので、「長谷部=ゴールハンターか」「播戸は"浪速乃昇り竜"なんだ」ってことくらいしか……。時間のある時に相馬先生の試合レポを読もうと思う。しかし、以下の記事はウザー

浦和は千葉戦へ代表「本流」を主張

オシム流を肌で感じた経験を、浦和の代表メンバーが7日に行われる苦手千葉戦で生かす。W杯後、新体制の代表に最大勢力となる7人を送り込んできた。浦和に次ぎ代表選手を輩出している千葉勢とも、1つ屋根の下で過ごす時間が増加。オシム監督に植え付けられたスタイルを観察することができた。MF鈴木は「一緒にやって連動した動きとか分かる部分があった。逆に千葉との試合に生きると思う」と代表で得た経験を還元するつもりだ。(中略)
今回代表組は両軍ともに6人の先発が予想され、さながら「オシムジャパン紅白戦」の様相。MF長谷部が「代表では(千葉勢と)試合についてほとんど話していない。意識していると思う」と話すように、全面対決は必至だ。


http://www.nikkansports.com/soccer/p-sc-tp0-20061006-99937.html

啓太の言葉には「頼むよ!」と思うけれど、タイトルもさることながら「オシムジャパン紅白戦」って何だよ。大事な大事な一戦を「代表の紅白戦」扱いかよ。まあこれはレッズサポだけでなく、ジェフサポも同じ心情だろうとは思うけど。


去年以降、すっかり苦手なチームになってしまったジェフ。対戦相手との過去の勝ち試合のチケ半券をホルダーに入れていくゲンかつぎをやってる私だけど、ジェフとの試合で入れていけるのは一昨年のチケばかり。特に、2ndの4-0での圧勝@国立の半券を見る度、あんな風な試合をもう一度!と願っているのに、その後は負けに等しい引き分けか、腸が煮えくり返るor夢を打ち砕かれるような敗戦続き。
特に5月のフクアリ後は、帰宅するとNHKの中継を観ていた父親が「いやー、ジェフは本当によく走るチームだねー、すごいなぁ」と、レッズサポである娘の心情を全く慮らず、ジェフへの賞賛の言葉を連発。サッカーに明るくない父親は、全員がよく走り、ひとつの生き物みたいな連動性を見せるジェフのプレーによほど衝撃を受けたようで、その後もことあるごとに「あの時のジェフの運動量には驚いたよ」「巻はいい選手だなぁ」と言われ続け*1、「あ、あの時はレッズが全然ダメだったし……」と弱々しく返したりしつつも、心底悔しく不愉快な思いをしてきたのだった。まぁ全くもって父親の言う通りではあるのだけど、よりにもよってレッズとの試合でそのことを実感するなんて……! あー悔しい。父親に「ジェフを負かすなんてレッズはさすがだなぁ」と言わせたい。オシム息子に「レッズとの試合は初めからこうなることが判っていた」(←04年国立での試合後のオシム父コメント)と言わせたい。


まあ父親息子云々は置いといて、今年は負けなしのホーム・埼スタ。シトンや闘莉王は出るのかどうかよく判らないけれど、そんなことは関係ない。絶対に絶対に勝ちましょう。選手に力を与えられるような後押しをしましょう。


とか書きつつ、「誰が出るかは関係ない」と言ってられないファンタジーサッカー第26節。後期に入ってからは1試合を除いて94fp以上、この2試合は100fpを超えてるのだけど、これまでに比べるとあまりにも順調すぎて、いつか大映ドラマみたいにしっぺ返しを喰らうのではないかと思うと怖い。我が軍はレッズへの依存が大きく、レッズの勝敗に伴って成績が大変動するので、その点からも絶対に明日は勝って欲しい。
ファンサカ愛好者は、レッズがジェフに勝てていないってことを知ってて、レッズの選手の起用率が思いっきり下がってるのもムカつく(←そういうゲームです)。
システムは3-5-2で、

  • GK 山岸 範宏 浦和 6770万
  • DF 田中マルクス闘莉王 浦和 2億2060万
  • DF 青山 直晃 清水 6360万
  • DF ネネ 浦和 1250万
  • MF 遠藤 保仁 G大阪 1億3970万(cap)
  • MF 堀之内 聖 浦和 1億3420万
  • MF 長谷部 誠 浦和 7490万
  • MF 枝村 匠馬 清水 6370万
  • MF ポンテ 浦和 6500万
  • FW 田中 達也 浦和 4310万
  • FW ヨンセン 名古屋 6220万
  • ベンチ入り選手
  • FW 永井 雄一郎 浦和 3030万
  • 何故、レッズの選手の出場メンバーが読めない時に限って金曜編成締切なんだ(泣)。
  • 闘莉王の出場は50/50と言われてるけど、出るんじゃないかというのが私の予想(無理せず休んで欲しいけど)。ただ用心のため、キャプテンを遠藤にしてみた。
  • 坪井の代わりはネネじゃないかなぁ。ネネ、よろしくね!
  • シトンは全体練習に合流してるそうだけど、迷った末入れず。闘莉王よりは出る確率が高いのかもしれないけど……攻撃陣の方が「代わりはいる」状態なので。
  • レッズ以外の選手が青山・枝村(エスパルス)、遠藤(ガンバ)、ヨンセングランパス)って……我ながら面白みのない編成かな〜とは思う。固定メンバーが増えてきたので、正直、あんまり変えようがないんだよね。

*1:単に感心してるだけで、私やレッズへの嫌味で言ってた訳ではないけど

いけずなのはさいたまのチームだった第25節結果

ファンタジーサッカー第25節、結果は105fpだった。2試合連続100fp超えなんて初めて! しかも今季3番目にいい成績で、資金は10億を超えた。嬉しいよ〜。
これもレッズが大勝してくれたおかげだけど、特に、長谷部のボーナス8fpには驚いた。それと、シトン不出場を教えてくださったaikさん、改めてありがとうございました(シトンを入れてて0fpだったら、ギリギリ100行かなかったので)。

  • GK 山岸 範宏 浦和 → 7fp
  • DF 根本 裕一 大分 ↓ 3fp
  • DF 田中マルクス闘莉王 浦和 ↑ 14*2=28fp(cap)
  • DF 青山 直晃 清水 ↑ 9fp
  • MF 遠藤 保仁 G大阪 ↓ 7fp
  • MF 山瀬 功治 横浜FM ↓ 3fp
  • MF 堀之内 聖 浦和 → 8fp
  • MF 長谷部 誠 浦和 → 13fp
  • MF ポンテ 浦和 ↑ 11fp
  • FW 播戸 竜二 G大阪 → 6fp
  • FW 田中 達也 浦和 ↑ 10fp
  • 暫定75fp+ボーナス30fp=計105fp(リーグ共通平均62.0fp/研究室平均86.81fp)
  • チーム時価総額:10億640万(+2960万)
  • イースタンリーグ順位:↑(151位up)

西木屋町通「喫茶ソワレ」のゼリーポンチ、ミックスジュース

京都絡みのエントリはいい加減おしまいにしようと思いつつ、最後にひとつ。


試合翌日の3日目、午前中に1時間ちょっとほど別行動を取ることになった。私は河原町駅近くにある、昭和23年創業のレトロな喫茶店「ソワレ」へ。


人の多い日曜の河原町、しかも並びには風俗店があったりするのに、青いランプの灯る店内は全くの別世界。BGMのない静かな店内でのんびりしていると、海の底にでもいるような気分になる。柱には葡萄のレリーフや細かい細工が施されていて、壁には東郷青児の女性画が。葡萄の形のランプや、ステンドグラスの装飾も素敵。小さなテーブルのガラスの下にはレースのクロスが敷かれ、席が狭い辺りも、昔の喫茶店って感じがする。


オーダーしたのは、人気のゼリーポンチ。透明なソーダ水の泡の向こうに、赤紫や青、黄色、緑、水色の5色のゼリーがゆらめく、とても美しいデザート(写真はイマイチだけど)。「ポンチ」って響きも何だか懐かしいなぁ……ソーダ水はほんのりと甘く、ゼリーそのものは色と感触を楽しむだけで、そんなに味はしないかも。


それと、関西ってことでミックスジュースも。ここのミックスジュースは、バナナの味を強く感じた。写真では潰れちゃってるけど、ミックスジュースのグラス、おひやのタンブラーともに、東郷青児のイラストが描かれたオリジナル品。このグラス類はお土産として販売していて、私と同じように1人で来てた女の子が買っていた。重いので諦めたけど、ちょっと欲しかったなぁ。


女の子だけじゃなく、近所のおじさんも新聞を読みながらくつろいだりしていて、地元の人に愛されている喫茶店という感じ。コースターも、季節ごとに変わるというショップカードも素敵だった(コレクションしてる人、いるのでは?)。京都に行った時に立ち寄りたいお店がまたひとつ増えたかも。
「ソワレ」以外にも、四条通を挟んだちょうど反対側辺りにある「フランソア」*1や、京大生御用達の「進々堂」など、京都には昭和初期〜戦後すぐ頃創業のレトロな喫茶店がいくつも残ってるみたいで、すごく気になる。

*1:開店前だった「ソワレ」の代わりに、こちらに足を運ばれたレッズサポ女子あり。私は「村上重」にお漬物を買いに行く時お店の前を通っただけ。いいな〜

先斗町「茶香房 長竹」の抹茶茶漬、茶葉入りチーズケーキetc.

「京はやしや」とともに必ずお茶を飲みに行くのが、先斗町通の三条寄りにある「茶香房 長竹」。お茶好きには有名なお店だと思う。敷居の高そうな外観だけど、女子1人でも入りやすいのが嬉しい。

今回行ったのは1日目の夜。夜ごはんを食べようってことになったのだけど、京都で私の知ってるお店は、「京はやしや」と「イノダコーヒ」とここだけなので、迷わず案内することに(というか、一緒に来てみたいと長年思っていた)。今までお昼やお茶時にしか行ったことがなくて、夜は初めて。10人入れば満席になっちゃう小さなお店ゆえ、金曜の夜は座れないんじゃないかと覚悟して行ったら……ラッキーなことに、思いっきり空いていた。


私のお気に入りは抹茶茶漬。ご主人がサッと点ててくれたお薄(あんまり泡は立ててない)をごはんにかけて、お漬物(白菜、きゅうり、芽生姜の梅酢漬け)とともにポリポリ、サラサラと。ほろ苦い抹茶とごはんの組み合わせは意外なベストマッチで、身体の中がすっきりするような味わい。初めて食した時は、こんな風な食べ方もあるんだ!と驚いた。
そして今回は一品料理、いわゆるおばんざいもあれこれ食べてみた。万願寺とうがらしとおじゃこのたいたん、東寺湯葉のたいたん、ひろうす(=がんもどき)のたいたん、カウンターの大皿で美味しそうに炊けてた茄子のたいたん、など「たいたん」系ばかり(炊いたん=要するに煮物)。
薄味でほんのりと甘みを加えて炊かれたひろうす、きくらげや銀杏や百合根が包まれた東寺湯葉、ほろほろとやわらかい茄子、どれもすごく美味しかったのだけど、特に気に入ったのは万願寺ししとう。ピーマン・ししとう系があんまり好きじゃない私なのに、おじゃこと炊いてあるのは、青くささや苦みが一切なく、むしろ甘い。あまりにも気に入ったので「おかわり」してしまった。普通はあんまりおかわりとかする人、いないんだろうなぁ……。下の写真に、抹茶茶漬と一緒に写ってるのが万願寺ししとう
彼が頼んでいた茶飯もちょっともらったけど、これまた美味だった。あんなに香ばしくてお茶の香りがしっかりとする茶飯、初めて。


食後、これまたお気に入りの、茶葉入りヨーグルトチーズケーキを。ヨーグルトのさわやかな酸味とともに、お茶の味がかすかに広がる。使っているのは煎茶だそう。
そしてここはお茶処。日本茶やお抹茶は勿論、中国茶青茶、緑茶、黒茶など色々種類があって、ちゃんとした淹れ方で飲ませてくれる。中国茶は久々だったので、凍頂烏龍(青茶)を。おままごとみたいに可愛い茶壷にあふれるほどお湯を差し、しばし待って茶海(ピッチャーみたいなもの)に移し、まず聞香杯に注いでから茶杯に移す。これを何煎も繰り返す。しばらくお茶から離れていたので、この作法もすっかり忘れてしまっていた(汗)。
聞香杯は、香りがこもりやすいよう細長い形をしている。これを鼻に近づけて香りを楽しんでから、茶杯でお茶をいただくのだ。凍頂烏龍の花を思わせる甘くすがすがしい香りに、ああやっぱりきちんと中国茶を淹れて飲むのはいいなぁ、としみじみ。ここ数年、そういう心の余裕がなかった。


店内には芸妓さんや舞妓さんの名入りうちわが沢山飾られていて、「○千代ちゃん、今日で最後なんやて」などという会話に密かに耳をそばだてながらまったり。ここは抹茶あんまん(餡が綺麗な緑色!)も美味しいんだけど、そこまで食べるお腹の余裕はなかったのが残念。
何処のチームか知らないけれど、遠征がてらここに立ち寄ったサポーターもいたのだとか。

三条「京はやしや」の抹茶わらびもち、紅茶氷

2泊3日の京都で食べたり飲んだりしたものの一部について。


私にとって、京都といえば「お茶を飲むところ」。で、三条大橋近くの「京はやしや」には必ず足を運ぶ。日本茶に紅茶に中国茶、お茶を使ったお菓子やお料理を味わえるお店。今回は、1日目に「一澤信三郎帆布」でバッグを買った後に行った。
数年前に青山にも支店ができたけれど、東京向けにメニューを絞っておしゃれ度をアップさせてる感じの青山店よりも、こちらの方がメニューが豊富で素朴。……と思ってたんだけど、2年ぶりに行ったらメニューがちょっと減っちゃってたみたい。ついでに、青山店は白を基調としたスタイリッシュな内装だけど、三条店は全く飾り気がなく、「喫茶室」って感じ。


オーダーしたのは抹茶わらびもちで、半分ずつシェアした。濃い抹茶風味のわらびもちは、ほんのり甘くかすかにほろ苦く、口に入れるとふるふるしながらもスッと口腔内に張り付いてきそうな感触で、不思議な快感。抹茶ときなこを混ぜたもの(?)がかかっていて、これは本当に美味しかったなぁ。お持ち帰り用もあったので、お土産に買いたかった。


この日の京都は夏さながらの暑さで、「かき氷食べたい!」と思った。なので、これまで季節外れで食べる機会がなかった紅茶氷もオーダー。欲張って、ミルク(練乳)と白玉もトッピング。ほかに抹茶氷やお薄氷なんかもある。
運ばれてきた紅茶氷withミルク&白玉を見て、思わず絶句。でかい、でかすぎる。まるで小山みたいな大きさで、想像してたのの2倍以上のサイズ。
紅茶シロップにはアッサムを使ってるそうで、紅茶飴を思わせる味。細かく挽いた茶葉が氷の上にかかっている。でもミルクをかけてもらっちゃったので、スピードワゴン井戸田ばりに「あまーーーい!」と叫びたくなるような強烈な甘さに……。口直しに白玉を食べたり、ミルクが到達してない中の方を攻めてみたりしたけれど、食べ進むうちにだんだん寒くなり、ガタガタ震えながらスプーンを動かす羽目に。で、完食できず。ごめんなさい。


この数時間後、南禅寺のそばの某有名店で湯豆腐セットを食べたのだけど、こちらも完食できなかった、というかあんまり美味しくいただけなかったのは、紅茶氷のパンチが強すぎたからかも。デザートというより、1食として考えた方がいい感じ。
そして、「京都に行ったら抹茶ソフト食べたい。いっぱいあるよね?」と言っていた彼は、「雪山」なるデザートを注文していた。底に沈んだ抹茶シロップ+練乳氷+あんこ+抹茶ソフト、という強力な組み合わせで、男子でこういうものを食べる人って少なさそう。私の紅茶氷よりはサイズが小さかったけれど、相当食べでがあった模様。抹茶シロップと書いたけれど、あんまり甘くはないらしい。

緑と水べりと物欲の京都

今回の遠征は、日帰り可能なスケジュールだったけど2泊してきた。1日目は京都の街(主に洛東エリア〜河原町周辺)巡り。それぞれが行きたいところのすり合わせをしたんだけど、結果的には私が彼を引きずり回した私好みのスポットを中心に回った感じ。


金曜、2時間くらいしか寝てない状態で、6:36東京発のひかりに乗って京都へ。試合前日の早朝なのに、駅のホームにはレッズサポの姿がちらほらと……!(驚) 私服でも、身に着けている小物でそれと判るんだよね。ミニマフラーだったりリストバンドだったり、お尻のポケットから覗くケータイストラップだったり。何だか嬉しくなって、私も早速達也シリコンバンドをはめて、「さりげないうぃあー感」を主張w
京都に着いてすぐ、「京都サイクリングツアープロジェクト」のサイクルターミナルでレンタサイクルを借りた。ママチャリに近いものからマウンテンバイクまで何種類か自転車があって、19:00までで料金は1000円〜。私が乗ったのはスタンダードタイプのもの。


この日の京都は、カラリと晴れて自転車日和。鴨川沿いの川端通を疾走してホテルのクロークに荷物を預け、まず向かったのが帆布バッグで有名な「一澤信三郎帆布」
今年の春、お家騒動で「一澤帆布」を追い出されてしまった前社長と、彼を慕ってついていった職人さんたちが新たに立ち上げたお店。休日には入場制限をするほど人気があるそうで、西京極では、私以外にもここのバッグを持ってるサポを見かけた。
買えるのは1人2個まで。迷いに迷った末、カーキ色のシンプルなトートと、スタジアムで待機列や席を離れる時に使うための差し込み錠付きショルダーバッグ(大)の黒を購入。ショルダーバッグは翌日の試合に持って行ったけど、サイズが私にはちょうどよくて大正解! ただ、早速灰を落っことして汚してしまったのが(涙)。



三条大橋のところで鴨川べりに下りてみた。9月下旬なのに夏のような暑さだったせいか、川の中央でじっと仁王立ちしてる白い鳥や、何度もしつこく水浴びをしてるカラスがいて笑えた。夜は夜で、カップルがほんとに等間隔で並んでて、これまた笑えた。



一休みした後、翡翠色の疎水とその畔に立つ美術館との景観を楽しみつつ自転車を走らせ、南禅寺へ。外国人の男性が、山門の下で目を閉じて座禅を組んでいた。木立の奥に佇むレンガ造りの水路閣は趣たっぷり。ローマ帝国の水道橋っぽい。


水路閣を流れる琵琶湖疎水。造られたのは明治時代だけど、今でも普通に水が流れてるとは知らなかった。河童の抜け殻とか落っこちてないかな〜(from『家守綺譚』)とか思ったりした。
  



某有名店で湯豆腐をいただいた*1後、念願の哲学の道へ。舗装された道と細かい砂利道が混在してて、自転車で通るとザリザリとすごい音(苦笑)。思索中(?)の人々の邪魔をしてしまったような気がする……。



「せっかくだし行こうよ」と言われ、銀閣寺に寄ってみた。上から銀閣寺を眺められることを初めて知り、ン年前に修学旅行で来た時は、ほんとにお寺の周りだけをサクッと見て去ってたんだな〜と実感。西方寺をお手本に作られたという苔の庭や斜面が見事だった。高校時代はこういうものに全く興味を持てなかったので、私も歳を取ったのかも(哀)。


標本みたいに展示されてる銀閣寺の苔見本。「ちょっと邪魔な苔」と「とても邪魔な苔」って……。「大切な苔」たち(写真左)が美しい形をしてるのに対して、邪魔扱いされてる苔たちは一様にのっぺりしてて、そこら辺に転がってる石にくっついてそうな感じ。たぶん繁殖力がすごく強くて、綺麗な形の苔をダメにしてしまうんだろうな。
  


しかしこうして改めて見ると、何だかお ん な じ よ う な 写 真 ば っ か り(苦笑)。まあこういう水べりの景観が好きなのに加えて、2人とも寺社仏閣にはあんまり興味がないからなぁ。水の流れと美しい緑を眺めて、翌日の試合に備えて心を清めましたってことで。特に今回は、行きたいのにこれまで行けずにいた疎水べりを堪能できたのは嬉しかった。


さらに、北白川疎水の脇を走って一乗寺まで足を伸ばし、有名なアート系寄りブックストア「恵文社一乗寺店」へ。
広々とした店内に並んでる本の傾向はかなり好み。『ラブレーの子供たち』(id:RINRIN:20060509#p1)を平積みで置いてある書店なんて初めて見たよ! しおりやスタンプといった細かい雑貨や、「生活館」にある食器やキッチンツールなどもいちいち素敵で、物欲を刺激されまくって困った。みつばちトートとのコラボトートが欲しかったんだけど、売り切れっぽかったのは残念(バッグを買うために京都に行ったんかい>自分)。



一乗寺から京都駅方面に向けて帰る途中、曲がる方向を間違えて一乗寺付近に戻ってしまい(ご、ごめん……)、この時点で18:00を過ぎていたので焦った。とっぷりと暮れた鴨川沿いを自転車で爆走。結構暗いのに自転車の通行量は多くて、前を走ってた人がいきなり土の山に乗り上げちゃってたのにはびっくりした。


でもわがままを言って、もう1箇所だけ寄り道。姉小路通にある、俵屋旅館のオリジナルグッズのお店「ギャラリー遊形」で、「Savon de Tawaraya(サヴォン・ド・タワラヤ)」を購入。
ベルガモットやローズ、サンダルウッド(白檀)、ジャスミン、パチュリなどの天然香料がふんだんに使われた香り高い石けんで、俵屋の当主が花王に発注して作らせたというもの。ややオリエンタル系&女っぽい芳香で、固形の状態では私の香りの好みとはちょっとズレているものの、残り香がとってもいいのだ。以前買ったら家族にもなかなか好評だったので、今回もこれだけは買って帰りたかった。
バラでは買えず、6個入りか12個入りしかないのだけど、「女友達や同僚の女の子たちに、ちょっとした京都土産を配りたいな」って人に強力におすすめしたい一品(分けられるからね)。


京都駅前でレンタサイクルを返却できたのは19:00ちょい過ぎ。「ギャラリー遊形」に寄った5分間を除くと、一乗寺〜京都駅までツール・ド・フランス並みに飛ばして約45分かかるってことが判った。
一澤信三郎帆布」と「よーじや」の紙袋をくくりつけた自転車って、「私たちは観光客でーす!」と声高に主張してるようなもんだな〜(苦笑)とか、1両で可愛らしい叡山電鉄一乗寺の踏切で出会って、チンチン電車好きのツボを刺激されまくり)に乗ってみたかったな〜とか、哲学の道は歩いた方がいいな〜とか、若干の不満や小回りがきかない部分はあった。でもやっぱり、レンタサイクルだと行きたいところにパッと行けて便利便利。次に京都に行く機会があったら、また自転車を借りるつもり。
朝から夜まで自転車を漕いでた割に、予想ほど脚は疲れなかった。……と思っていたのだけど、翌日の試合でチャントを歌いながら飛び跳ね始めた途端、ふくらはぎと太ももにどよ〜んとしただるさが……。ああ、やっぱり影響はあったかorz



1日目・2日目とも、夜は鴨川から1本西に入った先斗町(ぽんとちょう)、木屋町、花見小路、蛸薬師通などをブラブラ。9月いっぱいで終了の川床を売りにしてるお店が多くて、「床」と一文字書かれた提灯をあちこちで見かけた(暗かったので上手く写真撮れず)。
先斗町は数年前に初めて来た時に比べると、何だか「京の小路」または「ぬけろうじ」って名前のテーマパーク化が進んだような印象。↓はお気に入りのお店(別エントリで)の入口。



で、冒頭に書いた東京駅に始まって、3日間とも、何処の観光スポットに行ってもレッズサポに遭遇した。特に2日目は試合だったので、レプリカ姿で堂々と京の街を練り歩くうぃあー多数。京都の人に「あのユニフォーム何?」「今日、5人くらい見かけたけど……」(5人どころじゃないよ〜)などとヒソヒソされてきたw
ほかにも行ったところや買ったものはあるけれど割愛。

*1:高校時代に食べた時は感激したんだけど……うーむ。「男前豆腐」を使って自分で作った方が(ry