Vodafone CUP 2005 浦和レッズ●0-2○マンチェスター・ユナイテッド@埼玉スタジアム


スタジアム内でスタメン発表が行われている最中、北門で、今日のチケットを譲ってくださった方とお会いした(他にもその手の待ち合わせがチラホラと)。レッズサポではないみたいだったけど、とても感じがよく、優しそうな男性だった。どうもありがとうございました。
Vodafone CUP 2005のビニールバッグを入口で受け取った後、彼、彼の弟さんと3人でC8ゲートまで猛ダッシュし、キックオフギリギリに席に着く。バックロアーアウェイ寄りの真ん中辺りで、バルサ戦よりかなり前の方。今日はまったりと観戦することにする。


ピッチに登場した選手を見て、ん? 今日の対戦相手は瓦斯だったっけ……?と一瞬思ってしまった。どーせ今日もレッズは白い2ndユニなんだろ、とやさぐれていたので意外。もしかしてマンU、こちらに敬意を払ってくれたんだろうか。
前半は互角というより膠着状態。蒸し暑さのせいか全体的にグダグダしていて、もし90分強この調子だったら困るな〜と思った。カニ、もっと頑張れ。*1
マンUは当たりに強いんだなーということを実感した。アルパイが11人いるみたいというか。彼兄弟曰く「プレミアって、結構削り合いとか多いんだよね。あと、攻撃は縦に速い」そうだけど、ふむふむなるほどと思う。あの啓太が何度も吹っ飛ばされてたし。
それと、これはバルサもそうだったけど、攻守の切り替えが速いなーと感じた。シュートを外したレッズの選手が「あー(ガックリ)」とかやってる間に、もうマンUの選手は陣形を整えていたりする。基本的な技術もさることながら、この辺が世界との差なのかな、と思ったり。
判定にキレたルーニー、前半終了後、主審にガンを飛ばしながらブツブツ言ってる姿がビジョンに大写しになっていて、周りの人たちが「あ、怒ってる怒ってるw」と言っていた。でも、謎の判定が多かった……と思ったら、そうか、ジョージだったのか。


後半にポンテ&トミーが揃って登場、「キタ━━━━━━━━━━━━!!! 」とテンション上がる。マンUクリスティアーノ・ロナウドが投入され、いきなり試合が動き出した感じ。で、ルーニーに2発やられてしまったorz
ポンテのキープ力は素晴らしく、「おお」と目を奪われるシーン多数。FKは惜しかった! トミーはよく動いてたとは思うけど、本領発揮はこれからか。2人とも浦和に来てくれて本当にありがとう。
今日一番印象に残ったのは、フル出場を果たした細貝。積極的な動きで、私の幻覚でなければ、C・ロナウドを2回ほど止めていた。それと、マンUを相手にしても全く臆することのないセルヒオ。試合後コメントも「僕は常にポンテの動きを見ています」など堂々たるもので、将来が楽しみすぎる。
山田、右SBですごいやる気を感じたのに2回倒され、負傷退場(涙)。大丈夫だろうか。山岸は試合勘がやや鈍ってたのかな? でも、2点目の見事なループシュートは、ちょっと止めるのは無理だろう。
C・ロナウド、速っ! 目の前を力強いドリブルでズドドドド、と駆け抜けて行く姿に度肝を抜かれた。
実は、フォーメーションが最後までよく判らなかった。前半は永井とカニの2トップ、山田、平川をSBに据えた4バックというのは判ったんだけど、中盤の構成が「??」で。彼は4-4-2(最近マリノスがやってるタイプの)じゃないかと言ってたけど、RPで誰かのコメントを読んだら、3ボランチだったとのこと。そうだったのかー! 啓太・酒井・細貝の3ボランチなんて初めて見たしなぁ。自分の観戦眼の未熟さをひしひしと感じる。
試合としては、バルサ戦より今日の方が面白かったかも。HSVバルサマンUとの対戦で学んだことを、来週からのナビスコカップやリーグ戦に生かせるといいな。
でも、せめて1点取って欲しかった……


MVPはルーニーで、ワイン?シャンパン?をもらっていた。そしてレッズの選手たちが引っ込んだ後も、マンUのサブ組・ベンチ外の選手たちはピッチで身体を動かしていて、リオ・ファーディナンドパク・チソンの姿が。そして、スタメン組はベンチの前辺りで、「練習終了後」みたいなノリでゴロンと寝っ転がっていたw あなたがたにとって、埼スタは練習場だったのですね(ちょっと涙)
そうそう、親善試合ではゴール裏は普段ほどテンションを上げないせいか、場内は割と静かで、コーチングの声などがよく聞こえた。「Gary Neville,○△■×%!」とか、「ヤマ!ヤマ!」とか。それと、遠くから眺めるマフラー回しはすごく綺麗だった。


●この日のマンUファンの応援(??)

ほぼ全員が着席している南ゴール裏(しかも緩衝帯なし)というものを初めて見た。普段、バック寄りは着席派レッズサポ用エリアになってるけど、相手チームのサポは比較的皆立っていて、「インテリスタ」や「バルセロニスタ」ですら立ってたのに……すご〜く奇妙な光景だった。

  • 今日出場しなかったパク・チソンのダンマクが多かった。「朴智星」が2〜3枚、あとハングル文字のものも。ほか、オレンジ色の地のダンマクも数枚あって、これまで観た海外チームとの親善試合では一番ダンマクの数が多かった気がする。
  • インテルバルサと違って、ゴール裏に陣取るファングループみたいなのは確認できず。
  • でも、なんか本場のものと思われるチャントがやたら聞こえるなぁ……と思ったら、メインアッパー、501と502の中間辺りに熱いサポ発見。3列くらいで固まって座っていて(一部立ち上がってた(笑))、20人弱くらいでさまざまなチャントを熱唱。しかも少人数なのに声がすごくよく聞こえる! 見習わねば。
  • ちなみにその付近には、アッパーなのにダンマクがいくつか張られていた。赤・白・黒の3色のものなど、レッズのダンマクと言われてもおかしくないようなデザイン(「UNITED」とか書いてあったが)。
  • 手すりに「RIO F××K OFF」という手書き白ダンマク(やたら細字)まで出されていた。が、こちらは撤去されていた。
  • メインアッパーの熱いサポもそうだったけど、これまでの親善試合に比べると、外国人の観客が多かったように思う。
  • 南ゴール裏上段のバック寄りの方で、何度も何度もウェーブをやってる人たちがいた。まぁ勝手にどうぞって感じではあるのだけど、山田が傷んで倒れてる時にまでやってたのを見て、氏(ry 空気読めっつの。
  • 「応援」とはちょっと違うけど、今日は諸事情で行きも帰りも北越谷経由だったせいか、いわゆる海外厨*2じみた人に遭遇しなくてホッ。でも、北ゴール裏に紛れ込んでた人もやっぱりいたんだ……

*1:試合後のコメントを読むと、充分に自覚しているようなので期待し続けます

*2:個人的な定義は、スタジアムでろくに試合を見ないくせに、海外サッカーと比較してJリーグを馬鹿にする人、トンチンカンなことを言う人など